春の嵐から一日明けた今日。
立ち止まった季節が再び動き出しそうなほど、晴天に恵まれました。
階段を下りてくる多くの足音は、どこか楽しげ。
いっぱい遊んでおいで。
みんなさっさと靴を履いて玄関を出ていきます。
男の子は自分の靴を履くと、お友達の足元にしゃがみました。
靴を履かせてあげているのです。
幼児クラスから入った入園当初は、よく泣きました。
皆の前に出て話をする勇気もありませんでした。
ふと気が付くと、なんだか涙が出ちゃう。
ママがいいのよね。
人に靴を履かせるのは結構難しい。
自分で履くのと違って、足首に力が入っていないからです。
時間をかけて何とか頑張って。
やっと履かせてあげられました。
履かせて立ち上がった男の子に表情はありません。
できた!の顔も、良いことをした!の顔も、そこには無い。
さも当然のことをしただけ。
そんな気質を静かに湛える、凛とした面持ち。
いい顔でした。
立ち止まった季節が再び動き出しそうなほど、晴天に恵まれました。
階段を下りてくる多くの足音は、どこか楽しげ。
いっぱい遊んでおいで。
みんなさっさと靴を履いて玄関を出ていきます。
男の子は自分の靴を履くと、お友達の足元にしゃがみました。
靴を履かせてあげているのです。
幼児クラスから入った入園当初は、よく泣きました。
皆の前に出て話をする勇気もありませんでした。
ふと気が付くと、なんだか涙が出ちゃう。
ママがいいのよね。
人に靴を履かせるのは結構難しい。
自分で履くのと違って、足首に力が入っていないからです。
時間をかけて何とか頑張って。
やっと履かせてあげられました。
履かせて立ち上がった男の子に表情はありません。
できた!の顔も、良いことをした!の顔も、そこには無い。
さも当然のことをしただけ。
そんな気質を静かに湛える、凛とした面持ち。
いい顔でした。