電通が2月20日、2007年の日本の総広告費を発表したのですが、
2006年は5兆9954億円だったのが、2007年は突然7兆191億円と、
1兆237億円も増えてしまいました。
その理由として、電通は今回から無料雑誌向けの広告費を新たに
追加したり、インターネット広告の制作費を追加したりするなど
対象を拡大したからといっています。
電通の売り上げですが、2006年4月~2007年3月の売り上げは、
2兆939億円で、2007年の従来ベースの総広告費は6兆101億円と
いうことなので、従来ベースで電通のシェアを計算すると34.8%
になってしまいます。
しかし、今回の拡大した総広告費で電通のシェアを計算すると
29.8%とぎりぎりで30%を切るわけで、今回の改訂は、
「独占禁止法対策」と言っている人もいました。