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老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

日本美術と高島屋

2016-05-20 21:24:52 | ニュース
いま名都美術館で開催中の表題の展示会へ行ってきました。
作品は高島屋史料館の所蔵品から選んだ大作ばかりでした。

高島屋は創業者飯田新七氏から歴代の社長や経営陣が、京都をはじめ周辺の画家を志す人に展示する場所を与えたり宴席や旅行に招いて育てて来た様です。

この展示品で初めてビロード友禅なる言葉も知りました。下絵として「ロッキーの雪」「ベニスの月」「吉野の桜」がありました。

そして私が知らない明治から昭和初期までの画家の作品を沢山見ることが出来ました。
展示品が前期と後期に分けてあったので、希望していた「横山大観」「川端龍子」両画伯の作品が既に撤去されていて見られなかったのが残念でした。

また高島屋は明治の後半頃から服装雑誌「新衣装」を発刊して居たのです。これも驚きでした。

約1時間半に掛けて閲覧した後、いつものように美術館の前の石庭を眺めてぼーっとするひとときも大好きです。


ツバメの巣

2016-05-10 16:19:00 | ニュース
今朝の朝日新聞の記事で日本野鳥の会の調査から、ツバメが子育てに失敗した原因のうち、人が巣を落としたり巣作りを妨害するのが1割も在るという。
そしてそれが都市部では郊外や農村部の7倍と多い事を発表していた。

我が家はその郊外の地域になるが10数年前から玄関の真上に営巣をしていて、私達は毎年ここから雛が巣立って行くのを楽しみにしている。

ところが今年は丁度この時期に10年目になる家の外壁のリホームをする時と重なってしまった。
工事前にリホーム業者さんが下見に来て玄関のツバメの巣を見つけ「どうしましょう?」と言われた。
私は折角永年営巣をしているので支障が無ければ取り除かずに工事を実施して貰いたいとお願いしました。

巣の中は覗いて居ないので解らないが、数日前からツバメが巣に居たので多分卵を温めていると思った。
もし工事の煩わしさを嫌って巣に寄り付かなくなるのでは・・・、まあその時は仕方が無いわと考えて居ました。
工事用の足場を組み立てても、その夜に見るとツバメは巣に居ました。翌朝ツバメは工事用の安全幕の下をかい潜って出入りしています。

翌日、外壁を高圧洗浄機で水洗いしましたが、夜にはツバメは巣に戻って居ました。
工事の方も玄関の上の巣には気を遣って洗浄して下さったと思う。
これだけ弊害があるのに産卵した卵を無事に雛にかえそうとする親鳥の心意気に胸を打たれます。

今日は外壁の継ぎ目のシーリングを実施していて、玄関のサッシ周りをされている内ツバメは何度も玄関前で旋回して帰巣しようとしていました。
予定では明後日辺りから塗装工事になります。塗装は荒塗り・中塗り・仕上げと3回になりますが、どうかその臭いに負けないで卵を温め続けて欲しい。

都道府県知事の許可無くツバメの卵や雛がいる巣を取り除くことは、鳥獣保護管理法に違反するそうです。
そんな法律は知らなかったけれど、結果そのままにしていたのでよかった。



三菱自動車の偽装

2016-05-03 10:54:58 | 日記
今ニュースで話題になっている三菱の軽自動車2車種と日産の軽自動車2車種。
三菱自動車は大事なユーザーを裏切っています。

私は以前一度だけ三菱のランサーを買い求めてマイカーとして数年使用しておりました。
まだその頃はあまりエンジンの燃費は問題視されていなくて快適に乗り回して居ました。

私のマイカーの初代はトヨタ車のカローラでしたが、ある時友人の三菱ランサーを運転してエンジンのパワーとエンジン音の静かさに惚れて買い換えました。
車には問題が無かったのですが、ディラーのサービスが以前のトヨタのディラーのサービスとは違っていました。

カローラのディラーはこまめに6ヶ月点検・1年点検をハガキで通知してくれたりセールスマンが他の訪問途中で様子を見に立ち寄ったりと
ところが三菱のディラーは全くそれがありません、それどころか車検の期日報告も間際になって知らされる状態でした。その前に自動車任意保険の人に知らされた。
その後、私はまたトヨタ車のカローラに買い換えましたが。

せっかく車に惚れて買ってくれたユーザーなのに、これでは一般の人が買い求めるのは無理かなと。
当時は三菱車のユーザーは三菱系の会社員か自衛隊員の方が多かった様に思いました。
だから自然と殿様商売になるのかと思ったりしました。

同じ系列の三菱重工・造船・電機と優れた技術が集約された各社の中で、自動車だけがどうしてこんな不正が起きたのか少し分かる気がします。
販売が立ち後れたので軽自動車のシュァーを守るために、目先の燃費データーを偽装して他社との販売差を無くそうとした。

良い技術陣が居るのだから技術を結集して本当の成果があるエンジンを開発して、ユーザーに認めて貰うのが本来の姿だと思う。
いずれにしても今回の事で今まで真面目に勤めてきた会社の従業員や、下請けの会社の人たちがその煽りを受けるのは気の毒です。