
2001年に買ったGT-iDrive6.0赤。当時大流行りだった前後フルサスペンションのMTBだ。
この米国GT社のiDriveという機構、サスが沈み込んでもチェーンテンションに影響がない、というのがウリだった。
年数を経て、色も褪せ、フロントサスペンションが逝ってしまった。値段的には新しいMTBを買った方が安いのだが、捨てるに忍びない。なのでフロントサス交換となったら、BBも逝ってたというのが今回のお題。
まずはフロントサスペンションの交換。
サスと言えばサンツアー。だがしかし、私の年代だとサンツアーはディレーラーメーカー。いまのシマノなど霞んでしまうほどの軽量モデルを出していて、サイクロンを付けていた高校生の私は羨望のまなざしで見られたものだった、田舎だったので。
当時出始めたデュラエースのシマノを買うのはイケてないねと言われた。クランクはスギノと決まっていた。それもグランコンペが最高。もちろんブルジョアはカンパニョーロだが、高校生の私にそんなものは買えるはずもない。だから未だにカンパは高嶺の花というイメージが強すぎて見向きもしない。
その後、シマノがのし上がってボスキャラ化してサンツアーを踏み潰すのだが、サスペンションに特化して生き残る辺りがシタタカなサンツアー。
とまあ、うんちくはこの位にして、さっさと作業を進めましょう。
サイクルベースあさひで頼んだのがコレ。プリロードがダイアルで変えられるけど、ロックは出来ない安もの。山には入らないエセMTB乗りだから、こんなので無問題。
チームメイトから下玉押しを借りて、バシッと打ち込んで、ハイ出来上がり。
早いっしょ。
他にも、チェーンが伸び伸びになっていたので、交換せねばと思っていたが、怠けてた。
すまん、GTくん。
なのでチェーンも買ってきた、それも8速用などというレトロなもの。
私には街乗りならこれで十分だし、フロント3速すら必要ないのに、いまやリアは11速などという狂気のギア数。そんなの使いこなせないでしょ、トーシローには。
みーんな、メーカーに乗せられて、買い物ホイホイになっちゃうんだよね。物欲は人間の性。
ちなみにシマノは14速まで特許持ってるはずだから、煩悩の塊の人たちは覚悟してね。
さて、チェーン交換と相成るのだが、クランクを回してみると、違和感が。
まあ、17年目のレトロMTBだし、一度もBB交換どころか、開けてもいないので、恐る恐る開けてみた。
案の定、グズグズ、ゴリゴリ。こりゃイカン。
〇蔵へ走って買いに行く。スクエアテーパーでBSA(JIS)のBB幅73-シャフト幅113、などという半端なサイズなのでどうかなあと思ったら、さすが〇蔵、ありました。2千円ほど。〇蔵えらい。
このi-Driveという機構はなかなか考えられていて、今の最新MTBのBB部にサスペンションが付いているタイプの原型とも言えるなかなか凝った作りです。
BBのシャフトを外側の大きなシャフトで丸ごと支えて、その大口径シャフトの位相でサスペンションによるチェーンのたるみを吸収してキックバックがこないようにするというもの。分かる?言っている意味。
ただし、その筋の方の解説によると、街乗り程度では何の効果も無い、と断言されており、岡サーファーならぬ岡MTBには、宝の持ち腐れなのです。
さっさと作業を済ませて、ハイ出来上がり。イイ感じでしょ。
いやあ、Deoreの文字も半分消えてる使い込みの良さ。
ちなみに最初はこんなバイクだった。
懐かしいなあ、細いタイヤ。MTBでロード並みにスピード出したかったので、チェーンリングを大きくしたくて、Deoreのクランクは後から付けたの。ホイールも買えて、アレも代えてコレも代えて、17年間の変化たるやもう。
さあ試し乗りしなきゃ。荒川に出るぞー。
おー。
駆動系と足回りが新品になって、心持ち、スゲー乗りやすい。
気持ちだけだけど、ソコ大事。
晴れてGTクンはドナドナされず、捨てられもせず、街乗り初号機としての地位を保ったのでした。
めでたしめでたし。
内緒だけど、ノリクラに初めて参戦したときに買ったのよね、これ。上りは全くアカンかったけど、下りはチョー最高だったわ。そこから性根を入れ替えて、11分台まで記録を上げたのは言うまでもない。(遠い目)
懐かしの ノリクラ 完了 1時間11分22秒 男子E17位(完走886人)/総合197位
たまには自転車ネタしとかにゃね@BE2
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