Mi Aire

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以心伝心

2010-06-11 18:52:04 | エッセイ
以前働いていた会社は、とある会社の子会社だった。
その親会社にいた担当部署の人と友達になり、オフィスが近かったので毎週水曜日にランチをしていた。
仕事のこともそうでないことも、いろいろなことを語り合い、いつも近くにいたのに、私の仕事が変わり、オフィスが離れてしまってから、あまり会えなくなってしまっていた。

一度離れるとなかなか会う機会がない。
自分の身辺が落ち着かなかった時期でもあり、なんとなく疎遠になってしまった。
年賀状などで「会いたいね」と言いながら、なかなか会えない人は多いと思う。
その間メールのやりとりは少々はあったものの、気がついたら3年の月日が流れてしまった。

何かキッカケがあればいいなぁと思い、今年の春の写真展に招待状のハガキを送ってみた。
返事がこなくても「来られなくてもまた連絡するから。」と書いておいたのに・・・。
私はまたそのあとなんとなく忙しくしていて、連絡できていなかったのだ。
そしてまた1ヶ月半くらいたってしまった。

今日の昼ごろランチを買いにいった帰りにふと彼女のことを思った。
あれきりになってしまっていたなぁ・・・と。
連絡すると言っていたのに、また果たせていない。
そうだ。彼女に連絡しなければ・・・。

そのあとしばらくして携帯電話をみると誰かからメールが来ている。
名前をみてびっくり。なんとメールの主がその友達だったから。
着信時刻をみて再びびっくり。
私が丁度彼女のことを思い出していたくらいの時間だったのだ。
ちょっと鳥肌がたった(笑)
嬉しかったけれど、とっても不思議。

以心伝心っていうの?
こんなこともあるんだね。
同時にお互いのことを思い出していたのかしら?
本当に不思議。

ともあれ来週会えるね!
会ってしまえば3年の空白はなかったみたいに感じるはず。
友達というのは何年会わなくてもそういうものなのだ。



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