ケアトリハ

介護とリハビリの仕事をしている方、目指している方、介護やリハビリってどんな世界なの、という方に読んでいただきたいです。

●● あばたもえくぼ ●●

2018年11月10日 | 介護
今回も、大変期間を空けてしまってからの投稿です^-^;

ところで、突然ですが私は、病院や老人保健施設、有料老人ホームにおける、各スタッフの「対応の悪さ」がとても嫌いです。 
すべてのスタッフではなく、本当にごく一部のスタッフなのですが、理学療法士にしても、看護師にしても、介護福祉士にしても、時々、見ていて辛くなる対応に遭遇することがあります。

敬語が分からないとしても、丁寧語ですら話せないスタッフ、声掛けもせずに突然車椅子を移動させるスタッフ、プライベートで嫌なことがあったことをそのまま仕事中に態度に表して患者・利用者さんに気を遣わせるスタッフ、便失禁してしまった(させてしまった?)パジャマを、すすぎもせずに家族が持ち帰る洗濯駕カゴの中に放り込むスタッフ…、書き出したらきりがありません。

私自身、介護の仕事を始めたばかりの頃、敬語が苦手でヘンテコな声掛けをしていました。 理学療法士の専門学校に入ると「接遇」の授業がありましたので、それはもう一生懸命勉強しました。
テレビを見てくつろいでいる利用者さんを入浴介助のために誘導する際も、せっかく楽しんでいるところなのですが時間の関係で(施設側の都合で)案内しなくてはならないのですから、「お楽しみのところ大変申し訳ありませんが…」と先に述べてから車椅子を操作して脱衣室までご案内しました。
レストランに食事にでかけた際、これまでに一人も、不機嫌そうに接客している人に出会ったことはないので、私自身もプロフェッショナルのつもりで、私情を挟んで仕事をしないように心がけていました。
利用者さんが便失禁をしてしまった時、まずは「オムツやパットの当て方に問題はなかったのかな?」と気にしながらも、洗濯をするご家族のことを思えば、ひとまずは汚れたパジャマなどを別室の専用のバットで水洗いし、ビニル袋に入れてからご家族に一言お伝えするようにしていました。

こういった行為は、先輩に教えてもらったこともありますし、自分で気づいて行っていたものもあります。 私は患者さんや利用者さんが好きでした。 中には苦手な方もいましたが…^-^; 基本的にはどの方も、好き嫌いの「好き」の方で対応させてもらっていました。
「好きな人」には、何だか愛情を持って対応してしまいますよね? 偉そうなことも、良い子ぶるようなことも言うつもりもありませんが、「お客さん」に愛情を持ってしまうような、そんな仕事が医療や介護ではないでしょうかね? レストランやコンビニの従業員さんでもきっと、そんな感情をお客さんにお持ちになることもあると思います。 でも、医療や介護の仕事は、それ以上に愛情を持ってしまうような仕事だと思っています。

心無い対応をするスタッフは、患者さんや利用者さんのことを「好き」ではないのでしょうかね? そうだとしたら、とても寂しい仕事の仕方をされているのでしょうね。 あばたもえくぼに見えちゃえば、とっても楽しくて素敵なお仕事なのですけどね…^-^