今日発売の雑誌、Number 613(10月28日号)より
★『イチロー/262安打のために必要だったもの』(文・石田雄太氏)
雑誌の記事について書くことはしないのですが、久々に面白かったので少しだけ。
石田雄太氏による、現地10月5日のイチローインタビューをまとめた記事です。
新記録を達成した日の試合の第1打席のプレッシャーについてや、今季のイチロー選手の後半の異常な快進撃、新記録を達成できた主要な要因であるフォームの変化について詳細に語っています。
その内容については詳しくは実際に買って読んでいただくということで、ここには書きません。
印象深かったところだけ、ちょっと抜粋。
フォームの変化とそれにより得た感覚について語った後、
「(前略)とにかく構えた時、気持ち良いんです。おもしろいのは、今の自分フォームを見たら、子供のときに戻っているんですよ。小学生のときのフォームに戻っている。感覚もそれに近いんです。どの球もヒットにできる。(中略)なぜそうなったかというのは、想像でしかないんですけど、子供の時って、純粋に自分の体を使ってるんです。余計なものは何もない。自分が一番気持ちいい形でバットを振っている。それが大人になるにつれて、純粋じゃなくなってくる。(後略)」
これを読んで、柔ちゃんこと谷亮子選手を思い出しました。
TVの特集番組で観たエピソードですが、谷選手が、小学生のころの初めて柔道の大会にでて優勝した試合のビデオを、今でも繰り返し見るという話です。
本人が件のビデオを見ながら語っていたところによると、
「このころの柔道が私が目指すものなのです。今の私が目指している柔道がこのときの私に出来ていたんです」(うろ覚えのため正確じゃありません)と。
ふぅわぁ~っ。アスリートって同じなんですねぇ。
また、インタビューの最後には、
「(前略)ひとつだけ言えるとしたら、メシのタネに野球をやっている選手では、絶対にここまで来られないと思います。野球が生活の手段になってしまったら、もっと前に進みたいという気持ちは消えてしまいますからね。こちらでも、野球が生活の手段になってしまっている選手はムチャクチャ多い。そうじゃないと感じさせてくれるのは、ティム・ハドソン、マイク・スウィニー、マイケル・ヤング、バーニー・ウィリアムス。日本なら、松坂大輔、上原浩治、あとは坪井智哉・・・順不同で」
と言っていて、案外少ないなと私なんかは思います。
他の選手のファンの怒りを買いそうですが、”感じさせてくれるのは”ですからね。誤解なきように。(実際のことなんて本人しかわからないし、当然全部の選手を知ってるわけじゃない)
でも、坪井智哉って誰?(日本のプロ野球に疎い・・・(^^;))
し、失礼しました!(ファンの方は怒らないでください)
今、日本プロ野球公式記録サイトで調べました。(汗)
98年~02年が阪神、03年から日本ハムですね。年齢30才、学年はイチロー選手と一緒ですね。
あれ? 接点はどこ? (それを言うなら上原投手もだろ、と言われそうですが、上原投手とのエピソードとかは知ってるので想像が付く)
う~ん、ちょっと調べてみます。
(追記)この記事の最後に、”イチロー選手が、松坂投手と上原投手に10月1日の試合で使ったボールを届けた”と書かれているんですよ。どの打席のかは判りませんが、これで2個のボールの行方はわかりました。(あとのボールは一体どこへ行ったんだ(?_?))
ところで、上原投手とのエピソードって何ですか?
よろしければ教えていただきたいのですが。
>ところで、上原投手とのエピソードって何ですか?
えーっとぉ・・・、記憶がおぼろ状態なので(このごろ特に。夜中に枕元で死神が吸い取り紙で頭を撫ぜている(byじゃりん子チエ)に違いない・・・)
どの本に載ってたか覚えてないのですが、
”上原投手がイチロー選手のファンで、上原投手の知り合いがイチロー選手と食事の約束があると聞いて、連れて行ってくれと頼んだ(このときは、結局は上原選手が遠慮して実現せず。別の機会に食事したらしい。)”
とかいう話や、
「2002年の日米野球のとき、試合前の練習中、上原投手のほうからイチロー選手に挨拶に行って、仲良く談笑してるシーン」を記事で観たり、
「同じ日米野球の第7戦で上原投手が先発し、トップバッターのイチロー選手に3打数3安打されて、1塁ベースにいるイチロー選手に脱帽のしぐさをしたシーン」
などを観た覚えがあります。(^_^)
特にこの”脱帽”のシーンについては、同年末のイチローインタビュー番組(TV朝日)の中で、イチロー選手、上原投手がそれぞれ語っていて、その語り口で”お互いに相手の力量を認め合ってて、お互いにリスペクトしている良い関係だなぁ”と思ったのを覚えています。
・・いま、思い出せるのはこのくらい。
文章がつぎはぎみたいに、どこか変なのは、私の脳の状態を反映してます・・(^^;)
ご容赦くださいませ。
>「同じ日米野球の第7戦で上原投手が先発し、トップバッターのイチロー選手に3打数3安打されて、1塁ベースにいるイチロー選手に脱帽のしぐさをしたシーン」
おぉ、そういえばこんなことがあった。
スタンドで見てました(エバリ!)
が、スタンドのてっぺんだったので、脱帽は見えませんでした・・・(ガックシ)
その後、二人ともこの話題を語ったりしていたのかぁ。
メジャーを見ているとつくづく思うのですが
力のある同士が尊敬しあっている関係って
いいですよね。
>が、スタンドのてっぺんだったので、脱帽は見えませんでした・・・(ガックシ)
あの試合、生で観てたんですね。羨ましい・・。
いえ、脱帽といっても完全に帽子を脱いだわけじゃなくて、イチロー選手に向かって帽子のつばを持ってペコッとしたんですよ。(^_^)(スタンドのてっぺんからじゃわからないですね。)
件のインタビューで、上原投手がこのシーンについて聞かれて、「”まいりました”って、それだけです」と忌憚のない笑顔で答えていました。
一方、イチロー選手は、(インタビューは別々に撮られていて繋ぎあわされている)こちらも笑顔で「上原らしいですよね」って答えていて、その表情がすごく良かったんですよ。(^-^)
ところで、この記事に書いた、松阪投手と上原投手にあげたボールの話ですが、
私は、これはきっと2人に宛てた
”お前達もメジャーに来いよ。待ってるぞ。”
というメッセージだと思ってるんですが、どうでしょう?
(あ、ジャイアンツファンの gegengaさまには、まずい話題でしたか?(^^;))
ジャバウォックさんのところからたどってやってまいりました。
>あれ? 接点はどこ?
接点ではないのですが、坪井選手は日ハムの前に阪神に在籍していました(僕は阪神ファンです)。
阪神にいた頃は打撃フォームがいわゆる振り子打法で、「ほとんどイチローのパクリじゃないか」とか個人的には思っていました。
いい選手です。
ジャバさま経由とのこと、(もしかしてジャバさまのところのあの記事を読んでいらした? そうならちょっと恥ずかしいですけど・・)
こんなへたれブログにようこそいらっしゃいました。歓迎いたします。(^-^)
坪井選手の情報をありがとうございます。
ただいま調査中ですが、接点はとんとわからず、どんな情報も大歓迎です。
ふむふむ。阪神のときは打撃フォームが振り子打法だったんですね。じゃあ、そのことで(対戦してなくても)イチロー選手が坪井選手のことを知っていた(興味を持って見ていた)というのはあり得ますね。