藁を使ってカツオやマグロ、青物のタタキをすると、香りがよくとても美味しい。ただ、藁は今時入手は難しい。また、きちんと乾燥させる必要があるため、散歩がてら拾ってきても、乾燥させ格納するのも、結構手間である。
藁焼きのメリットが何か?と考えると
・藁の燻製香が、食材を引き立てる
・高火力が、周囲だけを焼き、真ん中はレアに
・水分が少ない火なので、食材から水も抜ける
このメリットを簡単に実現できないか?と考えてみた。燻製香は、藁を使わずチップを使えば簡単。高火力はガスでもなんとかなる。最後の水分は....魚に塩をして、最初から水を抜けばいけるのではないか?
それで、考えたのが、土佐のカツオの塩タタキの応用。藁を使わないだけで、それに近いものを作ってみよう。
(1)準備するもの
・簡易燻製器
グリーンハウス 燻製 フード スモーカー GH-SMKA-SV
値段は少々高めだが、モノの質感もよく気に入りました。
本格的な燻製には向かないが、軽く香をつける用途にはよさげです。
・燻製用チップ(上記スモーカーに付属してます)
・バット+網
・金串(コンロでサクを炙る場合)
(2)食材
・新鮮な魚(青物、カツオ、マグロ等)たぶん白身魚でもいけると思う
・塩
・好きな薬味(ネギ、しょうが等)
(3)作り方
・魚を三枚におろし、サクにする
・サクに軽く塩を振り、バットにアミを敷いて、サクを乗せて冷蔵庫へ
・半日~1日置いて、サクの水分をキッチンペーパーでよくふき取る
・サクの皮目を軽くコゲが付くまで強火で焼く。お好みで身の部分も軽く
・サクをバットにのせて、燻製する
煙をいれたら、口を軽く縛り、煙が外になるべく出ないようにする。そして10分~20分放置。
・サクを取り出した後は、サクを保鮮紙かキッチンタオルで包んで、ラップで包み冷蔵庫で3日ほど熟成。
キッチンタオルを使う場合は、毎日交換が無難。
・刺身のように切って、薬味をかけて出来上がり。塩味が足りない場合は、醤油をすこしつけて食べてもGood。