秋の夜長に

ここ２、３日でめっきり肌寒くなってきた北海道です。
山間を中心に木々も紅葉を始め、短い夏と秋を終えると永い冬がやって来ます。

そんな秋の夜長、ふっと目が覚めて眠れない事があります。
そんな時間が、最近ことに多く訪れます。
そんな時は眠れぬままにあれこれ空想（妄想）したり、想い出す記憶を頭の中でまさぐったりして、朝まで起きています。
眠剤とかそういう薬の力を借りて物理的に眠るのは好きではありません（医者や薬は嫌いです）
敢えて意地を張って深夜に一人で起きている事があります。
眠れぬままにあれこれと取りとめもない想いに耽っている時間は、苦しみに感じる事もありますが、むしろ独りきりの密かな楽しみなのかも知れません。


3.11の東北大震災、そしてその直後の帰郷。
４年ぶりの故郷での生活。
旧知の友人との再会。
甦る忘れえぬ人への想い．．．。
今年は色々ありました。
おかげで妄想のネタに困らない、何とも皮肉な状態です。


画像は、帰郷直前の最後の東京散歩の画像です。
浜松町の駅のそば、『芝離宮恩賜庭園』です。
1655～1658年頃に海面を埋め立てた土地を、1678年に老中・大久保忠朝が４代将軍家綱から拝領しました。
忠朝は屋敷を建てるにあたり、藩地の小田原から庭師を呼び庭園を造ったと言われているそうです。

ビルに囲まれた都会の真ん中にある庭園。
周りを高層ビルに囲まれた、故郷の札幌時計台を想い出しました。



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