消費者金融と広告

消費者金融と広告についてマーケティングの面から色々な情報を提供していきたいと思います。

官僚と消費者金融の癒着

2006-10-29 22:04:20 | Weblog
10月15日付けの朝日新聞に旧大蔵省と財務省の官僚OBが
23人も役員や顧問として23人が天下りしていて、そのうち
4社に5人が現在も在籍しているそうです。

下記が大手消費者金融5社に再就職した旧大蔵・財務省OBで
※はまだ現職でいるそうです。

この官僚たちが、違法金利で庶民の多重債務者が増加する
のを促進させていたわけですね。

<武富士>
 副社長  国際租税課長
 常務   金融検査官
 社長   北海道開発事務次官
 監査役  板橋税務署長
 監査役  銀行局長
 監査役  特別国税調査官
 取締役  横浜税関総務部長
 副会長  印刷局長
 ※取締役 関東財務局首席監察官
 <プロミス>
 会長   国税不服審判所次長
 監査役  四国財務局金融課長
 監査役  上席金融検査官
 副会長  内閣官房内閣審議官
 ※会長  国税不服審判所次長
 ※監査役 近畿財務局管財部長
 <アコム>
 常務  関東財務局管財第二部長
 監査役 札幌国税不服審判所長
 顧問  国税不服審判所国税審判官
 ※常務 中国財務局総務部長
 <アイフル>
 監査役  国税庁調査査察部長
 会長   関東財務局長
 ※監査役 税務大学校長
 <三洋信販>
 専務   福岡財務支局理財部次長

多重債務者の実態(フォーブス11月号から)

2006-10-08 03:01:47 | Weblog
フォーブス11月号に消費者金融業者の団体である
「全国信用情報センター連合会」により以下の実態が
明らかになったことが書いてありました(5月22日
現在)。

1)
1社以上から借り入れている消費者金融の債務者数は、
1399万人。

2)
このうち、5社以上から借金をしている債務者が229万人
で、総借入残高(14兆1965億円)の77.5%近くを
占める。

3)
一人当たりの債務残高は、平均102万円(5社以上からの
借入債務者は206万円、11社以上からの借入債務者は、
287万円)。

この実態は、自民党の「貸金業制度等に関する小委員会」の
求めに応じて出したそうです。

大手消費者金融の役員の話によると、無担保・無保証人融資
が金融庁により、総額で年収の半分以下に抑える方向が
出されているが、それでは、中小業者が成り立たなくなり、
そのようなきつい締め付けがヤミ金融増殖につながると
警告しています。

多重債務者のおおよその定義は、クレジットカウンセリング協会
の「自己破産相当とされた債務者で、年収(平均)約315万円
に対し、住宅債務は除き、平均8.6件の債務を抱え平均債務額
444万円の者」だそうです。

中小業者の経営の心配をするよりも多重債務者を減らすことが
重要であり、ヤミ金融に関しては厳しく取り締まればいい問題
です。

企業に関しては公的な機関が低利で貸し出しをしていて、しかも
回収がうまくできていないケースばかりで、国の借金を増やして
きました。
しかし、個人に対しては、国がちゃんと管理せず、大手金融業者
のいうなりになって高利での貸し出しを承認してきて、大手金融
業者は暴利をむさぼってきたわけで、そのため、多重債務者が
増えてきたわけです。

ですから、個人に対して「駆け込み寺」の存在を強くサポート
するなど国もきちんと責任を取らないといけないと思います。