
この曲のピアノ(電子)を基調としているメロディが大好きで、自身のベストコレクションには必ず入れる程なんですが、深く聴き入ると何故かとても切なく悲しい気持ちになってしまいます。私だけでしょうか?
「練習して弾けるようになったStay With Me(最終回)」記事のコメント中で少し触れましたが、キーボードの音色だけに耳を傾けると、独特の雰囲気が伝わってくる筈です。皆さんも是非一度、ボーカルを控えめにイコライジング等して聴いてみて下さい。
一方でボーカルの方は、彼がまだ40代で油がのっている時期の声「Suckklin(息を吸いながら出す裏声のような)Sweet Voiceと揶揄された歌声」が正に全開!
恐らく今の彼が同じキーで歌うのはかなり困難では無いかと思われる程、サビのピークの叫ぶように歌う所は物凄く高くなっています。
概要文でも触れたとおり、同じような楽器を使っているStay With Meはまるでこの曲の「姉妹曲」かと思われる程で、Stay With Meの方は対照的に何故か聴いていて気持ちがズンズン高まってくる感じがします。たまたま2ndアルバムのカセットテープの空きがあったためにセットになったのがきっかけですが、今ではもうOnly Love Knows Why~Stay With Meを2曲続けざまに聴くのが私にとってのパターンです。
この曲のエピソードとしては、大学浪人時代、会えなくなって別れた彼女を引きずる想いや、浪人という不安な精神状態だったのが影響したんでしょうが、聴いていた当時のうじうじした精神状態と曲が馴染んでしまい、ハマッた記憶があります。
歌詞があまりにも精神状態に近かったのもあるかもしれませんが、恐らく何か、曲の中にある「コード進行」に切ない感じを作り出す秘密が隠されているような気もします。音楽的には素人なので、その辺りが分かる方は是非コメントして頂きたいです。。。
但し、結構その歌詞を抜きにしてこの曲が良いと言ってくれる人もいて、誰もが暗いイメージを持って聴く訳ではないのかもしれません。実際、私の妻も以前、彼のどの曲が好きかと聞いたら、この曲だと答えた事があった。最も今となっては、長年私から彼の曲を聞かされすぎた弊害でもうウンザリらしく、この10年程はどの曲が好きとかどうとかいう状態では無い模様となってしまったが。。。
※以下音源のリンクを見付けたのでご存知ない方はお試しあれ!
Peter Cetera - Only Love Knows Why (Single)
■Only Love Konws Why/愛だけが証し(愛だけが知っている)
*また悲しい明日がくる
悲しみ隠すのは上手くないんだ
君のいないあした
只ひとりでいるのは怖いよ
僕達は何とか上手くいっていたと思ったのに
僕達二人は、二人の道はどうなってしまったの
一緒にいた頃はあんなに愛し合っていたのに
君は決して行ってしまわないと思ったのに
今この瞬間、君はもう一生戻ってこないのだと痛感している
**愛だけが君の心を傷つけられる
欲望で君を満たし、そして引き裂く
愛だけが君を泣かせられる、愛だけがその訳を知っている
また君のいない夜がやってくる
僕は君がすぐ戻ってくるかのように振舞っている
君を疑うつもりなんてなかったんだよ
僕らは若かく、自由だった
僕にこんなことが起きたのが信じられない
**くりかえし
目の前には君のいない長くつらい道
一つだけ君に知っておいてほしい・・・
***困った時には誰に頼っていったらよいのか教えてよ
ああ、君に行って欲しくない
***くりかえし
ベイビー、どうか行かないでくれ
僕を信じてくれよ
**同意別表現くりかえし
この曲がアルバムの最後なのは本当にせつないというか、一番最後の最後の
Only Love Knows Why~, Ah~(←ここ)の下りで涙ドバー、です。
脱退まもなかったピーターのSolitude/Solitaireな心境がこの曲で締めくくられているのかな?
これの次にStay With Meを入れてしまいたくなるのはわかります。あ、当時私もそうしたんだった。
私もこれを聴いていた当時は、中学卒業間近で選んだ高校を恋愛的な意味で
間違ったこととか...後悔する心境とメロディをシンクロさせながら聴いていました。
片思いなので歌詞とは違いますが。
やはりご登場されましたね。この曲については以前も触れられていたので投稿されると思ってました。2ndアルバムでのこの曲とStay With Meとの「姉妹曲関係!」というか、落ち込みを回復して終了のパターンは、恐らく我々以外にも、どこかに必ずや同じようにされていた方がおられそうな。。。
ところでPeterの「Solitude/Solitaireな心境」とありましたが、彼のアルバムタイトルや作曲の際については、そういった自身の心境や環境をテーマにしている傾向が強いですよね。シカゴ脱退や離婚、出会い、再婚、家族との幸せな生活等、明らかに自身の境遇と心境をヒントにそれを示唆してそうなタイトルや曲名がタイムリーに登場していますよね(歌詞等詳細になると異なる場合もありますが・・・)。
これについては、ChicagoNaviさんの彼のディスコグラフィのコメントでも、同じようなコメントがなされていますが、恐らく間違い無いでしょう。
これらのアルバムタイトルや曲名のテーマが私の人生での境遇や心境の流れに近かったのも、私がここまで彼の曲を追い続ける所以なんです。果たして次のアルバムが出るとしたらどんなテーマで登場するのでしょうね。。。この10年待っているんですがね。。。
このアルバムや歌のタイトルについては、いつか記事に起こしてみたいと思ってます。
この曲は、当時の自分の中では、
バラードというだけの理由でGLORY OF LOVEと同じくらいヘヴィローテで聴きまくっていて、
この曲が入ったカセットテープがダメになってしまって、
とうとう観念してSOLITUDE/SOLITAIREのCDを購入したという思い出があります。
これだけ聴きこんだのに、「音」だけに聴き入ってしまい、
歌詞の中身が何なのか、ほとんど訳詞すら目を通していなかった気がします。(LOVE SONGなんだろうなぁ程度の認識…笑)
ジョーさんの訳詞を読ませていただき、今更ながらに「なるほど」と実感しています。
そんな歌詞が映えるくらいの珠玉のバラードですね。
思えば私も25年前、2ndアルバムを何度も何度も聴きこの曲で、どれ程切なく思いにふけったことか・・・。
実は今通勤電車内なんですが、思わずリピートで聴きながらの投稿です。もちろん、Stay With Meとセットにしてね。