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七転八(倒)起

七回転んでも、八回目で起きれたら……いいなぁ(笑

倒立フォークって……

2005-02-26 23:52:04 | CBR
本来、このような形で書くのも微妙な話であると同時に、1300km以上走ってから気づく事自体がマヌケな話であるのですが。

と言うより、以前にもこの話を書いた覚えもあったりしますが。

改めて、と言うことで。
基本的に街乗りに於いて、'05年型CBRは従来型をさらに改良してよくなっている部分が多いです。

メリットを挙げると、
・軽くなった
・中低速トルクが太くなった
・足つきが若干よくなった

などが挙げられます。

あとは大して変わらないでしょう。

正直、ラジアルマウントキャリパーは、従来型のキャリパーと街乗りレベルでどれだけ変わるのか分かりませんし。
(急制動時に違いが現れるかも知れませんが)

で、思うに、これだけはマイナスだろ、絶対、と思ったのが、
倒立フォーク

確かに、倒立フォークは在る意味、'05型最大の目玉、として取り上げられてます。
(自分は倒立化よりも軽量化と中低速トルクの増大、フレームのしなりの増加の方が特筆すべき、と思っていますが)

確かに見た目はレーシーです。
ですが、中身もレーシーです(汗

何が言いたいかというと、確かにサーキットでタイムを削るには、倒立フォークは大きなアドバンテージとなるでしょうが……こと街乗りに於いてはマイナス点の方が大きいような。

一般的に倒立フォークは剛性が高く、正立フォークは倒立よりよく動きます。
サーキットなどで目一杯ブレーキをかけた場合、荷重が一気に前に移ります。
で、正立だと一気にノーズダイブしてしまうところを、倒立だとゆっくりと沈み込みます。
ここでのコントロール性と安定性は倒立の方が高い、とされています。
(ちなみにNSRは正立であったので、結構ノーズダイブがキツかったです。もっともNSRの場合はサスがいい加減バカになっていたから、この傾向が大きいのだと思いますが)

大して、街乗りの、路面状況がどうなっているのか分からない状況、つまり段差やうねりがある場合は、正立フォークの方が倒立フォークより衝撃を吸収しやすい、とされています。
乗り心地を考えた場合、一般的には正立の方が倒立より上だと思います。

これがより「レーシー」だと思う理由です。
雑誌等のインプレ記事を読む限り、CBR600RRはよりレーシーな、より競技車よりの方向に振られているようです。
と言うことは、結局のところ、'05年型で街乗りにおけるプラスの点は、サーキット走行においての改良を行った結果、副次的についてきたモノのような気がします(足つきだけは別のような気がしますが)

自分の場合は、スポーツ走行したいがために購入しているので、よりレーシーな方向に振られることは歓迎だったりしますが。

まぁ、どっちにしろ、'05年型のCBRに乗っていて、街乗りで不便だとか、足が硬すぎるとか、そこまで極端な不具合を感じてない以上、はっきり言って机上の空論、単なる言葉遊びに過ぎず、'05年型の性能を疑う材料にはなり得ませんが。

フォークのテンションを抜いてより街乗りで楽しよう、と思った場合、このマイナス点は顕著に顔を顕すかも知れません。

繰り返しますが、自分はスポーツ走行するつもりだったので、倒立フォークについては、デメリットよりメリットの方が大きいです。
まぁ、あとは見た目、ですね(笑

この倒立フォークがメリットとなるか、デメリットとなるかは、人によって大きく左右されるところでしょうが……今更判断材料を提供したところで、実はもう新車で従来型を入手することが難しくなっている以上、あまりに遅すぎる記事だなー、と自分でも思います(汗

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