【『はやぶさ』の現在までの”道のり”と主な”工学的成果”】
2003/05/09--M-V-5ロケットにて打ち上げ(宇宙用リチウムイオンニ次電池をバッテリとした宇宙機は世界初)
2003年末----太陽面フレアの影響で太陽電池パネル効率僅かに低下(上記の影響で2005/6月到着予定が2005/9月中旬となる)
2004/05/19--イオンエンジンと地球スイングバイとの併用に成功(世界初)
2005/02/18--太陽から最遠点到達(太陽系最遠に到達した電気推進装置となる)
2005/07/31--リアクションホイール故障(3基中1基)
2005/09/12--小惑星”イトカワ”にランデブー(ゲートポジション)、光学複合航法を実証
2005/09/30--ホームポジションまで降下
2005/10/03--リアクションホイール故障(3基中2基が故障となる非常事態に)
2005/11/12--ミネルバ投下(しかし、イトカワ表面にとどめることできず)
2005/11/20--世界初、”月以外の天体”地球圏外天体からの離陸に成功(試料採取の可能性あり)
2005/11/26--小惑星”イトカワ”へのタッチ&ゴーに成功(試料採取の可能性は低い)
2005/11/26--姿勢制御系にトラブル(スラスタ2系統共に全滅)
2005/11/28--通信不能となる。翌29日に通信復旧(ビーコン回線復旧)。
2005/12/06--弾丸が発射されたことを示すデータ確認できず
2005/12/08--再び通信不能となる。明けて2006/01/23に通信復旧(ビーコン回線復旧)
2006/06~2006/09--過放電状態のバッテリに微弱電流で充電を行う
2007/01/18--試料容器のカプセル収納・蓋閉め運用が完了
2007/02 --この頃、リアクションホイール Z 軸、太陽光圧、イオンエンジンでの三軸制御技術を獲得
2007/04/25--14:30からの運用をもって帰還フェーズ入り
2007/10下旬--イオンエンジン C 、リアクションホイールを停止(意図的な停止)
2009/01下旬--リアクションホイール再始動、三軸制御確立。
2009/02/04--イオンエンジン再起動。残る軌道変換量は約 400 m/s
平成20年度中--イオンエンジンのみでの姿勢制御プログラム実装2009/08/13--メモリエラーによりエンジン自律停止。太陽電池発電量の都合から待機
2009/09/26--エンジン再起動
2009/11/04--中和器の劣化によりイオンエンジンD自律停止
2009/11/11--イオンエンジンAB 複合モードでの運用開始。残軌道変換量 200数十 m/s
【はやぶさが成し遂げた記録と功績の一覧】
2003年05月 電気推進エンジンを世界で初めて3台同時運転。
2004年02月 イオンエンジンを搭載した宇宙機としては、世界で最も太陽から遠方に到達。
2005年09月 日本の惑星探査機が、史上初めて他天体へのランデブーに成功。
史上最も小さい天体へのランデブーに成功。
2005年11月 日本の惑星探査機が、史上初めて他天体への軟着陸に成功
小惑星への軟着陸は、ニア・シューメーカーが小惑星エロスに軟着陸して以来2例目
世界で初めて小惑星からの離陸に成功
月以外の天体において、着陸したものが再び離陸をなしとげたのは、世界初
史上最も小さい天体への軟着陸、離陸
小惑星表面を史上最も詳しく観測
2006年05月 「はやぶさ」プロジェクトが米国 National Space Society の Space Pioneer Award 受賞
2006年06月 日本の惑星探査では初めて米科学誌「サイエンス」特集号として発表される。
2006年07月 第45回日本SF大会、星雲賞自由部門に「はやぶさプロジェクト」を選定
2006年11月 「機体が着陸した最小の天体」として、ギネス記録に認定される。「ギネス世界記録2007」に掲載
2007年03月 ISASビデオ『「はやぶさ」の大いなる挑戦!』が
第48回科学技術映像祭:科学技術部門で文部科学大臣賞受賞
2007年04月 「はやぶさ」プロジェクトチームが「平成19年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」受賞
2007年07月 「はやぶさ」イオンエンジン論文が米国航空宇宙学会最優秀論文賞受賞
2007年09月 「はやぶさ」イオンエンジン論文が国際電気推進学会最優秀論文賞
2008年02月 (JAXAの科学功績全体として)米国宇宙財団のジャック・スワイガート賞を受賞
2008年05月 「はやぶさ」搭載電池論文が電気化学会論文賞受賞
2008年05月 「はやぶさ」ビデオ「祈り」が WorldMediaFestival 部門別銀賞受賞
2009年08月 「はやぶさ」搭載 μ10 をベースとしたイオンエンジンが海外展開へ
【本来ならリアクションホイール3個で姿勢制御】
⇒ ホイール1個壊れたのでホイール残り2個と化学スラスタで制御 (ここまでは普通の「こんなこともあろうかと」、な範囲)
⇒ ホイールさらに1個壊れた!化学スラスタ全損!燃料全部漏れた!漏れた燃料が機体内で凍ってる!!通信途絶!!!バッテリも壊れて太陽電池パネルは常に太陽を向けなきゃなんない!!!
⇒ 姿勢が狂っても、ほっとけば持ち直すように設計してたんだよね。こんなこともあろうかと。1年以内に60%の確率で通信回復するはず。(数ヵ月後)ほうら3ヶ月で繋がったぜ!
⇒ とりあえずイオンエンジンの中和器から生キセノン吹かして姿勢制御。こんなこともあろうと中和器の向きを微妙にずらしてたんだよね。
⇒ 機体内をヒーターで暖めてベーキング。爆発しないようにゆっくりとね。気化した燃料はそのうち機体外に逃げるだろう。
⇒ 生キセノン吹かしつづけてると地球帰還用の燃料が足らなくね?あ、風車の原理で太陽光圧を利用して回転させて安定させればよくね?こんなこともあろうかと、回転軸が機体の中心を貫くように設計してたんだよ。
⇒ 地球帰還用のカプセルに採取した試料を入れるにはバッテリーの電力が必要だなぁ。でも極低温で短絡故障(ショート)してるから下手に充電すると爆発しそうだなぁ。
⇒あ、古河電工のおっちゃんが補充電回路で充電する裏技教えてくれた。電源オンオフを高速連打すれば良かったんだ、ラッキー。
⇒ よし、地球帰還航行開始っと。イオンエンジンは3基生きてるからオッケー。ホイールは残り1個だから今のうちに何かいい手を考えておこうっと。
⇒ 地球帰還第一期軌道変換完了。半年お休みして、第二期軌道変換開始。イオンエンジンBはどうやら寿命らしい。お疲れさん。残り2基。
⇒ おや、メモリエラー(SEU)か。良くある良くある。とりあえずセーフホールドモードで指示待ちっと。地球から診断してもらってイオンエンジンも再起動出来たので巡航再開。
⇒ イオンエンジンDが経年劣化で故障。この状態ではもう地球に帰れない。
⇒ スラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることで、2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることができるじゃん、余裕余裕。(NEW)
※はやぶさ愛溢れる2ちゃんスレから抜粋w
2003/05/09--M-V-5ロケットにて打ち上げ(宇宙用リチウムイオンニ次電池をバッテリとした宇宙機は世界初)
2003年末----太陽面フレアの影響で太陽電池パネル効率僅かに低下(上記の影響で2005/6月到着予定が2005/9月中旬となる)
2004/05/19--イオンエンジンと地球スイングバイとの併用に成功(世界初)
2005/02/18--太陽から最遠点到達(太陽系最遠に到達した電気推進装置となる)
2005/07/31--リアクションホイール故障(3基中1基)
2005/09/12--小惑星”イトカワ”にランデブー(ゲートポジション)、光学複合航法を実証
2005/09/30--ホームポジションまで降下
2005/10/03--リアクションホイール故障(3基中2基が故障となる非常事態に)
2005/11/12--ミネルバ投下(しかし、イトカワ表面にとどめることできず)
2005/11/20--世界初、”月以外の天体”地球圏外天体からの離陸に成功(試料採取の可能性あり)
2005/11/26--小惑星”イトカワ”へのタッチ&ゴーに成功(試料採取の可能性は低い)
2005/11/26--姿勢制御系にトラブル(スラスタ2系統共に全滅)
2005/11/28--通信不能となる。翌29日に通信復旧(ビーコン回線復旧)。
2005/12/06--弾丸が発射されたことを示すデータ確認できず
2005/12/08--再び通信不能となる。明けて2006/01/23に通信復旧(ビーコン回線復旧)
2006/06~2006/09--過放電状態のバッテリに微弱電流で充電を行う
2007/01/18--試料容器のカプセル収納・蓋閉め運用が完了
2007/02 --この頃、リアクションホイール Z 軸、太陽光圧、イオンエンジンでの三軸制御技術を獲得
2007/04/25--14:30からの運用をもって帰還フェーズ入り
2007/10下旬--イオンエンジン C 、リアクションホイールを停止(意図的な停止)
2009/01下旬--リアクションホイール再始動、三軸制御確立。
2009/02/04--イオンエンジン再起動。残る軌道変換量は約 400 m/s
平成20年度中--イオンエンジンのみでの姿勢制御プログラム実装2009/08/13--メモリエラーによりエンジン自律停止。太陽電池発電量の都合から待機
2009/09/26--エンジン再起動
2009/11/04--中和器の劣化によりイオンエンジンD自律停止
2009/11/11--イオンエンジンAB 複合モードでの運用開始。残軌道変換量 200数十 m/s
【はやぶさが成し遂げた記録と功績の一覧】
2003年05月 電気推進エンジンを世界で初めて3台同時運転。
2004年02月 イオンエンジンを搭載した宇宙機としては、世界で最も太陽から遠方に到達。
2005年09月 日本の惑星探査機が、史上初めて他天体へのランデブーに成功。
史上最も小さい天体へのランデブーに成功。
2005年11月 日本の惑星探査機が、史上初めて他天体への軟着陸に成功
小惑星への軟着陸は、ニア・シューメーカーが小惑星エロスに軟着陸して以来2例目
世界で初めて小惑星からの離陸に成功
月以外の天体において、着陸したものが再び離陸をなしとげたのは、世界初
史上最も小さい天体への軟着陸、離陸
小惑星表面を史上最も詳しく観測
2006年05月 「はやぶさ」プロジェクトが米国 National Space Society の Space Pioneer Award 受賞
2006年06月 日本の惑星探査では初めて米科学誌「サイエンス」特集号として発表される。
2006年07月 第45回日本SF大会、星雲賞自由部門に「はやぶさプロジェクト」を選定
2006年11月 「機体が着陸した最小の天体」として、ギネス記録に認定される。「ギネス世界記録2007」に掲載
2007年03月 ISASビデオ『「はやぶさ」の大いなる挑戦!』が
第48回科学技術映像祭:科学技術部門で文部科学大臣賞受賞
2007年04月 「はやぶさ」プロジェクトチームが「平成19年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」受賞
2007年07月 「はやぶさ」イオンエンジン論文が米国航空宇宙学会最優秀論文賞受賞
2007年09月 「はやぶさ」イオンエンジン論文が国際電気推進学会最優秀論文賞
2008年02月 (JAXAの科学功績全体として)米国宇宙財団のジャック・スワイガート賞を受賞
2008年05月 「はやぶさ」搭載電池論文が電気化学会論文賞受賞
2008年05月 「はやぶさ」ビデオ「祈り」が WorldMediaFestival 部門別銀賞受賞
2009年08月 「はやぶさ」搭載 μ10 をベースとしたイオンエンジンが海外展開へ
【本来ならリアクションホイール3個で姿勢制御】
⇒ ホイール1個壊れたのでホイール残り2個と化学スラスタで制御 (ここまでは普通の「こんなこともあろうかと」、な範囲)
⇒ ホイールさらに1個壊れた!化学スラスタ全損!燃料全部漏れた!漏れた燃料が機体内で凍ってる!!通信途絶!!!バッテリも壊れて太陽電池パネルは常に太陽を向けなきゃなんない!!!
⇒ 姿勢が狂っても、ほっとけば持ち直すように設計してたんだよね。こんなこともあろうかと。1年以内に60%の確率で通信回復するはず。(数ヵ月後)ほうら3ヶ月で繋がったぜ!
⇒ とりあえずイオンエンジンの中和器から生キセノン吹かして姿勢制御。こんなこともあろうと中和器の向きを微妙にずらしてたんだよね。
⇒ 機体内をヒーターで暖めてベーキング。爆発しないようにゆっくりとね。気化した燃料はそのうち機体外に逃げるだろう。
⇒ 生キセノン吹かしつづけてると地球帰還用の燃料が足らなくね?あ、風車の原理で太陽光圧を利用して回転させて安定させればよくね?こんなこともあろうかと、回転軸が機体の中心を貫くように設計してたんだよ。
⇒ 地球帰還用のカプセルに採取した試料を入れるにはバッテリーの電力が必要だなぁ。でも極低温で短絡故障(ショート)してるから下手に充電すると爆発しそうだなぁ。
⇒あ、古河電工のおっちゃんが補充電回路で充電する裏技教えてくれた。電源オンオフを高速連打すれば良かったんだ、ラッキー。
⇒ よし、地球帰還航行開始っと。イオンエンジンは3基生きてるからオッケー。ホイールは残り1個だから今のうちに何かいい手を考えておこうっと。
⇒ 地球帰還第一期軌道変換完了。半年お休みして、第二期軌道変換開始。イオンエンジンBはどうやら寿命らしい。お疲れさん。残り2基。
⇒ おや、メモリエラー(SEU)か。良くある良くある。とりあえずセーフホールドモードで指示待ちっと。地球から診断してもらってイオンエンジンも再起動出来たので巡航再開。
⇒ イオンエンジンDが経年劣化で故障。この状態ではもう地球に帰れない。
⇒ スラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることで、2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることができるじゃん、余裕余裕。(NEW)
※はやぶさ愛溢れる2ちゃんスレから抜粋w