ぷちこの『おもいつ記』

ぼちぼち更新します

ひな壇芸人になってきた 2 本番

2007-12-30 | Symphonie Nr.9
駆け足で本番に感じたことなど

開演すると私たち合唱団は舞台裏で待機。
スッペ/喜歌劇「軽騎兵」序曲はそこで聴くことになりました。
これは市民から公募された『メイシアター・ブラス・アンサンブル』が共演。
個人的に第九方面でお世話になっている方の娘さんがトランペットで参加奥さんとはアコギ関係(アコギな関係ではない)でお世話になっており、「音楽を通して不思議な縁ができるものだな~」とあらためて思いました。

マエストロと司会者さんとのトークの合間に合唱団入場。

奥さん、舞台用のライトはとても明るくて熱いですわよ。舞台に立つ予定の方には「くずれない夏用メイク」をおすすめしますわそれに、ひな壇は「釘」などがわりと無骨にでてたりするのでお気をつけあそばせ。

さて、“関西フィルハーモニー管弦楽団”の演奏が始まりました。
静かに音が鳴りだした途端、「ひな壇って実は特等席かも」と思いました。
オーケストラはもちろん観客席に向けて演奏しているのですが、その真後ろで聴く迫力ったらありゃしないっ。

演奏が進むにつれ「まるで名盤を生のオーケストラで聴いているようだ」と変な表現ですがそんな思いがしました。
第一楽章、第二楽章…、演奏を聴いているうちに「いや~、いいもの聴かせていただきました。失礼します。」と心は帰りそうに(笑)いかん、いかん、これから私たちが歌うのではないか

みなさんもうっとり聞き惚れて「最初の声がでなかったらどうしよう」とひそかに思っていましたが、男声の力強い“Freude!”に背中を押されました。

12/25に「これじゃ、いくらなんでも…」とマエストロを不安にさせた合唱団が4日後にはよくがんばったと思います。
ただねー、アルトの見せ所“フーガ”の出だし「高いレの音」が完全に低かったです…。惜しい!

私は(音程とかともかく 苦笑)少し余裕があり、「客席のBruderにFreudeを伝えるのだ!」とちょっと成りきり上手い人風に歌っていました。「会場の最後列まで届け!おっと二階席もあった。届け!」

歌いはじめればたった15分の物語。あいかわらず所々音程もはずしながらも(おいおい)「歌い切った」第九、一年目に感じたあの新鮮な感動がよみがえってきました・°・(ノД`)・°・

そして温かい拍手とたくさんの「ブラボー!」をいただきました。いろんなところからいろんな方たちからの「ブラボー!」。
それはマエストロへ、関フィルさんへ、そして「ど素人がよくがんばったな」というみなさんからのメッセージではないかと受け止めています。いやー、声援をうけるって気持ちいいですね。

公演もおわり控え室で総括。
今まで裏方としていろいろお世話してくださった事務局のAさんがあいさつ。
「今日は本当によかったです!こんなにいい合唱が…」言葉につまるAさん。
Aさん「(ToT)」感涙。
「すみません」というAさんに合唱団のみんなから大きな拍手と「ありがとう!」の言葉。

今日の主役はAさんに取られましたな( ´ー`)┌

Copyright(C) Puchiko ALL RIGHTS RESERVED.


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
う、うらやましい (nori)
2007-12-31 15:55:58
 吹田の第九のレポートを読ませていただいて、楽しい雰囲気が伝わってきました。一万人の第九では味わえない雰囲気ですね。
 私も参加してみたいのですが、仕事の関係で時間がとれず、一万人の第九だけがかろうじて時間の都合がつくということです。
 本年は楽しい思い出をありがとうございました。
 来年もよい年になりますようにと祈ります。
返信する
明けましておめでとうございます (MOLTA)
2008-01-01 00:55:30
ご無沙汰のMOLTAです。
吹田の第九も大成功だったようで、素晴らしいですね。
ひろしまに参戦された方等のブログも見てて、また歌いだしたくてウズウズします。
#会社帰りの自転車などは特に危険で、うっかりすると低い鼻歌からボリュームが上がっていき、危険水域に達することもあります

ともあれ、練習を経て、本番を成し遂げた喜びに、また浸ることが出来たこと、本当におめでとうございます。

自分も今年も何とか歌いきることが出来るように頑張ろうと、決意も新たに思いました。

それでは失礼します。
返信する
ハコ (まさぽん)
2008-01-02 03:13:21
おめでとう!>ひな壇&新年

会場が変わると同じ曲でも雰囲気がガラリと変わりますよね。城ホールではお祭り騒ぎになってしまいがちな第九も、きちんとしたホールだと宗教的な厳粛さを響かせたり。
今回の経験は、ぷっちの第九道に少なからず影響を与えたことでしょう。ぜひ何年も続けていってくださいねー。
返信する
実は覚えてない…(笑) (ぷちこ)
2008-01-02 13:29:48
>noriさん
noriさんとは3年目のお付き合いでしょうか?旧年中は大変お世話になりました。今年もなにをやりだすかわからない予測不可能ぷちこをかわいがってくださいませo(_ _)o
吹田市民の第九、実は歌いだしたら無我夢中でよく覚えてないのです。
一カ所歌えば演奏の間に次の音を頭で思い出し、楽譜は持たされてましたがまじまじと見入るのは美しくないので(笑)ちらっと見てマエストロから指示があったところや自分が気をつけるところを確認。
でも歌いだしたら「きゃー、違うーっ。」とどんなアトラクションよりスリル満点でした
できれば何回も歌いたいと思う“第九”ですが、今回参加してみて「やたらいろんな所で歌えばいいものでもないな」と考えさせられる部分もありました。しかし、情熱的なマエストロを間近にプロのオケと歌わせてもらうとういのは、なにものにも代え難い体験でした。
noriさんもいつかお時間に余裕ができれば他のところで一万人の第九の成果を発揮してくださいませ

noriさん、今晩はもちろんは『こいつぁ春から』ですよね
返信する
おめでとうございます。 (ぷちこ)
2008-01-02 13:50:17
>MOLTAさん
MOLTAさんのページはいつも見せていただいてますがなかなかコメント書けずでございますo(_ _)o
私のページは2年前(で、あってますか?)見ていただいているとのこと。好き勝手書いているブログを見守ってくださりありがとうございます
吹田市民の第九も年々お客様が増えているそうです。また、一万人の第九でなかなかうまくできない“観客のみなさんへ声を届ける・思いを伝える”という感覚が少しわかった気がします。一万人のほうでは佐渡さん見るのに必死なもので

第九は歌えば歌うほど難しい、毎日のように聴いているのに思うように歌えない。ベートーヴェンは未来の私たちに素晴らしい音楽と強いメッセージを残してくれたのだ、としみじみ感じます。
そして第九を通じていろいろな方に出会えた、今からも出会えるという予感にも感謝!

>今年も何とか歌いきることが出来るように頑張ろうと
本当にそのとおりだと思います。私もます。

本年もどうぞよろしくお願いします。
ブックマークさせていただきました。仕事が遅くてすみません


返信する
がんばったぜっ! (ぷちこ)
2008-01-02 14:04:21
>まさぽん兄さん
旧年中もいろいろお世話になりました。懲りずにこれからもどうぞよろしくお願いします

城ホールのスタンドではない“ひな壇”。ど素人が立つのはおこがましいと思いつつ感激しました。マエストロ藤岡・関西フィルのみなさまの懐の深さ(広さ?)にただただ感謝・感謝(ToT)

最初は「自分が歌えれば」と浅はかな考えで参加しましたが、山あり谷ありそして「なぜ第九を歌いはじめたのか」と初心を思い出させてくれた貴重な経験となりました。

そして事務局の方を見ていて見えないところまで支えてくださっているであろうというのがしみじみわかりました。Aさんを「泣かせた」というのもひとつの“成功”だったのでは?と思います。
私もどちらかというと裏方が性にあってると思うので、なにか企みたいとうずうずしはじめました

まさぽん兄さんも2月の芸文、ご成功をお祈りしています
返信する
飛んできました (まみりん)
2008-01-05 15:36:20
はじめまして。
まさぽんさんのところから飛んできました。
吹田第九 お疲れ様でした。
わたしは25日からの参加でしたから、
これが最後の練習と聞いてぶっちゃけ「大丈夫か?」と思いましたよ。
ソプラノの声が上がりきらないのはお耳にかかってるのですが、アルトがだんだん地すべりをおこすがごとくに崩れていく様子がびっくりでした。
しかし見事な復活劇???に参加できて光栄です(なんのこっちゃ?)
わたしは練習室1に居たのですが、本番前に自主的に練習する人とかもいたし。
いすが少なかったら連絡して調達してくれた人とか、ご年配の方にいすを譲る姿とか。
待ってるときから一つのものを作る仲間という気持ちがいろんなとこに現れてるようで、ステキな空間でした。
皆さん、感覚で第九の心をつかんでいらっしゃったのかな?
本番は楽しく歌えて気持ちよかったです。
お初なのに 長文ですみません。
また、お伺いさせていただきます。よろしくお願いします。
返信する
ご訪問ありがとうございます(^ ^) (ぷちこ)
2008-01-06 23:39:02
>まみりんさん
はじめまして!どうぞよろしくお願いしますo(^ ^)o
ぶっちゃけ「大丈夫じゃなかった(笑)」吹田市民の第九、お疲れさまでした

>アルトがだんだん地すべりをおこすがごとくに崩れていく様子…
(* ̄m ̄)、いやー地盤からぐらぐらな感じで本番もかなり雪崩れてましたがCATVではなんとか聴けました

藤岡さんが「とにかく明るい」としか言いようがなかった合唱団ですが、歌以外のところでもあらわれていたんですかねー。
私はほとんど中ホールに居たのでそういう光景を目にすることはできませんでした。

昨年のレッスンもなかなか参加できず、今年はさらに参加できそうもないのですが、応募の頃に考えて参加してしまうかもしれません。あんな特等席はほんと他にありませんもの

これからもおもいつきで更新しますので、たまに覗いてくださいませo(_ _)o
返信する

コメントを投稿