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鼡径ヘルニア(≒脱腸)

2012年09月04日 | 病院だより
月も替わり、運も変わったかどうか? 今年も残り4ヵ月を残すのみとなりました。
今年いいことが有った人も残念ながらなかった人もいい事が有ると信じて頑張っていきましょう。
人生悪い事ばっかりは無い?
カープを見て御覧なさい、この頃よく負けているのにまだ3位じゃないですか。
(といっても今日負けてヤクルトが勝つとやばいけど…)、どっこい今日は並みのルーキーじゃあない野村裕輔が踏ん張ってくれるはず、くれなくては、踏ん張ってチョーダイ。(最後はお願い)
しかし、爆笑問題ではなくて実際問題、投げる方よりも打つ方なんだけど。
たまに大勝するかと思えば次は3試合で2点じゃあ、どうにもなりまへん。
 今日から中日戦、相手のエラーは期待できないし(こっちはありうるけど)、あ~あ。

 閑話休題。
 鼡径(そけい)ヘルニアとは
  脚の付け根部分である鼡径部がふくれる主に男性の病気で、高齢の人や、肥満・力仕事などでお腹に強い力がかかる人に多い病気です。(図1)

  鼡径部は、お腹の壁の中で、最も弱い部分です。
お腹の筋肉が薄くなって出来た隙間から、腸などの内臓が皮膚の下まで飛び出るため、鼡径部のふくらみのみで気付かれることが多いですが、狭い隙間を腸が通るため、痛みを伴う場合もあります。(図2)

 腸が出たり入ったりすることで、ふくらみが現れたり消えたりしますが、自然経過で治癒することはありません。
放っておくと、①ふくらみがどんどん大きくなったり、②腸がはまり込んでしまう「嵌頓(かんとん)」を起こしたりします。
 嵌頓してしまった場合、強い痛みを伴いますし、数時間以内に嵌頓を解除しないと、血行障害により腸が壊死(えし)してしまい腸切除が必要になってしまいます。
そのため、鼡径ヘルニアがある方には、なるべく早めの手術をお勧めしております。
 鼡径ヘルニアの治療法
  基本的には手術で薄くなった筋肉の隙間を補強しなければなりません。
詳しくは外来でご説明いたしますので、お悩みの方は、お気軽に当院外科にご相談ください。
 本日の記事は、黒田外科医長でした。

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