立春

 

昨日の家族のものがたり・・続きは夢の中で。

薄暮の庭を通り、母屋に入り、暗がりで照明のスイッチを入れようとしたら

そこには・・輝く白髪、ブルーのセーターに真っ白な割烹着をつけた姑が

ちょこんと座敷に座っていた

にこやかに

「私も80歳になったんだって！」・・・そこで・・カット・・夢は私の覚醒によって消え去った

 

 姑が健やかな頃・・私と夫が言い争いをした

姑は

「〇〇ちゃん、男の言いなりになっていたほうがいいよ」

私

「いや！そんなのいやです！」

姑

「百万円上げるからもう喧嘩はやめにして」

私

「そんなの要らないです！」

 

そして時が過ぎた

自営業の私等はお金に困って

姑に借金をした・・百万円也

数か月して返金に行ったら

「あれはあなたに上げたお金だから返してもらう必要はないよ」

なんたる言葉・・・ジャンバルジャンになった私（百万円あげる・・は、冗談でなかったんだ）

そこで・・私は有り難く百万円を手元に置き、

母・・という帳簿を起ち上げた

・・・時がまた過ぎ・・

姑は認知症になってしまい

買い物を依頼してもお金は払ってくれなくなった

そこで・・母という帳簿から引き出した

叔母も伴ってのドライブもしました、時間を持て余す姑のためにお金をつかってました。

そう、冷蔵庫、電磁調理器も買いましたね・・

そして・・姑があの世に旅たつまでには使い切ってしまった

 

美しい姑でした

夢で逢えて嬉しかった！