第4話 20page 猿に会えたり会えなかったり（+カラー鹿絵）

【猫が出て来ない上に今度は鹿絵付き】🐾



▲ この土手では鹿がテトテト歩いているのも
見かける事がある。
時期によっては〈猟友会〉に見つからんかハラハラ。
その他、野生のウズラやキジ、タヌキの目撃情報もあり。

【そして猫ナシ本編】




　この会社、始業と終業、
昼休みの始まりと終わりに
時計から何故かファミマと同じ曲
（メロディーチャイムNo.1ニ長調作品17「大盛況」）
が流れて来るのでした。

　瑠実の春コート、
冬に同じく、若い人達が親世代の古着を
着ているらしいという情報を知り、
「持ってる90年代物を
引っ張り出して着てても
大丈夫なんじゃないか？」
と思い実行してます。

　車は費用がかかるのでとっくに手放し、
自転車も手入れその他諸々面倒なので、
あるけどあまり乗らない。
通勤は健康も考えて徒歩。

　そうなると天気は相当重要。
ワンセグTVで細かく調べ、
体感は鋭敏になって行き、
風の変化や空気の臭い、
鳥や虫達の動き等から
予測できるようになり、
精度はどんどん上がって来ている
――という訳。

　なので、
決して「妖しの術」を
使ってるのでは無いのですが、
女子社員と仕事以外の話を
ほとんどしてないので、
ご連中も勝手に想像するしか無い
状況なのでした。


🌺 🌺 21pageに続く🌺 🌺　　

第4話 19page 「天気を操る女」考、自分の知識内で話をこねくり回す人達（+カラー猫もいる絵）

【まだまだ猫が出て来ないので、
猫も犬もいる絵付き】🐾



▲ この人…お母さんとしてはいい人なの？

【そして猫ナシ本編】



　次ページで瑠実が「妖術使いでは無い」
という事が少々描かれますが、
昼休みの女子部屋では、
全くをもって非科学的・非論理的妄想が
広がって行くのでした。

　「天気の子」のヒロインのように、
お稲荷さんや不思議の世界と
リンクしてるのかどうかは
微妙な所ですが…。

　午後から突然雨が振り始めた
去年の春のある日、
瑠実は百合香さんから
「帰りに車に乗せて送ってあげる」
と言われましたが断りました。

　その時に百合香さんの話のような事を
語ったのです。

　百合香さんもそうしたし、
辞めた人の中にも
「下の階で女子のみんなと
お弁当を食べよう」
と誘った人が過去何人かはいましたが、
その都度、瑠実は断り、
一人のんびり自由に昼休みを
過ごし続けているのでした。

　絵に描かれてはいませんが、
ガラケーでワンセグTVを
見てる事もあります。
「坂上忍や小泉孝太郎は
動いてくれてるだけでいい！」
―と思ってるようなんで。

　朝ドラの再放送も
見てるかもしれません。
昭和時代リアル体験してる者としては
「昭和もすでに歴史物扱いかよ？！」
なんて思いながら。


🌺 🌺 20pageに続く🌺 🌺　




　

第4話 18page いい陽気なので猿に会えそう （+カラー猿絵）

【まだまだ猫が出て来ない上に山猿の絵付き】🐾



▲ 暖かくなると山から湧き出し水辺に出没する猿達。

【そして猫ナシ本編】


　甚吾田のオジさ…否、お兄さん、
今の所イケメン気取ってカッコ付けてますが、
10年後くらいには
8割方《頭部前線北上中》になりそう。

　瑠実を隊長に奉り、
「小動物レスキュー隊」は
会社の組織図とは別の
ヒエラルキーで活動しているのでした。

　甚吾田眞伍&森村 翔、
他には隣の課（紅小路さんも属してる課）
の男子2名も加わり、
昼休みと通勤帰宅時、
そして、休日には「遭遇時」に
自主的救助活動をしています。

　隊の方針は
「道端で弱っている、又はそのままでは
人や車に潰されるのが確実な場合は、
スズメバチや毒蛾の幼虫でも救助する」
なのでした。

　ただし、
12pageにもあった●●■"についてだけ、
甚吾田氏以外の男子隊員は　
恐怖の田舎伝承もあって、
「さわらぬ神に祟りなし」
扱いなのでした。

🌺 🌺 19pageに続く🌺 🌺