
私がヨットに興味を持ち始めた頃、エクメドメール(Ecume de mer 海の泡)というヨットがQトン(クォータートン:25〜6フィート前後のヨット)クラスで大活躍していました。1970年代初めの頃の話です。
レース艇であるにもかかわらず、外観は丸っとした可愛い印象。
レース艇であるにもかかわらず、外観は丸っとした可愛い印象。
ジャン・マリー・フィノ(Jean Marie Finot)というフランス人新進気鋭のヨットデザイナーによる設計でした。
私は、舵誌に掲載されていたエクメドメールの写真を切り抜き、自分の部屋の壁に貼っていたことを今でもはっきりと憶えています。

このエクメドメールを日本で取り扱っていたのが、ニュージャパンヨットという会社。その後フィノ(グループ・フィノ)の設計によるヨットを次々に出すことになるのですが、1983年、フィノ設計のリベッチオが発売されました。サイズはエクメドメールと同サイズですが、大きなドッグハウスがこのヨットがクルージング向けにデザインされたことを象徴しているようです。
リッベチオは現在でも製造販売されている超ロングセラーで、堅牢で無駄のない落ち着いたデザインです。性能的にも中庸で、「小型クルージング艇の代表」なんていう人もいます。スターンの絞り込みがそれ以前のデザインよりゆるくなってきていて、その船型が古さを感じない理由のひとつかもしれません。


私は、舵誌に掲載されていたエクメドメールの写真を切り抜き、自分の部屋の壁に貼っていたことを今でもはっきりと憶えています。

このエクメドメールを日本で取り扱っていたのが、ニュージャパンヨットという会社。その後フィノ(グループ・フィノ)の設計によるヨットを次々に出すことになるのですが、1983年、フィノ設計のリベッチオが発売されました。サイズはエクメドメールと同サイズですが、大きなドッグハウスがこのヨットがクルージング向けにデザインされたことを象徴しているようです。
リッベチオは現在でも製造販売されている超ロングセラーで、堅牢で無駄のない落ち着いたデザインです。性能的にも中庸で、「小型クルージング艇の代表」なんていう人もいます。スターンの絞り込みがそれ以前のデザインよりゆるくなってきていて、その船型が古さを感じない理由のひとつかもしれません。


ちなみに、同じ設計者でも、1990年のベネトー・ファースト265というヨットを見てみると、“丸っこい”というよりもむしろ“ズンドウ”になってきました。
つまり、紡錘形から砲弾型に、より軽く、よりキャビンを広くというヨットの形の変化は世界の潮流のようです。(まあ、それはそれで嫌いではないんです。)
帆走性能も居住性も最近のヨットのほうが断然上なのは分かってますが、趣味の乗り物としては「ヨットらしいヨット」のほうが私には好ましく感じます。

つまり、紡錘形から砲弾型に、より軽く、よりキャビンを広くというヨットの形の変化は世界の潮流のようです。(まあ、それはそれで嫌いではないんです。)
帆走性能も居住性も最近のヨットのほうが断然上なのは分かってますが、趣味の乗り物としては「ヨットらしいヨット」のほうが私には好ましく感じます。

最近はもっと極端になっていますね。(OCEANIS 30.1 (BENETEAU):同氏の設計)

キャビン内は、エクメドメールが、ポートサイドにギャレーが配置され、座る場所(セティーバース)がスタボー側のみであるのに対し、リベッチオはギャレーをコンパニオンウェイ付近に寄せて、キャビン中央部は両サイドにセティーバースを設け、一見30フィートクラスのキャビンの広さを確保しています。やはり、ヨットはアウトドアスポーツでもあるけれど、結構キャビンで過ごす時間は長いので、広いキャビンはありがたいものです。
(ただ、トイレの配置を犠牲にしている面は否めず、その点は最近は改良版もあります。)

ということで、こんどのヨットの詳細データを以下に記しておきます。
艇種:Libeccio(リベッチオ)・・・意味は、地中海性の湿った南西からの強風のこと
設計:Jean Marie Finot(Group Finot)
建造:ニュー・ジャパン・ヨット株式会社
進水年:1987年
エンジン:ヤンマー2GM20(2020年に1GMより換装)
全長:8.0m
水線長:6.5m
全幅:2.78m
吃水:1.5m
重量:1,850kg
バラスト:660kg
リグ:マストヘッド
キール:フィン
メイン:12.75㎡
フォア(ジェノア):20.40㎡
フォア(ジブ):8.75㎡
フォア(ストーム):4.75㎡
スピン:49㎡
燃料タンク:20L
清水タンク:55L

早く梅雨が明けないかなぁ!
設計:Jean Marie Finot(Group Finot)
建造:ニュー・ジャパン・ヨット株式会社
進水年:1987年
エンジン:ヤンマー2GM20(2020年に1GMより換装)
全長:8.0m
水線長:6.5m
全幅:2.78m
吃水:1.5m
重量:1,850kg
バラスト:660kg
リグ:マストヘッド
キール:フィン
メイン:12.75㎡
フォア(ジェノア):20.40㎡
フォア(ジブ):8.75㎡
フォア(ストーム):4.75㎡
スピン:49㎡
燃料タンク:20L
清水タンク:55L

早く梅雨が明けないかなぁ!
以来のお付き合いでした。今35ft、より4スケールダウンして同じく26に乗っていますがフィノの船に乗られるのは大賛成です。良い航海を・・・
エクメの先輩のお言葉ありがたいです。
今はもうエクメドメールは中古市場でも目にすることはありませんが、実際に乗ってみたかったなあと思います。
そんなことを思いました。
イイですね、飽きのこないデザインと機能。
梅雨明けが楽しみですね。
海のロマン!
裕次郎、若大将、の頃から、実は変わってないのですよ。
エクメドメールの遺産ですね!
デザインは今でも通用すると思います。
でも、本物のエクメは全然見たことがないです。
ようやくゲットです。
たしかに梅雨明けが楽しみです。
リベッチオ、いい船ですね。
マリーナでお会いしたらよろしくお願いします。
YBMなのですね。
B-1110におりますので、よろしくお願いします。