虹パパの日記

40代介護福祉士です。日本を良い雰囲気にしたいです。

【新型コロナウイルス】感染拡大の第二波。これは、第一波の比べものにならない。

2020-03-27 16:57:53 | 日記
免疫学の第一人者・宮坂 昌之先生の提言
政府の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」でクラスター対策の分析等を担当している北海道大学の西浦博教授は、保健医療従事者に向けて発信した緊急メッセージで、危機感をあらわにしています。
「それは1月から2月上旬に中国および中国帰りの渡航者を端緒として始まった流行の比ではありません。非常識を承知で分かりやすいようにミサイルでたとえると、1月から2月上旬は短距離ミサイルが5~10発命中した程度ですが、この3月のパンデミックは(中略)空から次々と焼夷弾が降ってきているような状態です。そこで『火事を一つ一つ止めないといけない』というようなのが今の状態です」

欧米諸国で感染が急激に進んだのは、周囲の人を大量に感染を拡大させるクラスターを見逃したことによって、症状がない、いわゆる無症候感染者を野放しにしたためです。彼らが社会の中で動き回ることで、いつの間にか感染が爆発的に広がり、それとともに死者が急激に増えていったのです。

西浦博教授が示された計算式によると、東京都で感染のピークを迎えたときには、1日当たりの外来患者がおよそ4万5000人、入院患者がおよそ2万人、重症患者が690人余りとなります。
私が知る限り、東京都がもつ感染症患者用ベッドは200床足らず、一般病床は10万足らずです。つまり一日で感染症患者用ベッドは埋まり、一般病床ですら数日のうちに感染者で埋め尽くされることとなるのです。
現在、東京都は、民間の医療機関にも協力を要請して、重症の患者を受けるために最大で700床、中等症の患者については最大で3300床まで段階的に増やすことを目指していますが、大規模な感染爆発が起きれば、焼け石に水です。
重篤な症状に陥った高齢者が病院に押し寄せれば、医療機関はたちまち対応能力を失い、「医療崩壊」が起きて、救える命も救えなくなるでしょう。

前述の北大・西浦教授は悲痛なメッセージを送っています。その一部をここに引用します。
「今後、大規模流行が起こるリスクが高いことを、私は危惧しています。現状では、市民の皆さまがそこまでの危機意識をもってこの流行に対峙したり、一人一人の行動を考えていないものと思います。
過度の行動制限や都市封鎖などで見込まれる経済的ダメージが起こらないように、50人以上の大規模イベントへの参加をやめ、2次感染が何度か発生した3条件の重なる場所(たとえばスポーツジム、ライブハウス、展示商談会、接待飲食など)およびその他の機会(懇親会など)の接触を控えることができないといけません。
ぜひとも全国の保健医療従事者の皆さまにまずこのことを知っていただき、皆さんが知識の伝道者となっていただかなければなりません。今、頑張って皆で行動を変えることができれば切り抜けられる可能性が高いです。皆さんの力が必要です。お願いします、助けてください」

以上で引用終わります。

正直わたしも、なんとなく
・「解禁ムード」
になってしまっていました。大いに反省です。。。

イタリア・スペインなど欧州での致死率は悲惨です。
(イタリア10%超・スペイン7.5%
・「医療崩壊」が起こり、救える命が救えなくなっている

同じ欧州でも、ドイツの致死率は
・0.6 %(感染者数は47278人と他の欧州諸国並みに多い
ドイツは「医療崩壊」が起きていない。
ドイツの致死率が低い理由を多くのメディアが
・検査数が多い
こととしているけれど、私はこれは疑問に思います。
ドイツでは検査数を増やしても、ちゃんと陽性患者を隔離できるシステムが確立しているから
という部分を強調して伝えないと
・日本ももっと検査数増やさないとダメだぁ〜
と主張する人たちの都合のいい材料にされてしまう気がします。

いま日本は、「検査数を増やせ」と叫ぶよりも
ひとりひとりが感染を広げない努力をする時期
(無症状の人が8割、とも言われていますから私ももう感染しちゃっているかも〜という想定で移さない心がけが必要なのかもしれません。)

今日はちょっと「解禁ムード」になってしまっていた
自分を戒めるための記事でした。

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