僕が最初のお気に入りのジャズは、アート・ブレーキーのモーニンだ。
その当時、僕は四回線ボーイで、トレーナーから、ボクサーは、リズム感が大事なんだと言われ、ディスコで踊れなくてはだめだぞと言われて、ひどくショックだった。
ディスコで踊らなくてはいけねえのかよと、僕は、まいっていた。
その当時の僕は、ディスコなんてところで踊るなんて、そんな情けねえことはできねえと、思っていたんだ。
そんなときに、友人が掛けていた、アート・ブレーキーのモーニンは、まさにこれだと思わせた。
僕にとって記念碑的な一枚だ。
三十を過ぎ、僕はどん底を味わうことになるのだが、そのとき聞いていたのは、セロニアス・モンクのセロニアス・ヒムセルフだった。
絶望の中でユーモアがあり、シニカルでもある。そして、心を癒やされた。
それから、十年経って、今度は、ジョン・コルトレーンの1961年のヴィレッジ・ヴァンガードのライブアルバムを聴いた。
感動した。
ただただ、感動した。
音楽というものは、人を助ける力を持っている。
JAZZ………………
JAZZ………………
僕を絶望から少しばかり癒やしてくれるもの。
でも、その少しばかりが助かる。
瀬淵きゃぶ
その当時、僕は四回線ボーイで、トレーナーから、ボクサーは、リズム感が大事なんだと言われ、ディスコで踊れなくてはだめだぞと言われて、ひどくショックだった。
ディスコで踊らなくてはいけねえのかよと、僕は、まいっていた。
その当時の僕は、ディスコなんてところで踊るなんて、そんな情けねえことはできねえと、思っていたんだ。
そんなときに、友人が掛けていた、アート・ブレーキーのモーニンは、まさにこれだと思わせた。
僕にとって記念碑的な一枚だ。
三十を過ぎ、僕はどん底を味わうことになるのだが、そのとき聞いていたのは、セロニアス・モンクのセロニアス・ヒムセルフだった。
絶望の中でユーモアがあり、シニカルでもある。そして、心を癒やされた。
それから、十年経って、今度は、ジョン・コルトレーンの1961年のヴィレッジ・ヴァンガードのライブアルバムを聴いた。
感動した。
ただただ、感動した。
音楽というものは、人を助ける力を持っている。
JAZZ………………
JAZZ………………
僕を絶望から少しばかり癒やしてくれるもの。
でも、その少しばかりが助かる。
瀬淵きゃぶ