☆ ストレス + アレルギー +
薬物代謝 + 骨 +
コラーゲン ;
☆ メグビー社;
メグビー社の創立者の三石巌氏の書籍で、
現在は、 絶版して、 読むことができない、
物の中から、 その内容を、
少しずつですが、 皆様にご紹介。
☆ ストレスに、 どんな不利があるか? ;
過労のあとで、 病気になるケースは、
けっして、 少なくない。
引越しのあとで、寝込んだ、
旅行で、 風邪をひいた、
重病人への看護のあとで、 ガンになった、
というような話は、
よく、 耳にするところである。
その時、 われわれは、
むりもない、 と、 その病気を納得する。
ここであげた例は、
過労 、 という、
ストレッサーがもたらしたものである。
ストレッサーは、 過労ばかりではない。
手術、火傷、骨折などの場合は、
ウズく痛みな、 疼痛 トウツウ 、 が、
ストレッサー 、 になる。
心配性の人が、 やせているのも、
心労 、 という、
ストレッサーのなせるわざである。
☆ ストレスの抵抗期には、
2つの腎臓らの各々に沿ってある、
副腎皮質 、らの各々が、
フル操業をしいられる。
ところが、
副腎 皮質 ホルモン 、 への製造には、
タンパク質 、 ビタミン C 、
ビタミン E 、 が必要になる。
そこで、 ストレス 、 があると、
これらな、 三者での大量消費がおこる。
しかもなお、
『 副腎 皮質 ホルモン 』 、 には、
『 体 タンパク 』 、 を分解して、
ブドウ糖 、 に変える作用がある。
☆ ストレス 、 は、
これらな三者の不足を土台とする、
病らを招きよせるものであり、
☆ タンパク質の不足は、
貧血 、 胃下垂 、 感染症 、
関節痛 、 などを、 招きよせ、
☆ ビタミン C の不足は、
ぎっくり腰 、 風邪 、
などを、 招きよせ、
☆ ビタミン E の 不足は、
消化器での潰瘍や、 動脈硬化 、
などを、 招きよせるだろう。
〔 三石巌 全業績-11
健康ものしり事典 ( 絶版 )
P130より抜粋 〕 。
☆ アレルギーとは、 何か ;
アレルギー 、 とは、
「 変わった動き 」 、 を意味する、
言葉だ。
花粉とか、 牛乳とかな、
『 体 タンパク 』 、 と異なる、
「 異種 タンパク 」 、が、
体内に入った時に、
鼻水が出たり、 くしゃみ、が出たり、
蕁麻疹 ジンマシン 、が、 おきたり、
紫斑病になったり、
喘息がおきたり、 むくんだり、
変わった動きが出て来れば、
これを、 アレルギー 、 という。
そして、 アレルギー 、 への、
引き金をひいた原因物質を、
「 アレルゲン 」 、 という。
☆ アレルゲン 、 らが、
体に侵入すると、
それらが、 抗原 、 となって、
タンパク質たちから成る、
抗体 、 を、 つくらせる。
アレルゲン 、 が、
免疫監視機構にひっかかったのである。
原則として、
タンパク質たちから成る、 抗体 、 は、
抗原を不活化すれば、 用がすむ訳だが、
これが、 行きすぎになると、
過剰防衛となって、
変わった動きをおこすのである。
それが、 すなわち、
アレルギー 、 というものである。
アレルギー 、 への治療では、
アレルゲン 、 と疑われる物質を、
皮膚に接種し、 反応を見る。
花粉を接種して、
皮膚が赤くなるようだったら、
これが、 アレルゲン 、 だ、
と、 判断する。
この、 「 パッチ・テスト 」 、 により、
何が、アレルゲン、なのか、
を、 突き止めたら、
今度は、
アレルゲンのエキスを、 少しずつ、
注射して、 ならすと、
過剰防衛が減弱する。
これを、 「 減 感作 療法 」 、
という。
〔 三石巌 全業績-11
健康ものしり事典 ( 絶版 )
P64より抜粋 〕 。
☆ ・・栄養だけで、
十分ってことは、 ない。
電子強盗をやる 、
活性酸素 サンソ の事があるからなんだ。
栄養物質らのほかに、
スカベンジャー
( 老化などの元凶とされる、
活性酸素をしまつする物質の総称 ) 、
を、 みのがしては、 いかん。
☆ ビタミン A
・ B2 、 ・ C 、 ・ E1 、
それに、
必要に応じて、 体の中で、
ビタミン A 、 に成る、
カロチン 、 とか、
キサントフィル 、 とか、
カテキン 、 とかね。
ボクが、 力こぶを入れたのは、
タンパク質だ。
それは、
タンパク質が軽くみられているのが、
よくない、 と、 思うからだ。
また、 ボクの体質論は、
ビタミンにかかわっているが、
その本流は、
HLA
( 白血球の血液型 ) 、 で、
説明される。
それによると、
80歳をこす人らは、
DW 9 、 という、
HLA 、をもつ、 と、 されていた。
ところが、
国民の栄養がよくなると、
DW 9 、が、 無いのに、
80歳をこす人が、 大勢が出て来た。
一卵性双生児たちは、
どこから、どこまで、 瓜二つだ。
ところが、 一方に、
ビタミン C 、 をやると、
そっちの身長が、 高くなる。
ここにも、 栄養の価値の問題が、
みえてくるんじゃないかな。
ボクは、 20年ほどの糖尿病患者だ。
インシュリンの注射をやっている。
2年か、3年に、 一度は、
血糖値の検査にゆくが、
数値は、 ほとんど、一定だ。
老人無料検診ってのがあるが、
いったことは、 ない。
人間ドックなんて、
振り向いたことは、ないんだな。
ジョギングどころか、
散歩も、やらん。
毎日に、 かかさずやっているのは、
ストレッチ 、と、 マッサージ。
アイソメトリックスは、 二日に一回だ。
どれも、自己流さ。
健康にいいものや食品が、
わんさと宣伝されているが、
ボクは、 訳のわからんものには、
一切、 とりあわん。
時間の価値は、
余命に比例するって考えたら、どうか。
90歳の一時間の価値は、
45歳の2倍ってことになる。
価値の高い時間を、
テレビ、や、ゴルフにぬすまれて、
どうするんだ。
ボクの朝食は、
ミキサーに、 牛乳をいれ、 そこに、
配合 タンパク ≒
十分な、 質と量の、 タンパク質ら 、
や、
水溶性 ビタミン 、 に、
レシチン 、 や、 食物繊維 、 と、
バナナ 、 や、
温泉卵 、 などを、 ぶちこんで、
ガーッとやる。
☆ 電子強盗らを差し止める、
スカベンジャーだの、
イチョウ葉エキス 、 だのも、
まぜちゃうんだ。
これをのみながら、
脂溶性 ビタミン 、や、
ミネラル 、 をのむ。
生きがいってものがある。
ボクは、 これを、「参加」、 という。
歴史参加の意味だ。
サルトルは、
「参加の文学」といった。
ボクのは、 「参加の生活」かな。
・・本原稿は、
1994年の、 12月16日に、
産経新聞に連載された、
三石巌氏が書き下ろした、 文章 。
☆ 有害物質は、 無害化できるか ;
公害時代ともなれば、
水も、空気も、飲食物も、
何かの形で、 汚染されている、
と、 思うのが、 常識である。
水には、 農薬や、 重金属や、
中性洗剤が、 ふくまれているかもしれず、
空気には、 農薬や重金属や、
窒素酸化物 NO 、 ら、 が、
ふくまれているかもしれず、
飲食物には、 好ましくない、
添加物が、ふくまれているかもしれない。
このような有害物質が、
体内にとりこまれたとき、
それが、 「 薬物 代謝 」 、
という名の、 代謝の対象となって、
無害化するならば、
問題は、 比ぶる単純に解決する。
薬物代謝の効果は、 いわゆる、
「 解毒 」 、 である。
☆ 『 薬物 代謝 』 、 は、
有害物質の溶解度を大きくする、
ことによって、
それを、 水にとかして、
排出する、 作用として、
理解される。
また、 薬物 代謝 、 は、
有害物質の表面張力を、
水のそれに近づける、
ことによって、
細胞たちの各々の表面で、
それが、 濃縮するのを防ぐ、
作用としても、 理解される。
☆ またさらに、
電子強盗を働く度合いの弱い 、
弱酸性 、の、
有害物質ならば、
これを、 強酸性のものに変える、
作用として、 理解される。
☆ 腎臓 、 たちは、
弱酸の結合物 、 らを、 よりも、
強酸の結合物 、 らの方を、
容易に排出するからである。
いずれにしても、
我々の体には、
薬物代謝 、 と、 よばれる、
働きがあるので、
それが、 フルに発動すれば、
汚染に強いことになる。
〔 三石巌 全業績−11
健康ものしり事典 ( 絶版 )
P217より抜粋 〕 。
☆ 骨折しやすい骨があるか ;
跳び箱で、 手の骨を折った、
ころんで、 腰の骨を折った、
などの話は、 めずらしくない。
一方で、 跳び箱で、 手の骨を折らず、
ころんでも、 腰の骨を折らない人が、
いくらもいるのが、 実情だ。
骨折しやすい骨と、
骨折しにくい骨とがあることは、 事実だが、
両者は、 どこが、違うのだろうか。
まず、 骨という名の構造物の組織をみると、
鉄筋にあたるのが、
タンパク質から成る、
繊維状のものである、
コラーゲン 、
鉄筋をしばる針金にあたるのが 、
カルシウム 、
コンクリートにあたるのが 、
粘質多糖体 、 ということだろう。
骨を、コンクリートの建造物にたとえての話だが、
この対比から、 タンパク質の不足も、
カルシウムの不足も、 粘質多糖体の不足も、
その、すべては、 折れやすい骨を成す、
と、 考えてよいことが、 わかる。
カルシウムの不足を、
「 脱炭 」 、 と、 いい、
脱炭した状態を、
「 骨軟化 」 、 というが、
これは、
カルシウム 、 への摂取の不足からもくるし、
リン酸飲料 、 への飲み過ぎからもくるし、
カドミウムや、鉛の中毒からもくる。
粘質多糖体の主なものは 、
「 コンドロイチン 硫酸 」 、 だが、
これへの生合成には、
『 ビタミン A 』 、 がいる。
したがって、
ビタミン A 、 の不足も、
弱い骨への原因となる。
☆ コラーゲンとは、 何か ;
骨や皮を煮ると、 ゼラチンがとれる。
これは、
われわれ人間についても、いえる事だ。
煮て、 ゼラチンになる物質を、
「 コラーゲン 」 、 という。
日本語でいえば、 これは、
「 膠原 」 、 である。
コラーゲンは、
タンパク質の一種である。
コラーゲンを組み立てる、
アミノ酸らのうちの、
「 プロリン 」 、 と、
「 リジン 」 、 とには、
水酸基 ≒ OH 、 の、
枝がついている。
その枝をはやす、 代謝には、
助酵素として、
ビタミン C 、 が登場する。
ビタミン C 、 が、 なければ、
まともな、 コラーゲン 分子 、 は、
できない、 という事だ。
コラーゲン 、は、
繊維状のタンパク 、 である。
その線維が、 三本が、 まとまって、
三つ編み状になっている。
これを、
「 コラーゲン・へリックス 」 、
という。
へリックス 、 とは、
らせん 、 の意味だ。
コラーゲン・へリックスは、
全体として、 らせん型になっている。
前述の水酸基の枝がないと、
この構造にならないのである。
三つ編みのへリックスにならない、
コラーゲン 、 は、 まともではなく、
強度が不足する。
コラーゲン 、 は、
硬骨でも、 軟骨でも、
結合組織でも、 主成分になっている。
これが、 まともにできないと、
硬骨も、軟骨も、 結合組織も、 弱い。
ぎっくり腰も、 脳出血も、
原因は、
不完全な、 コラーゲン 、 にある。
薬物代謝 + 骨 +
コラーゲン ;
☆ メグビー社;
メグビー社の創立者の三石巌氏の書籍で、
現在は、 絶版して、 読むことができない、
物の中から、 その内容を、
少しずつですが、 皆様にご紹介。
☆ ストレスに、 どんな不利があるか? ;
過労のあとで、 病気になるケースは、
けっして、 少なくない。
引越しのあとで、寝込んだ、
旅行で、 風邪をひいた、
重病人への看護のあとで、 ガンになった、
というような話は、
よく、 耳にするところである。
その時、 われわれは、
むりもない、 と、 その病気を納得する。
ここであげた例は、
過労 、 という、
ストレッサーがもたらしたものである。
ストレッサーは、 過労ばかりではない。
手術、火傷、骨折などの場合は、
ウズく痛みな、 疼痛 トウツウ 、 が、
ストレッサー 、 になる。
心配性の人が、 やせているのも、
心労 、 という、
ストレッサーのなせるわざである。
☆ ストレスの抵抗期には、
2つの腎臓らの各々に沿ってある、
副腎皮質 、らの各々が、
フル操業をしいられる。
ところが、
副腎 皮質 ホルモン 、 への製造には、
タンパク質 、 ビタミン C 、
ビタミン E 、 が必要になる。
そこで、 ストレス 、 があると、
これらな、 三者での大量消費がおこる。
しかもなお、
『 副腎 皮質 ホルモン 』 、 には、
『 体 タンパク 』 、 を分解して、
ブドウ糖 、 に変える作用がある。
☆ ストレス 、 は、
これらな三者の不足を土台とする、
病らを招きよせるものであり、
☆ タンパク質の不足は、
貧血 、 胃下垂 、 感染症 、
関節痛 、 などを、 招きよせ、
☆ ビタミン C の不足は、
ぎっくり腰 、 風邪 、
などを、 招きよせ、
☆ ビタミン E の 不足は、
消化器での潰瘍や、 動脈硬化 、
などを、 招きよせるだろう。
〔 三石巌 全業績-11
健康ものしり事典 ( 絶版 )
P130より抜粋 〕 。
☆ アレルギーとは、 何か ;
アレルギー 、 とは、
「 変わった動き 」 、 を意味する、
言葉だ。
花粉とか、 牛乳とかな、
『 体 タンパク 』 、 と異なる、
「 異種 タンパク 」 、が、
体内に入った時に、
鼻水が出たり、 くしゃみ、が出たり、
蕁麻疹 ジンマシン 、が、 おきたり、
紫斑病になったり、
喘息がおきたり、 むくんだり、
変わった動きが出て来れば、
これを、 アレルギー 、 という。
そして、 アレルギー 、 への、
引き金をひいた原因物質を、
「 アレルゲン 」 、 という。
☆ アレルゲン 、 らが、
体に侵入すると、
それらが、 抗原 、 となって、
タンパク質たちから成る、
抗体 、 を、 つくらせる。
アレルゲン 、 が、
免疫監視機構にひっかかったのである。
原則として、
タンパク質たちから成る、 抗体 、 は、
抗原を不活化すれば、 用がすむ訳だが、
これが、 行きすぎになると、
過剰防衛となって、
変わった動きをおこすのである。
それが、 すなわち、
アレルギー 、 というものである。
アレルギー 、 への治療では、
アレルゲン 、 と疑われる物質を、
皮膚に接種し、 反応を見る。
花粉を接種して、
皮膚が赤くなるようだったら、
これが、 アレルゲン 、 だ、
と、 判断する。
この、 「 パッチ・テスト 」 、 により、
何が、アレルゲン、なのか、
を、 突き止めたら、
今度は、
アレルゲンのエキスを、 少しずつ、
注射して、 ならすと、
過剰防衛が減弱する。
これを、 「 減 感作 療法 」 、
という。
〔 三石巌 全業績-11
健康ものしり事典 ( 絶版 )
P64より抜粋 〕 。
☆ ・・栄養だけで、
十分ってことは、 ない。
電子強盗をやる 、
活性酸素 サンソ の事があるからなんだ。
栄養物質らのほかに、
スカベンジャー
( 老化などの元凶とされる、
活性酸素をしまつする物質の総称 ) 、
を、 みのがしては、 いかん。
☆ ビタミン A
・ B2 、 ・ C 、 ・ E1 、
それに、
必要に応じて、 体の中で、
ビタミン A 、 に成る、
カロチン 、 とか、
キサントフィル 、 とか、
カテキン 、 とかね。
ボクが、 力こぶを入れたのは、
タンパク質だ。
それは、
タンパク質が軽くみられているのが、
よくない、 と、 思うからだ。
また、 ボクの体質論は、
ビタミンにかかわっているが、
その本流は、
HLA
( 白血球の血液型 ) 、 で、
説明される。
それによると、
80歳をこす人らは、
DW 9 、 という、
HLA 、をもつ、 と、 されていた。
ところが、
国民の栄養がよくなると、
DW 9 、が、 無いのに、
80歳をこす人が、 大勢が出て来た。
一卵性双生児たちは、
どこから、どこまで、 瓜二つだ。
ところが、 一方に、
ビタミン C 、 をやると、
そっちの身長が、 高くなる。
ここにも、 栄養の価値の問題が、
みえてくるんじゃないかな。
ボクは、 20年ほどの糖尿病患者だ。
インシュリンの注射をやっている。
2年か、3年に、 一度は、
血糖値の検査にゆくが、
数値は、 ほとんど、一定だ。
老人無料検診ってのがあるが、
いったことは、 ない。
人間ドックなんて、
振り向いたことは、ないんだな。
ジョギングどころか、
散歩も、やらん。
毎日に、 かかさずやっているのは、
ストレッチ 、と、 マッサージ。
アイソメトリックスは、 二日に一回だ。
どれも、自己流さ。
健康にいいものや食品が、
わんさと宣伝されているが、
ボクは、 訳のわからんものには、
一切、 とりあわん。
時間の価値は、
余命に比例するって考えたら、どうか。
90歳の一時間の価値は、
45歳の2倍ってことになる。
価値の高い時間を、
テレビ、や、ゴルフにぬすまれて、
どうするんだ。
ボクの朝食は、
ミキサーに、 牛乳をいれ、 そこに、
配合 タンパク ≒
十分な、 質と量の、 タンパク質ら 、
や、
水溶性 ビタミン 、 に、
レシチン 、 や、 食物繊維 、 と、
バナナ 、 や、
温泉卵 、 などを、 ぶちこんで、
ガーッとやる。
☆ 電子強盗らを差し止める、
スカベンジャーだの、
イチョウ葉エキス 、 だのも、
まぜちゃうんだ。
これをのみながら、
脂溶性 ビタミン 、や、
ミネラル 、 をのむ。
生きがいってものがある。
ボクは、 これを、「参加」、 という。
歴史参加の意味だ。
サルトルは、
「参加の文学」といった。
ボクのは、 「参加の生活」かな。
・・本原稿は、
1994年の、 12月16日に、
産経新聞に連載された、
三石巌氏が書き下ろした、 文章 。
☆ 有害物質は、 無害化できるか ;
公害時代ともなれば、
水も、空気も、飲食物も、
何かの形で、 汚染されている、
と、 思うのが、 常識である。
水には、 農薬や、 重金属や、
中性洗剤が、 ふくまれているかもしれず、
空気には、 農薬や重金属や、
窒素酸化物 NO 、 ら、 が、
ふくまれているかもしれず、
飲食物には、 好ましくない、
添加物が、ふくまれているかもしれない。
このような有害物質が、
体内にとりこまれたとき、
それが、 「 薬物 代謝 」 、
という名の、 代謝の対象となって、
無害化するならば、
問題は、 比ぶる単純に解決する。
薬物代謝の効果は、 いわゆる、
「 解毒 」 、 である。
☆ 『 薬物 代謝 』 、 は、
有害物質の溶解度を大きくする、
ことによって、
それを、 水にとかして、
排出する、 作用として、
理解される。
また、 薬物 代謝 、 は、
有害物質の表面張力を、
水のそれに近づける、
ことによって、
細胞たちの各々の表面で、
それが、 濃縮するのを防ぐ、
作用としても、 理解される。
☆ またさらに、
電子強盗を働く度合いの弱い 、
弱酸性 、の、
有害物質ならば、
これを、 強酸性のものに変える、
作用として、 理解される。
☆ 腎臓 、 たちは、
弱酸の結合物 、 らを、 よりも、
強酸の結合物 、 らの方を、
容易に排出するからである。
いずれにしても、
我々の体には、
薬物代謝 、 と、 よばれる、
働きがあるので、
それが、 フルに発動すれば、
汚染に強いことになる。
〔 三石巌 全業績−11
健康ものしり事典 ( 絶版 )
P217より抜粋 〕 。
☆ 骨折しやすい骨があるか ;
跳び箱で、 手の骨を折った、
ころんで、 腰の骨を折った、
などの話は、 めずらしくない。
一方で、 跳び箱で、 手の骨を折らず、
ころんでも、 腰の骨を折らない人が、
いくらもいるのが、 実情だ。
骨折しやすい骨と、
骨折しにくい骨とがあることは、 事実だが、
両者は、 どこが、違うのだろうか。
まず、 骨という名の構造物の組織をみると、
鉄筋にあたるのが、
タンパク質から成る、
繊維状のものである、
コラーゲン 、
鉄筋をしばる針金にあたるのが 、
カルシウム 、
コンクリートにあたるのが 、
粘質多糖体 、 ということだろう。
骨を、コンクリートの建造物にたとえての話だが、
この対比から、 タンパク質の不足も、
カルシウムの不足も、 粘質多糖体の不足も、
その、すべては、 折れやすい骨を成す、
と、 考えてよいことが、 わかる。
カルシウムの不足を、
「 脱炭 」 、 と、 いい、
脱炭した状態を、
「 骨軟化 」 、 というが、
これは、
カルシウム 、 への摂取の不足からもくるし、
リン酸飲料 、 への飲み過ぎからもくるし、
カドミウムや、鉛の中毒からもくる。
粘質多糖体の主なものは 、
「 コンドロイチン 硫酸 」 、 だが、
これへの生合成には、
『 ビタミン A 』 、 がいる。
したがって、
ビタミン A 、 の不足も、
弱い骨への原因となる。
☆ コラーゲンとは、 何か ;
骨や皮を煮ると、 ゼラチンがとれる。
これは、
われわれ人間についても、いえる事だ。
煮て、 ゼラチンになる物質を、
「 コラーゲン 」 、 という。
日本語でいえば、 これは、
「 膠原 」 、 である。
コラーゲンは、
タンパク質の一種である。
コラーゲンを組み立てる、
アミノ酸らのうちの、
「 プロリン 」 、 と、
「 リジン 」 、 とには、
水酸基 ≒ OH 、 の、
枝がついている。
その枝をはやす、 代謝には、
助酵素として、
ビタミン C 、 が登場する。
ビタミン C 、 が、 なければ、
まともな、 コラーゲン 分子 、 は、
できない、 という事だ。
コラーゲン 、は、
繊維状のタンパク 、 である。
その線維が、 三本が、 まとまって、
三つ編み状になっている。
これを、
「 コラーゲン・へリックス 」 、
という。
へリックス 、 とは、
らせん 、 の意味だ。
コラーゲン・へリックスは、
全体として、 らせん型になっている。
前述の水酸基の枝がないと、
この構造にならないのである。
三つ編みのへリックスにならない、
コラーゲン 、 は、 まともではなく、
強度が不足する。
コラーゲン 、 は、
硬骨でも、 軟骨でも、
結合組織でも、 主成分になっている。
これが、 まともにできないと、
硬骨も、軟骨も、 結合組織も、 弱い。
ぎっくり腰も、 脳出血も、
原因は、
不完全な、 コラーゲン 、 にある。
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