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musicapple

music + apple = musicapple (笑)

フッ素系離型剤

2008年03月01日 | 音楽
離型剤はゴムや樹脂の金型離型に使用されるものですが、フッ素系離型剤はシリコン系離型剤やワックス系離型剤に比べ離型性に優れ型汚れが少ないという特徴があります(参考)。グランドピアノの整調に使われることがあるのですが、接触部が離型しやすくなるため(?)レスポンスが良くなるのでしょうか。私もやってみました。うーん、あまり著変ないような気がします^^;

カラーエポ フッ素系離型剤 No.10 20g
ダイフリー

よく使われるのはピアノリリースセンターによりますと、マックルーブ(McLube)1725L(株式会社GSIクレオス)らしいです。「グランド棚板用・ジャックの頭のノイズ解消など」に効果を発揮するとか。


KAWAI es1改造試みる

2008年02月20日 | 音楽
KAWAIのデジタルピアノes1は、カタカタ音が小さく置く環境によっては重宝なのですが、デジタルピアノ全般に言えることですが、鍵盤がとても軽いのでなんとか重くしようと改造を試みました。写真は裏のネジを外してアクション部分を出したところですが、なかなか面白い構造をしています。ウェイトが鍵盤の手前に位置するようになっていたのにちょっと驚きました。ウェイト部の部品にM10(3/8)x25, M8x18のワッシャーを、アロンアルファ・エクストラ(耐衝撃)またはG17ボンドで貼り付けました。とても簡単ですが強度は充分です。貼り付ける場所が良くないと異音が発生します。失敗すると貼り付け強度が充分あるので剥がすのにちょっと苦労します(H音とC音の部品だけ横に梁があるので隙間が充分でありません)。測定はしていませんが鍵盤はやや重くなりました。さらに重くすべく次なる手を実行予定です。

ベートーヴェン

2008年02月19日 | 音楽
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111の練習を始めました。小生が子供の時にベートーヴェンのピアノ・ソナタの中で最も好きだったのがこの32番で、一番最初に弾いたのもこのソナタでした。一流のピアニストでも公衆の前で演奏するのに十数年かけることも珍しくない作品ですので、私なんぞは一生人前では弾けないのではないかと悩んで一度ステージに乗せようとして直前になってキャンセルした苦い思い出があります。先日某ホールで弾いたバッハのハ短調の幻想曲(前奏曲)BWV921と併せて弾く構想を持っています。時間をかけるといっても例えばリパッティがショパンの練習曲Op.25-6を公衆の前で演奏するのに多年の歳月を費やしたのとはまた次元の異なる話ではあります。

今日たまたまぱらぱらとページをめくっていたOuspenskyの“In Search of Miraculous"にあったobjective artに言及するくだりのG.の言葉、“In real art there is nothing accidental. It is mathematics."にまたガツンと衝撃を受けながら、Herrewegheのマタイ受難曲を聴いております。いや、こういうときは勿論バイブルをひもとくのが正しいような気がしますが。そして十字架の聖ヨハネの小品集を読んで反省しております。

で、ベートーヴェンですが、ヘンレでなくシュナーベル版を主体に譜読みを進めております。シュナーベル版を厳密に体現した演奏としてふと思い出されたのがウゴルスキの録音。この録音を久々に聴いてみたいと思い、音源が昔MDにコピーしたものしかなかったのでCDを買おうと思ってアマゾンへ行ったら残念ながら在庫切れでしたが、驚いたのは、Diabelli Variationsに、なんと3万6千円の値段がついているではありませんか!

ハンマー接近

2008年01月14日 | 音楽
先日調律師の方に教えていただいたのですが、鍵盤のアフタータッチの位置から鍵盤を押し下げた時に音が出るか出ないかは、ハンマー接近によって決まるそうです。

写真の工具は専門家用のでなくて普通のドライバーセットの中の工具のひとつですが、これ一本で簡単に調整できます。右にひねると音が出る方向へ、左にひねると音が出ない方向へ調整されます。音が出る方向に調整すると、鍵盤を中途半端に押し下げた位置から打鍵しても音が出ます。これはピアニシモを滑らかに奏する時に重要であることがあります。

時にピアニシモがうまく演奏できないピアノに遭遇することがありますが、ハンマー接近を調整することによって簡単に解決するかもしれません。

たまった録画を整理です。

2007年06月29日 | 音楽
HDDにたまっていた録画を整理しました。
スクリャービンの「プロメテウス」の色光ピアノを使った
世界初の演奏。いったいいつの録画でしょ。1年以上前かな(笑)。
色光ピアノに加えて、ヤブロンスキの弾くピアノも日本製でしたが、
東西の神秘思想の混交にはやはり日本製楽器が向いているのか(嘘です)。

いったいいつの録画か、クリスティアン・ツィメルマンの日本公演。
いやあ、カッコ良すぎますね。それにしても、真面目なガーシュウィン。
どこかで聴いたプログラムだと思ったら、そういえば、
地元ホールに聴きに行ったのでした^^;

仲道郁代さんの「ハンマークラヴィーア」にはほんとに驚嘆しました。
DVDに落としたので今度ゆっくり見ようかな。

仕事も忙しいのでそろそろ寝ようかな。おやすみなさい。

今日買った楽譜

2007年04月30日 | 音楽
ヒマだったので楽譜を買いに行って来ました。
しかし、練習するヒマがあるのかな^^;

alfred schnittke, piano sonata no.3.
alfred schnittke, prelude and fufue, improvisation and fugue.
G.F.Malipiero, cinque studi per domani.
S.Liapounow, 12 etudes, Op.11.
Witold Lutoslawski, two studies for piano.
Frank Martin, Etude rythmique.

近現代のエチュードが多くなってしまいました。

Webernのmajor depressive episode (?)

2007年01月15日 | 音楽
作曲家ヴェーベルン(Anton von Webern, 1883-1945)は、
結晶のような緻密な作風、
音楽への厳格な取り組みで知られますが、
その生真面目な性格はうつ病の病前性格と捉えることが
できるかも知れません。

岡部真一郎『ヴェーベルン 西洋音楽史のプリズム』春秋社2004年によると、
自作の演奏に際して、
「このような作品の場合、もし、完璧な演奏
(あるいは、それに極めて近い演奏)ができないのであれば、
むしろ手を付けない方が良いのです。
その種の中途半端な演奏程、私達の音楽にとって、
有害なものはありません。」
と言って、自作の演奏を却下したといいます。

ベルクのヴァイオリン協奏曲の初演の際
「演奏することは不可能だ」
と言って閉じこもってしまったことは有名です。

完全主義のあまり初演に際し、部分初演を行ったことも
何度かあるようです。

そして、1912年頃から精神の変調が徐々に現れ始め、
「床に臥したまま、仕事に就けない」状態となり、
ヴィーン近郊の療養所にしばらく入所していたようです。
翌年仕事の再開を画策しましたが、
「極度の疲労感と精神的不安定の状態」に陥り、
高名な精神分析医アードラーの診療所に毎日通っていたそうです。

このときのアードラーの診断(というより分析)は興味深いです。
「全てにおいて、ヴェーベルンが高い目標を掲げ、
頂点に立つことを望んでいることに関係しており、
問題の多くはそこに起因している」と前掲書には書かれています。
アードラーの診療録が閲覧できれば、今後のヴェーベルン研究
(というより病跡学か)の参考になるものと思われます。