美容師である私たちにとって「はさみがない」というのは
手がないのと同じだ。
3.11の震災の時、
津波によって流された鋏、
想いをこめてオープンしたお店、
なくした美容師はどんな想いだろう、、、
そう思った。
3.12に立ち上がった「Help From Beauty」。
キャレでも募金、チャリティシャンプー&リンパマッサージ等を行ったり、
HFBのドライシャンプー制作、チャリティ等に参加してきた。
あれから2011年もあとわずかになった11月28日、
被災地釜石、気仙沼から被災された美容師さん4名を招いてフォーラムが開催された。
被災地に向けてのメッセージ
キャレスタッフも書き込み
気仙沼の美容師さん。
地震の時に、店内には高校生のお客様がオーナーさんに必死にしがみついてきたとか。
スタッフさんは、次の日の卒業式の着物の準備中で
ラジオとお預かりした着物を持って必死に逃げる。
その間にも漏電に備え、コンセントを抜き、ブレーカーを落とすなどの機転がきいていた。
スタッフとお客様、お客様のお着物を守った美容師さんは、
自分の大切な鋏は、サロンにおいてきてしまった。
掘り返した泥のなかから出て来た鋏に涙されたそうです。
会場は100名もの参加者。
続いて、釜石の美容師さん。
お一人は、オープン予定の自宅兼美容室が津波にさらわれた。
1日もオープンすることができなかった。
もうひと方のお店も土台だけになっていた。
仮設住宅の現場で大工さんのバイトをし、少しづつものを集めて再オープンを果たされた。
でもいいことばかりじゃなく、ねたみに悩まされている。
皆が笑える日が早くきてほしい。
会場に集まった人たちは、真剣に話を聞いていた。
優しさにつつまれた会場だった。
この日の模様が次の日の読売新聞朝刊に掲載された。
私は、一日空港へのお迎えからホテルまで一緒に行動させてもらった。
新世界で串カツを食べ、
堀江のカフェでお茶をし、
ヘアサロンでヘッドスパ、
そしてフォーラム、
関西、関東のヘルプフロムビューティーの皆と交流会、
追加で吞み、
次の日は、大阪の美容問屋で仕入れ、
はり重でランチ、、、。
大阪を堪能。
今回、フォーラムで震災体験を話していただく緊張感とかあったと思うし
複雑な想いももってたと思う。
けれど、フォーラムの最後に
「みなさんのお陰でがんばれます」って深々と頭を下げられた。
そして、
「震災の備えと訓練だけは、やってください」
と、強くうったえて締めくくられた。
支援を受けていた彼女達は、このフォーラムで私たちの未来を作る仲間となった。
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