
今回紹介する曲は、カーペンターズの妹カレンのソロアルバム!そのタイトルは「遠い初恋/カレン・カーペンター」
カーペンターズは私が小学校の頃、母親が良く聴いていて、当事は英語がわからなかったのに、何気に好きな歌手で、曲も何曲かおぼろげに口まねで覚えていて、中学に入ってから英語を習い初めたのを機会に、歌詞カードを見ながら、対訳しながら、正しい英語に覚えなおすのが楽しかったのを記憶しています。
中学校の頃は、周りにはあまり聞く人は居なかったのに、カーペンターズの曲を良く聴いていて、アルバムも、自分で買いはしなかったのですが、親の持っているアルバムで、聴いた曲をそれとなく追っていました。
そして、この曲との出合いは、私が就職して数年経った頃のことでした。。
それまでは、この曲の存在なんて知らなかったんですが、ある日音楽雑誌を立ち読みしていて、「カレンのソロアルバムが新たに発売」という趣旨の記事をみつけたのでした。
カレンは自分が中学3年の頃に既に亡くなっていたので、「ニューアルバム?が新たにリリースされる」事の意味が、最初は良く分からず、何気に驚いたのを今でも覚えています。
そして、詳しい情報を読んでいくと、何と!クレジットに、Peter Ceteraの名前があったのでした。
私がPeterの曲と合う前に、聴いていたCarpentersのボーカルである『カレンと彼とが絡んだ曲が存在していた』という事実にホント驚かされました。
結局、それは未発表のアルバムで、生前のカレンが新たな試みとして、カーペンターズとは違う路線の曲ばかりの構成で製作したものらしく、収録されている曲の歌詞の内容が結構大胆だったために、レコーディング後の発売に伴い「カーペンターズのイメージを崩す」とかの理由で、事務所や家族に猛反対に合い、お蔵入りとなった作品らしい旨が記され、そのアルバムが、10年の歳月を経て世に出されたという趣旨のものでした。そして、そのアルバムの中に、Peter Ceteraとデュエット(バックコーラス)している曲が収録されている事実。
もちろん、その帰り道すぐにそのアルバムを探しにCD販売店に走ったのを覚えています。確か1軒目の店には無く、2軒目で見つけたと思います。
ちょうどその当時は、Peter Ceteraの4thアルバム「ワン・クリア・ボイス」発売から1年以上も過ぎ、ある程度聴きつくし、いよいよ5thアルバムの発売を待ち焦がれていた頃だったので、喜びもヒトシオでした。
曲のタイトルは「Making Love In The Afternoon」 直訳すると「午後の情事(愛の営み)」って感じでしょう、どうも不倫の歌のようです。
バックコーラスだから、Peter Ceteraの声は控えめでしたが、私にとっては夢のコラボレーション。
当時の私は、過去の思い出になってしまっていた『中学校時代の彼女』が、昔自宅に遊びに来た時に、母のレコードを引っ張り出し、2人して聴いたのがカーペンターズだったから、その思い出の歌手カーペンターズ(カレン)と、高校が別々となってしまった後に、その子への想いを募らせながら、聴き続けたPeter Ceteraが一緒に歌っているという事実に、偶然とは言え運命めいたものも感じてしまい、すぐに好きになりました。
歌詞については、他の曲にあるような当時の自分自身の気持ちに照らして聴くような内容でも無く、対訳に対する思い入れは無かったのですが、「自身の青春時代の想い出のカーペンターズとPeter Ceteraの共演する曲である事」と、それが丁度、彼のアルバム発売の狭間に上手い具合にリリースされている所に感動。2人の声は結構馴染んでいて、少しリズミカルな曲調。お兄さんのリチャードカーペンターとのデュエットより良いかも(リチャードファンの方すいません)。機会があったら是非視聴してみて下さい。
※ちなみに、この度、歌詞について以下に追記しましたので、ご参照下さい。「午後に会える相手(不倫?)を待つ女性の恋心を歌っている」。ホント、カーペンターズの歌からは想像できないような歌でした。
※曲は以下で試聴できますのでお試しあれ。。。
Karen Carpenter - Making Love In The Afternoon
■Makin' Love In The Afternoon /午後の愛の営み
午後の愛の営み
もう一つのビートルチューンへ愛の営み
そう、私はあなたも、同じ気持ちなんだと分かっているわ
日当たりの良い日に、只一人、私たちだけ逃げなければならないのだと
そして、私はあなた無しでは生きていけないのだと分かってる
決して私を置いて行かないでね
あなた無しでなんて、やっていかれない
午後に愛し合って、特別な方法で愛し合って
私は、あなたが私と同じ気持ちであってくれると望んで
あなたが私の隣にいる時、あなたが私のそばにいる時、あなたが私の近くにいる時
その時だけが、私のいるべき場所
だって、私はあなた無しでは生きていけないんですもの
決して私を置いて行かないでね
あなた無しで、私は一人では何もできない
*chorus
どうして、明日を待たないとだめなの?
明日なんて来ないんでしょう。。。
どうして、夕方の影を待たないとだめなの?
あなたがそのうち来てくれて、午後には一緒にいられると知りながら
いつも、何かが控えてて、私はいつもそれが気になって
*くりかえし
午後の愛の営み、午後の愛の営み
カレンのこのアルバム、ネットのHMVでは「在庫あり」に
なってますね。いつか聴いてみたいです。
Chicago時代の「Hard To Say I'm Sorry」をAz Yetという
Soul/R&Bのグループがカバーしてますが、このシングルを
1年前くらいに買いました。Feat. Peter Cetera版も
入っていて、たま~に聴きます。
また寄らせていただきますね。