この3連休でHDS728080PLA380の転送速度を3.0Gb/sに開放し、AHCIドライバの導入を行なった。
アップした画像の左側がIDEモードでのベンチで、右側がAHCIドライバ導入後のベンチだ。
確かに少しは向上したが、残念ながら劇的な変化は得られなかった。
これはHDD内におけるプラッタからバッファまでの転送速度が大きく影響しており、レコードプレイヤーのようなメカニカル制御を行なっている限りではこれ以上の性能は期待できないそうな。
これを裏付ける記事がImpress Watchに掲載されていた。
1.5Gb/sのS-ATAIIとなるが、最近GIGABYTEよりリリースされた「i-RAM」を使ってのベンチが掲載されている。
HDBENCH(Ver3.40 beta6)によるi-RAMからの読込みが133,507KB/secをマークしており、ビット換算だと1,068,056b/sなので、理論値の71%は達成していることになる。
これに対しやはり1.5Gb/sのS-ATAIIとなるが、Samsungの160GBHDD(SpinPoint P80 SP1614C)では50,768KB/sec。
ビット換算だと406,144b/sなので、理論値の27%となる。
私のHDS728080PLA380はCrystalMark2004で53,020MBKB/sec(=424,160b/s)なので、理論値の28%となる。
先の記事と比較して納得の行く数値である事が分かる。
【結論】
S-ATAIIはNQCによる僅かな性能向上は期待できるものの、メカニカルなHDDを使う限りではフェーズIIは不要。
安価なS-ATAIIフェーズIディスク(1.5Gb/s)を購入しましょう。