架空の人物が知事賞授与、不快感示す

2014-06-18 | 他の事件
架空の人物が知事賞授与、不快感示す

2014/02/17 18:41

書道を中心とする美術展「全日展」で少なくとも過去2回、富山県知事賞を受けた人が住所がないなど架空の人物だった可能性があることがわかりました。

この問題は、「全日展」を主催する団体=全日展書法会が全国で少なくとも13の県の知事賞に架空の人物を選定していた疑いが持たれているものです。

富山県は、少なくとも平成12年から毎年、知事賞を出していて、17日受賞者の住所を訪ねるなどして確認しました。

その結果、おととしと平成21年の2回の受賞者については、番地がない、または番地が実在しないため確認が取れず、架空の人物の可能性があることがわかりました。

全日展は昭和48年から年1回開かれていて、「知事賞」は全日展書法会が選考し、都道府県が賞状を出していますが、富山県は本人確認を行っていませんでした。

県に対して全日展書法会は、おととしと平成21年の受賞者に賞状を渡したかどうか、「覚えていない」としていて、意図的に虚偽の選考をしたわけではないと話しているということです。

しかし、石井知事は、全日展書法会に不快感を示し、今後、この団体に知事賞を出すことは難しいとの見解を示しました。

石井知事「大変遺憾な残念なことで」「ここの法人には強く抗議したいと思いますし、また、こういう運営をやってらっしゃるんですから、今後この知事賞を出し続けるかというのは、非常に難しいんじゃないかと思いますね」

その上で、石井知事は「同様の賞については本人確認を厳格にする仕組みにしたい」と述べました。

県は今後、賞の取り消しを検討する方針です。

全日展書法会の主な収入は、一般公募の場合、1点に付き、1万4700円の出品料で、賞の権威を高めて出品増を図るのが狙いとの見方も出ています。
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=2551


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