老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

孫達が帰郷

2010-12-27 09:34:26 | 日記

五月に夫の転勤に伴って東京の社宅暮らしをしている娘と子供二人が学校の冬休みを待ちかねたように我が家へ来ました。
帰郷に当たって新幹線で来るかと思いきや数日前に娘一人の運転で東名高速を利用して来ると言い始めた。
こちらとしては一人の運転は心配なので 「旅費は援助するから新幹線で来い」と説得したけど置場の無い家財道具を預けたいのでそれらを積んで行きたいと言う事です。
東京へ転居して約七ヶ月車を運転したのは4~5回程だと言うので余計に心配になるが婿の了解もあるので車での帰郷となった。

昨日は東京を10時に出発して12時ごろ途中富士川SAから 「渋滞も無く順調だ」とメールが入った 「焦らずに慎重運転で」と返信しその後上郷SAからもメールが来た。
4時に無事我が家に到着してほっとして孫達を抱きしめた。
昨夜の夕食時は何時もより多い6人で東京での暮らし振りを聞きながらの長い時間となった。食事内容も当然子供中心のフライ物・ハム・ポテトサラダです。

今朝は食事後、嫌がる長男を誘い出し散歩に出掛けた。それでも畑の霜柱を踏ん付けたり水溜りの薄氷を手に取り道路に投げつけ楽しんで居た。
娘の言うには東京では外で遊ぶ機会も少なく、見る景色もビルや建物の真近な物ばかりで遠景を見る機会が無いから近視の子が多いと往きつけの眼科医が言ってたと。それもそうだなと思う。

こちらに居る数日はせめてきれいな空気と山の稜線が見える澄んだ景色を満喫して欲しい物です。今は兄妹二人が書き初めの練習をして居ます。

詩集 「くじけないで」を読む

2010-12-18 20:51:53 | 日記

少し前にテレビで柴田トヨさんの書かれた詩集の事を知りました。作者は明治44年生まれの98才と高齢な方で詩の制作は92才からだそうです。
私の母も大正1年でこの12月で98才になります、だから同じ年代の人がどんな詩を書かれて居るのか大変興味が湧き書店で探して買求めました。

読んで見て「これが90歳過ぎの感性?」と思えるほど若くて前向きな、時には老人らしい人生訓みたいな詩が42作品掲載してありました。
どの詩を読んでも「う~ん」と感激したり「うん、うん」とうなずける作品でした。
その中で私が感銘を受けたのが 「先生に」 「倅にⅠ」 「返事」でしょうか。

「先生に」は、私をおばあちゃんと呼ばないで、馬鹿な質問をしないで、西条八十の詩は好きですか?こんな質問ならうれしいわ。
「倅にⅠ」は、何かつれえ事があったら母ちゃんを思い出せ、誰かにあたっちゃあだめだ・・・聞こえるか健一。
「返事」は、風が耳元でもうそろそろあの世に行きましょうなんて・・・すぐに返事したのあと少しこっちに居るわ、やり残した事があるから。

毎日を漠然と過ごしている人、今の人生を余りの人生と思って居る人、ぜひ一読して見てはいかがでしょうか。
母にも読んで聞かせて見ました、解るのかどうなのかは別として。

一週間に三人を葬送

2010-12-10 10:16:00 | 日記

こんな事も或るんですね、二度ある事は三度と言いますがこんなのは要らないです。
今週の月曜日に同窓生の仲間で永年同窓会の幹事として人集めや場を盛り上げて呉れた
友人が脳内出血で入院2日で逝った。

火曜日は新聞の地方版「おくやみ」欄で同年の友人の名前を目にして疑った、
以前スーパーで夫婦に逢った時は元気に挨拶を交わしたのに、急性肺炎で発病後一週間で
亡くなられた。奥様の憔悴振りに目がうるるに。

明日は約20年ほど痴呆症で家族が一生懸命介護に尽くして呉れた叔母(90才)の葬儀です。
週に何回かの公的介護を受けながらでしたが、最後は自宅で家族に囲まれて静かに息を引き取った。
これまでの家族、特に長男のお嫁さんは口に尽くしがたい苦労があったと思い大感謝です。

私にも老齢の母(98才)が居ますが出来る事なら病院のベッドで無く自宅で皆に囲まれて・・・と思いました。