お待ちかね,マリア・クリーゲルの最新リリース盤,ちょっとお洒落なチェロ小品集の登場である。と言っても,クリーゲルのこと,最初の「カルメン幻想曲」(バイオリンのそれとは別)では凄みをきかせた音にまず圧倒させられる。作曲も現代的だ。しかし,続く「ドン・ジョヴァンニのテーマによる変奏曲」や「フィガロ変奏曲」ではうって変わって軽さを見せる。この小品集は彼女の表現力の見本帳のようだ。原題がShowpiecesとなっているわけが頷ける。ジャケットには薔薇を胸にあしらったクリーゲルが微笑む。う~む,現代のカルメン,かな(笑)。
先だって来日したときのピアニスト,ニーナ・ティックマンの伴奏とともにクリーゲルの幅広い表現力が楽しめる1枚となっている。
■『ボアブディルの嘆き~チェロ小品集』(Virtuoso cello showpieces)Maria Kliegel, cello, Nina Tichman, piano. Recorded in 2004, NAXOS,8.557613
先だって来日したときのピアニスト,ニーナ・ティックマンの伴奏とともにクリーゲルの幅広い表現力が楽しめる1枚となっている。
■『ボアブディルの嘆き~チェロ小品集』(Virtuoso cello showpieces)Maria Kliegel, cello, Nina Tichman, piano. Recorded in 2004, NAXOS,8.557613
ダイナミック、豪快なCellist-Maria.
今回は、選曲がいいですよね。
やはり、生演奏を聞くのは、いい刺激になりますね。
昨日、私の黒人の先生のlessonを受けましたが、ISSERLISの報告をすると、私の弓の張り方が、強すぎると指摘を受け、強く弦に当てたときに5-7MMの棒と
毛の感覚が一番よい。と教わりました。
現在、BOOK3のWeber-Scherzo、Presto, 16th notesをやっていますが、この緩い張り方のほうが、音質が良いのがはっきりしました。
BeethovenのMenuetin Gも同時に習いましたが、これくらいになるとA弦で、1POSから4,5POSに弦上を伝ってシフトする技術がでてきて、やっとPROたちのSolo
のしぐさに似てくるので、多少、誇らしげですね。
皆さん、頑張りましょう。
大石
3巻のひなげしさんと同じところですね。
弓の張りは強奏の時,スティックと毛の間が5~7㎜くらいがよいということですね。弓の個体差,奏者の個人差はあると思いますが,そうかも知れませんね。
ベートーベンのト調のメヌエットはレッスン名曲中の名曲ですが(笑),やっと「大人の」曲が出てきた,という感じではないでしょうか。私も最近復習しておりまして,中間部の音の跳躍するところなど改めて苦労しております(笑)。
はじめてのオトナの恋はほろ苦いわ。 くくっ。
じゃなくて、オトナの曲は難しいです。
練習してもしてもなかなか上手くなれません。
今日当たりクリーゲルの新作が届くはずです。
それを楽しみにヤダけど今日も仕事に行ってこよっと。
ト調のメヌエットが1795年頃の作品とすれば,作曲者ルートビッヒ・ファン・ベートーベンは25歳前後。
貴族の人気を得なければ,スターにならなければ生活できない中で,ウケ狙いのダンス曲を乱発。なのかな(笑)。そんな彼の気合いの1曲がこれ。優雅な中にもダイナミックなエネルギーを放射。なわけはないか(笑)。
まあ,そんなアダルト?ベートーベンの1曲。あの運命交響曲まではまだ10数年あるけれど,大人のレパートリーとして練習する価値はあります。健闘をお祈りいたします。