転 覧 記

ほぼ展覧会レポ。たまに読書記録。

「洛中洛外図屏風(舟木本)」 徹底ガイド

2010年01月09日 19時54分39秒 | 展覧会
1月13日(水)から東京国立博物館で「洛中洛外図屏風(舟木本)」の公開が始まります。
保存の都合上、1年に1回、2週間限定の展示。

それに伴い関連イベントや新グッズの販売が行われています。
あわせてお楽しみいただければ、てことでご紹介します。


◆ミュージアムシアターで予習しよう!


 まずはシアターの高精細・大画面の映像で予習するのがお勧め!
 くわしくはこちらの公式ページをどうぞ。

 なお、土偶展を開催している関係で、受付場所がいつもと違います。
 本件エントランス左手の部屋入ってすぐのところにあります。
 



なお今回のシアター上映は新たな試みとして
シナリオリクエストを取り入れています。
6つのシナリオの中から、
来場者リクエストの多かったもの2つを上映するしくみ。

受付時に右のようなラインナップリストをもらえますので
見たいものを来場までに選んでおいてください。



◆タッチパネルで見所をおさえよう!

 残念ながらシアターで見たいシナリオが見れなかった!
 という場合はこちらをどうぞ。
 本館2階、エントランスの階段を上ってすぐのところに
 このようなタッチパネルディスプレイが設置されてます。
 洛外洛中図屏風の「見所」を解説するとともに、
 自由に拡大・スクロールして鑑賞できるシステムです。




◆本物を見に行こう!

予習をしたら、いよいよ本物を見に行きましょう!
場所は本館2階7室です

まだ公開前なので写真はありません。ごめんなさい。
代わりに公式ページの画像をどうぞ。


◆ギャラリートークで知識を深めよう!

次の日程で、東京芸大の学生ボランティアによるギャラリートークが開催されます。
 2010年2月7日(日)
 2010年2月13日(土)
 2010年2月14日(日)
 2010年2月20日(土)
 2010年2月21日(日)

各回とも15:30~15:50。詳しくはこちら

このギャラリートークは年に2クール開催される、東博と芸大のコラボイベント。
芸術学や工芸史専攻の院生のかたがたの詳い解説を聴くことが出来ます。

普段は平日開催が多く、週末にこれだけの回数開催されるのは異例で、またとない機会。
舟木本について少し深く知りたいというかたには是非お勧めのイベントです。


◆洛中洛外図屏風を持ち帰ろう!

 本館地下のショップには
 1/4サイズの洛中洛外図屏風リーフレットが登場!

 これはマジ凄い。
 ミュージアムグッズマニアな自分としては
 これを紹介したくて今回の記事を書いたと言っても
 過言ではありませんw



ペットボトルと比べてみました。デカイです。
しかもこれは右隻だけで、同じ大きさの左隻も付いてます。
裏面には詳しい解説も。

一般家庭で飾って見るのはなかなか難しい思いますが、
畳の上に広げて町の人々の様子を眺めるのはほんと楽しい。



 細部の拡大映像。
 人物の表情がギリギリわかる大きさということで
 1/4サイズにしたのではないかと思います。



 驚くことに、これでお値段たったの840円!

 シアターの方のお話では、このリーフレットを製作された凸版印刷の方に
 「これ安すぎないですか?」と訊ねてみたところ
 「皆さんに見ていただきたいんです!」と答えられたそうです。
 凸版印刷、太っ腹! そして男前!

 ショップで併売してる小学館の解説本と合わせて買えば
 あなたも舟木本マスター!



◆おまけ:もうひとつの洛中洛外図屏風を見よう!

1月11日(月・祝)までですが、本館2階第10室
別の洛中洛外図屏風(作者不詳・17世紀)が展示されています。
時間に余裕があるかたは事前に見ておいて、
舟木本との違いを見くらべるのも楽しいと思います。






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