『聖ドミニコ・サヴィオ - 小さな巨人』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ、20
ドミニコの亡きあと、いく度ドン・ボスコは、自分の生徒たちに、かれの美徳を話したことでしょう。この少年こそ疑いもなく聖人だと知っていたドン・ボスコは、くわしく調べました。そして、全世界の子どもたちの手本にするために、その伝記を書きました。
こうして、いつもドミニコのことを考えつづけていたドン・ボスコは、その帰天の19年後に、あの有名な夢でドミニコを見たのです。清さにかがやくドミニコの少年の姿は腕に香り高い花束を抱えています。少年は、かつての先生にその説明をします、「ばらは愛徳、すみれはけんそん、ひまわりは従順、麦の穂はたびたびの聖体拝領、そしてゆりは潔白を意味します」と。
「ドミニコ、きみが死ぬとき、いちばん慰めになったのは何だったの?」。
「神のおん母に守られていることでした。どうぞ、あなたの子どもたちに聖母に祈ることを忘れないように教えてください」。
ドミニコの亡きあと、いく度ドン・ボスコは、自分の生徒たちに、かれの美徳を話したことでしょう。この少年こそ疑いもなく聖人だと知っていたドン・ボスコは、くわしく調べました。そして、全世界の子どもたちの手本にするために、その伝記を書きました。
こうして、いつもドミニコのことを考えつづけていたドン・ボスコは、その帰天の19年後に、あの有名な夢でドミニコを見たのです。清さにかがやくドミニコの少年の姿は腕に香り高い花束を抱えています。少年は、かつての先生にその説明をします、「ばらは愛徳、すみれはけんそん、ひまわりは従順、麦の穂はたびたびの聖体拝領、そしてゆりは潔白を意味します」と。
「ドミニコ、きみが死ぬとき、いちばん慰めになったのは何だったの?」。
「神のおん母に守られていることでした。どうぞ、あなたの子どもたちに聖母に祈ることを忘れないように教えてください」。