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マハロ船長の航海日誌2

マハロ船長は
ミニチュア・シュナウザーの船乗り犬です。
毎日たべものの匂いをたよりに
大海原を航海しています。

海の"貧"栄養化とは?

2025-03-29 09:40:20 | ヨット

近年、魚が獲れなくなったという話はしばしば聞く話です。

 

この原因は、海水温上昇とか乱獲などが原因だと推測されてますが、瀬戸内海や東京湾、伊勢湾などの閉鎖性水域においては海水の「貧栄養化」にあるのではないかという説があるのだそうです。

 

海の「富栄養化」という言葉は聞いたことがありますが、「貧栄養化」という言葉は私にとっては初耳です。

 

富栄養化」とは、水中に溶けている栄養塩(窒素、リン等)が多すぎる状態のことだそうで、日本では高度成長期に、栄養塩を多く含んだ工場排水や生活排水が大量に流れ込み、赤潮の発生などの海洋汚染がすすみましたね。

 

下水施設の高度処理化等の対策がすすんだ結果起きてきたのが「富栄養化」の反対の「貧栄養化」なのだそうです。

 

貧栄養化」は水中に溶けている栄養塩(窒素、リン等)が少なすぎるため、生物の生産性が低くなることだそうです。漁獲量の低下とか海苔の品質低下(色落ち)などの現象は「貧栄養化」の影響なのではないかというのです。

 

そのため、工場や下水処理場の水質基準を緩和する動きさえあるそうです。

 

そういえば、牡蠣の養殖場は、河口部のミネラル分を多く含む水質が重要とのことで、要するにキレイ過ぎる海は牡蠣の養殖に不向きということです。

 

じゃあ、海は適度に汚れていたほうが良いのか?・・・・・んな訳ないよね。

 

 

以上の貧栄養化の話は、アメリカのように汚水をリザーブタンクに貯めておいてマリーナのバキューム施設で処理する方式ではなく、排水パイプの先がダイレクトに海である日本のマリントイレユーザーとしては、少しだけ罪悪感が薄らぐ話でした

 

参考にしたサイト→ココ

水質基準緩和に関する記事→ココ

以前書いたマリントイレの話→ココ

 

 


♪ひとりよりふたり〜ふたりよりさんにん♪

2025-03-24 19:24:45 | ヨット

2025/3/24

中断していたファーリングジェノアのUVカバーの補修(手縫い)を完成させました。これで当分の間は大丈夫でしょう。

少し時間があったので、湾内を周回。”ワカメの養殖場”と化した船底ではスピードすこぶる遅し!早く船底塗装をしたい想いがつのるばかりなり~。

 

ところで、、、現在Alizé(バンドフェット)は2人の共同オーナー体制で運営しておりますが、2025年度よりもう一人加わっていただき3人共同オーナー体制になる予定です。

MYOC(諸磯ヨットオーナーズクラブ)の構成員は、ご多分に洩れずメンバーの高齢化の悩みを抱えており、「そろそろヨット遊びを卒業しなければ。」と考える方が増えていると聞きます。

ただ、いつまでもヨットは続けたいのは誰しも同じでしょう。

私は、5年前から共同オーナー2名になりましたが、「1人より2人。2人より3人。」のほうがオールドセイラーには活動を続けやすくなると考え、共同オーナー増員としたのです。

これに関してはMYOCの尽力により実現することができました。深く感謝いたします。

 

P.S.

なぜかビルジ水が溜まってました。オイルに見えたけれど、オイルは表面だけで下は水。多分シャフトシール(PSS)かと思いますが、詳細不明。

 


チクチク

2025-03-18 18:44:40 | ヨット

2025/3/18

先日いただいたファーリングゼノアのほつれたUVカバーの修理に諸磯泊地にやって来ました。

 

まずはセールバッグの補修。壊れたファスナーの箇所をベルクロで締めるようにしました。

 

スプレッダーで擦れて切れてしまった箇所は細い糸でかがり縫い。

 

あとは、UVカバーの端をセールに縫い付けていくだけ。とはいえ、4〜5mの長さを完成させることはできず、残りは後日としました。

 

今週はボートショーも開催されるとかで(私は行きませんが)ヨットシーズン直前!といった感じです。早くセイル修理を完了させなければ!

 


ファーリングジェノアでセーリング

2025-03-12 07:57:44 | ヨット

2025/3/11

今日は思いのほか曇り空。

気乗りしないけれど、とりあえず出港!寒さはそれほど感じません。

 

今日はジブのみのセーリングです。

実は、ブロ友"空海"さんから、パイオニア9のファーリングジェノアをいただいたのです。まことに有り難いことです。空海さんだけに慈悲の心でお恵みくださったのかもしれません。この場を借りて深く深く感謝申しあげます。

元のオーナーさんはファーリングしっぱなしだったようで、UVカバーはかなり痛んでいるのですが、内側の生地は"パリパリ"の新品状態でした。

 

パイオニアもバンドフェットも30ftのマストヘッドリグなので、おおよそはサイズが合うのではないかと考えてましたが、なんと"ピタリ賞"でした。しかも、ほんの十数センチだけフットが短いので、前方視界が良くなりました。これは大事なんですよね。

 

ただひとつの誤算は、あまりにゴワゴワ・パリパリの新品同様の生地なので、畳むのか大変で、狭いデッキで1人ではキレイに畳めず、すごく嵩が増して、ハッチに入りにくくなってしまいました。次回はキチンと畳み直しましょう。

 

 

閑話休題:閉館した油壺マリンパークのイルカショー館の解体が進んでました。(すべての施設の解体にはまだ半年はかかるらしいです。)

 


ラダーとラダー

2025-02-26 14:25:02 | ヨット

LRの発音の使い分けは難しくないですか?一般的に日本人は苦手と言われてますが、ご多分にもれず私もすこぶる苦手です(泣)

Love(愛する)とRub(擦る)は、LRVBという似て非なる発音がダブルでやって来るので、苦手MAX級です(号泣)

だからエルビス・プレスリーの「Love me tender」"優しく愛して"を歌うと、きっと「Rub me tender」"優しくこすって"に間違えられることでしょう。韓国式垢すり店限定で使えるフレーズですね(苦笑)

 

 

船の世界でも同じようなことがあります。

それがrudderladderです。

舵と梯子(舷梯)の違いですね。

 

若い頃の経験なんですが、船会社で働いている時に、先輩社員が「運航船がラダー・トラブルを起こした!」と言っているので、それじゃ操船不能になって大変なことになるんじゃないか?と思ったのですが、先輩はそこまで心配している様子ではなく、よく話を聞いたら水先案内人が乗船するための舷梯の上げ下げがうまくいかず、手間取った程度のトラブルでした(ホッ)

この頃はRとLの差などまったく知らなかったための勘違いでした。

現実的にはladder(梯子)をTrap(タラップ)と常に呼べば間違われることはなく、タラップとかギャングウェイとか呼ばれる場合が多いですよね。

 

rudderとladderについては、コチラも詳しいです→クリック

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2025/2/25

先日からリーフラインの取り回しをいじくっていたのですが、最終的な取り回しを決めました。(結果だけ見るとあまり変わってない感じもあります。)

あくまで我らがAlizeにおけるベターソリューションであって、他船に当てはまるわけではないと思います。でも、自艇の艤装をたまに見直してみるのは必要かなぁと思いました。

そんなこんなで時間をとったので、今日は機走でちょこっと海藻落とし!

早く上架したい!