キリストのあかしびと 公教会の教父たち

公教会(カトリック教会)の諸聖人、教父、神父らの伝記を掲載していきたいと思います。彼らは、クリスチャンの模範です。

祈りは救いをえるために必要

2017-10-27 17:05:03 | 地獄体験談
ミカエル・モスカ神父訳『わたしは亡びた』、16

◆4、祈りは救いをえるために必要

1.霊魂の救いは神の恵み

 霊魂の救いは、人間にとって一番貴重な恵みです。恵みといえば、神から願うべきであるという結論になります。「わたしがいないと、あなたたちには何一つできません」とイエズスは明らかにおおせられたのです(ヨハネ15・5)。このために、この恵みを祈りで求めるようにとイエズスは教えて、「うまずたゆまず祈れ」(ルカ18・1)、「いざないに落ちないように、めざめて祈れ」(マタイ26・41)とおおせられています。

 この祈りを、わたしたちは、恵みのおん母、すべての恵みの取りつぎ者であるマリアを通じてささげるようにしなければなりません。マリアに対する信心は、わたしたちを地獄の火から救い、天国の門となります。

 ファティマの聖母は、3人の子どもたちに、地獄の恐ろしい場面を見せてから、罪人の改心のために、特別に祈りとぎせいをささげるように、しきりに願われました。

「ああ、イエズスよ、わたしたちの罪をゆるして、地獄の火から救い、すべての霊魂、とくにおんあわれみを最も必要とする霊魂を天国にみちびいてください」。

 この祈りをロザリオの祈りのときに祈れば、聖母マリアの取りつぎによって、わたしたちも確実に救われ、たくさんの人を地獄に落ちる危険から救うことにもなります。



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