猫又通信

縁側で昼寝中。。。

四球を減らして、ヒットにする

2005年05月22日 08時11分53秒 | 戯言1(サブマリナーズ浮上せよ!)
このところ何故かイチロー選手が精彩を欠いている(ように私には見える(汗))ので、時期的にまずいような気もしますが、記事にもネタにも賞味期限がありますので書いてしまいます(笑)

イチロー選手の、現地で発行された Sporting-News 5月20号に掲載されたインタビュー記事がFOXのサイトに転載されています。

これが、相変わらず判りにくいイチロー選手らしい記事でして・・。

FOXの記事→Ichiro operates on a higher plane
日本語に一部のみ翻訳されている Seattle-PI の記事→イチローが語る「僕が歩かない理由」


"I've heard that (advice) in Japan, and I've heard it here, too," Ichiro says, "but frankly, I find it very naive. True, if you look at one at-bat in isolation, there are instances where you could say if I had just laid off a particular pitch, I could have walked. But if I actually tried to apply that thinking to my batting for an entire season, it would be detrimental. If you could have all of your hits and then selectively apply patience to some of the other at-bats, that would be great. But it doesn't work that way."
「日本にいた時もそういうアドバイスを受けることはあったし、こちらに来てからも同じなんですが、正直言って、わかっていないなと思いますね。1つの打席だけを取り上げれば、『あの球を見送っていたら歩けたのに』 ということは確かにあるでしょう。でも実際、シーズンを通じてそういう考え方をするのはどうかと思います。打つべきヒットはすべて打った上で、他の打席でそういう風に我慢することができるのならいいんですが、実際にはそうはいきませんから」
-もっと四球の数を増やせば4割も夢ではないというチームメイトの発言に対して

"I don't know of many fans who go to the ballpark hoping to see a hitter draw a walk," Ichiro says. "So, if the debate is about walks, then rather than thinking of ways to increase them, I think it would be far more productive to figure out ways to lower them by turning those at-bats into hits. If you put your energy toward productive thinking like that, you'd be increasing your potential as a hitter. I'd rather be known as the kind of player who thinks and works like that."
「バッターが歩くのを見たくて球場に来るファンはあまりいなんじゃないでしょうか。四球の話をするなら、増やすことを考えるよりも、逆にどうやって減らしてヒットに結びつけるかという方がずっと生産的だと思います。そういう考え方でエネルギーを注ぐ方が、打者としてのポテンシャルが上がるでしょう」
-四球を待つより打つ方を選ぶことについて


「四球を増やす」というのが非生産的、かつ野球がエンターティンメントであるという観点からも受けいられない考えであるというのは理解できます。(というよりもろ手を挙げて賛成!(笑))
が、「四球を増やす」より、「四球を減らす」というとこまで話が行くとは想像してなかったですよ。
この記事では、このコメントに対して突っ込んだ質問がされてないので残念です。ここは、突っ込むところだと思うんですがねぇ。「四球をヒットに」って途方もない考えのように私には思えるんですが、この記事のインタビュアー(ブラッド・レフトン氏)は、そうは思わなかったらしく聞き流してしまったようです。(イチロー選手のコメントが最初から最後までこのインタビュアー氏には特異すぎて、そんな余地がなかったのかも知れまへんが(爆))

イチロー選手のいうように、四球を減らして→ヒットにする、それが出来るなら重畳ですが、、でも、どうやって?
????? ですよ。
投手の投げてくるボールをストライクにするとかボールにするとかを、バッターが左右できるというワケですか?

たとえば、2-0、あるいは3-0のカウントで、来たボールくさい球(そのまま見逃せば四球になる確率が高い)を打ちにいく→カットしてファウルにするとかして、投手不利のカウントから対等レベルの3-2まで持っていく、あるいはその過程で投手の失投(ストライク)を待つ、、、って事でしょうか?
そういう場面(そうまでしてヒット打ちたいんだな~としか思えない場面)を何度か目にしたことはあります。でも、これだとリスクが高いと思うんですがね。
もちろん、これは私が無知蒙昧な頭をしぼった勝手な想像(汗)です。
もしこのとおりなら、イチロー選手は手のつけられない自信家ということになりますし(←間違ってない(爆))、バッターにとってリスクの大きすぎる方法で危険な考えだと思います。

さらに一歩すすんでぶっ飛んだ想像をするならば、ボールくさい球をカットするなんて悠長なアプローチではなく、投げてくる球は(それがボールだろうがストライクだろうが)すべてヒットにするって事ですかね。(実際に今年は、”今のボールだったんじゃ?”というような球をヒットにする場面を何度か見てはいますが・・・。)

あ、これを読んでいるそこのあなた、笑ってますね?もちろん、これは冗談で書いてますよ~(笑)
ありえない話ですから。なぜ投手の投げた球にボールとストライクがあるかを考えれば、明々白々ですよね。
いくら、”イチローは投手の球をなんでも打てると思っている”と某氏に言われるイチロー選手といえど、、無理な話です。(以前、日本にいたときにワンバウンドのボールを打ってヒットにしたらしい -- 私は見ていない -- ですが、それについて”説明のつかないヒット”と本人も言ってましたしね)


「四球を増やせ」と云い続けられるのに嫌気が差して、インタビュアーを煙に巻いた・・じゃなくて、例えとして挙げた理論上の話(本人が本気で実行しようとしているわけではない)なのかも知れません。(だとしたら、いま書いているこの記事自体大笑いのしろものですね(汗))
ですが、前の記事でも書きましたように、今年に入ってからのイチロー選手の打席でのアプローチの仕方が、あまりにも例年とは変わっているので(相手の投手によっても恐ろしく違う)、、、その辺でちと考えてしまいますね。・・・いったい何考えて打席に立ってんだろう?とか。。
まさか、前述したようなことは試してないとは思いますが、、、このインタビューのコメントを机上の空論、例え話、大法螺とは簡単に片付けられないような気がします。


・・・本当にイチロー選手って何考えてんだか、全然判らないですね。。(ときどき、頭かち割って中身を見てみたい!と思いますよ(笑))
オフになったら、このあたりの事をインタビューで答えてくれるといいんですが、聞いてくれる記者がいるか如何か・・・いまいち不安です。



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