昨日、勤務している医療機関で、新型コロナのワクチン接種の第一弾が実施された。
当院に配分された人数分を、3日×2回の計6回にわたって日程を組み、接種対象となった職員間で調整した。
接種会場としたのは、コロナ専門病棟開設に伴って一時閉鎖している病棟。
使われていない病棟は、なんとなく気の流れが悪く感じられた。
受付から問診、接種、接種後の待機にいたるルートを事前に作成し、手順を周知。
私は自分が接種する日以外の注射接種役を担当している。
薬剤部担当者からは、接種前研修として、改めて今回のワクチンについての様々な情報が提供された。
そのなかで、ファイザー社製のワクチンがコミナティという名前であることを初めて知った。
名前の由来についても記載があった。
それによれば、「COVID-19、mRNA、 community(コミュニティ)、immunity(免疫)」から、コミナティと名づけられたそう。
接種後30分要観察待機時間が設けられた。
一度に何十人も仕事ができない状況になるため、緊急事態に備えて、全職員がそのことを認識してすごす必要がある。
案の定、接種時間帯の3時間のあいだに、全館放送で医師や看護師の招集がかけられる救急事案が2回も発生したが、医療安全担当者がそのことも想定していたため、普段どおりの不備のない対応ができていた。
接種前の会場セッティング中、触ってもいない院内用PHSが鳴ってビックリした。
緊急招集が立て続けに2回も発生したり、会場の気の流れが悪いことも気になっていたので、鈴を鳴らしながら病棟を一巡り。
それを笑って見ていた人もいたけれど、何かあってからでは遅いので、気にせず、厄除け鈴を鳴らして歩いた。
年末に神社でいただいた澄んだ綺麗な音色のお守り鈴なのであるけれど、不思議と音色がくぐもって聞こえるとき(場所)があることに最近気づいた。
決して私の気のせいではないと思う。
さて、初日は誰もアナフィラキシーやアレルギー反応なく、無事終了。
ふだんは患者さんたちが集って食事するデイルームに、接種を終えた医師や看護師、検査技師などが座って、しばしのあいだ静かに談笑している光景は、歓送迎会などはもちろんのこと、普段のランチタイムでさえ、同僚たちと集まることがなくなった今では、とても貴重なことのように感じた。
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