CELLOLOGUE

チェロローグへようこそ! 万年初心者のひとり語り、音楽や身の回りのよしなしごとを気ままに綴っています。

松脂の凸凹問題

2019年03月24日 | チェロ
 保管方法が悪かったためか松脂(ラーセン)の上面に環状にコブができ、弓毛に塗る際に邪魔になっていました。方向を選ばないと松脂が付きにくいのです。コブは減る様子がありません。練習前のちょっとしたイライラですが、特に問題ないのでそのまま使っていました。ところが、ある日突然、カッターで削ってしまえばいいのではないかと閃きました。

 施術は簡単で、カッターナイフでコブを少しずつに削っていくだけです。硬そうに見えた松脂は簡単に削れました。作業開始からわずか数分でコブがなくなり整形術成功です。
 すぐに弓毛に塗ってみましたが毛がすっと通り感触は上々です。弾いてみると弦に弓が吸い付き滑らかに動きます。正直驚きです。これが本来の性質なのでしょう。今まで相当の利益逸失をしていたのかも(個人の感想です(笑))。

 日常生活の些細な問題でも、ちょっと考えて実行すれば解決するのに惰性で行っているもの(こと)が少なからずあるように思います。この凸凹問題も問題と意識しなかったり、しかたがない、今のままでも支障がない、失敗したらどうする、そのうち平らになるさと思い解決を先送りしていました。私の思考回路は「すでに死んでいる」かも知れません。あな、おそろしや。


写真1 ビフォー:周囲にコブ(赤線)ができた状況


写真2 アフター:コブをカッターナイフで切除


写真3 数回使用で鏡面仕上げに(笑)

 Nikon D500/AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G


2 コメント

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松脂は熱に弱い (ROYCE)
2019-03-26 01:50:16
松脂はライターの火で軽くあぶってやるとすぐに溶け表面張力で平滑になります。割れた松脂もこの方法で簡単に接着出来ます。
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なるほど (isis)
2019-03-26 10:33:34
ROYCEさま、コメントありがとうございます。

なるほど、松脂は熱で元にもどるのですね。私は固体としてのイメージしかなく、いきなり刃物に飛びついてしまいました(笑)。溶かす方法ならば削ることもなく、失う松脂もなかったわけです。残念。
今後の参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
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