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映像と文化通信『イメージの時代、小泉・ブレア時代』ケイ・イシカワ

2008年09月29日 08時26分09秒 | 政治・経済
 21世紀の日本、デジタル映像時代だ。2013年には地上波テレビ放送もすべてデジタル化される映像時代である。大阪万博以降カラーテレビが普及していったが、当時と比べると画面ははるかに大きくクリアになってきた。”選挙の顔”のイメージはそれだけにとても大切な要素になてくる。

 さて、
 古い自民党のイメージをもつ、民主党の党首小沢氏は意外に人気がない。イメージが好くない、古いのだろうか?麻生氏は比較的イメージがよい。アンケートでは小沢氏に比べてずっと人気がある。

麻生氏と小沢氏とのイメージ対決では小泉氏と岡田氏の対決構造と共通面があると見た自民党。だからこそ自民党総裁選で麻生氏が圧勝した。

 少し年代を遡ろう。
 独身でイケメン、ダンディな小泉元首相は断然イメージがよかった。安倍元首相も福田前首相も麻生氏と比較してどうも(失礼ながら)イメージがよい。
 イメージ戦略で党首を選んできたと見える。

 TVで見栄えがよいということは大事なことだと言われてきた。テレビを見て、投票を決める。独身でイケメンのライオン宰相、小泉氏は女性には特に人気があった。

 民主党も4年前岡田氏が代表になり、イメージは悪くなかったが小泉氏の郵政民営化解散でライオンのように吠えまくる小泉自民党に大敗して辞任。イメージでも戦略でも野獣のように吠えまくり、小泉サファリーパークを人気パークにして予想以上の大勝利を呼び込んだ。特に女性は強いライオン宰相率いる自民党へ投票した。

 自民党の中で反対が出た郵政民営化法案は参議院で否決されて、当然衆議院で3分の2の多数を得られないと見ると、9.11テロ解散を断行した、独身でライオンのように吠えまくるライオン宰相。ライオン宰相のイメージがおとなしい民主党岡田代表をはるかに上回ったわけだ。

 余談だがアメリカでクリントン夫人が民主党大統領候補になっていたら、ひょっとして小池氏はもう少し票を獲得できたのかもしれない。小池氏はしかし党を渡り歩いきたが故に党内で人望がなかった。

 小沢氏は古い自民党のイメージをも併せ持つ人、前首相福田氏とも信頼関係があり、大連合の意図もあった。
 今後も政界再編成で同じようなことが行なわれるきらいもある。

 そのときこそ憲法9条が変えられることになると思うのは杞憂だろうか?

 筆者には小沢氏は旧自民党田中派のイメージがどうしても残り、民主党の獅子身中の虫のように思える。

 民主党の最高顧問の藤井裕久氏を筆者は信頼するのだが 、藤井氏の同志である小沢氏はしかし汚濁にまみれているイメージがあり、こういうところから不信感がぬぐえなくて、どこかで彼と自民党とが手が結んで憲法改正がありうるのではと思うわけで、これが杞憂であってほしい。

 元代表の岡田克也氏もう一度党の代表になり、改革をどれだけやれるかという思いはあり、岡田氏に期待したいところ。岡田氏のイメージは小沢氏と比べてはるかに好い。

 これからはデジタル映像時代、ブレア前英首相のようなルックスのよい人が”イメージ戦略”で選ばれていくのだろう。

サンケイの26日付けの世論調査(2)次のイメージによりあてはまるのは自民党か民主党か という問いから始まる.

この世論調査の問いかけで、イメージをひとつのキーワードに用いているところが興味深い。
(以下大きい文字部分は世論調査記事引用)
 
【問】問】次のイメージによりあてはまるのは自民党か民主党か
《政策がよい》  
・自民党  37.5% ・民主党   44.8%  
・わからない、どちらとも言えない   17.7%

  続きはサンケイの世論調査記事をお読み下さい。            

 映像と文化研究所コーディネータ ケイ・イシカワ(Journalist-net)


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