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痔について

2007年06月22日 | 病院だより
 本日は痔について掲載致します。
痔は日本人の約3分の1の人が患っている病気です。痔は恥ずかしい事ではありません。
肛門の構造
 食事や排便といった生活習慣や加齢、妊娠、出産などによって誰でもかかるごく普通の病気なのです。
 痔を克服してより快適な生活を送るためにも、思い切って専門医(外科)に痔の治療法について相談しましょう。
 痔の種類
 主な痔には内痔核と外痔核があります。
内痔核は肛門の奥(歯状線の内側)の直腸から起こる痔で、直腸内の血管がうっ血していぼ状になった状態をいいます。
 通常、痛みはありませんが、排便時などに出血することがあります。
初期の段階では、自然に体の中に縮んで戻ったり、指で内部に押し戻したりすることができます。
症状が進行すると自然に戻らなくなったり、外に脱出したまま(脱肛)になったりします。
また、出血が続き貧血が進行することもあり、このような悪化した場合は、手術が必要となります。

 内痔核初期                     内痔核進行期
外痔核は、肛門周囲に血栓(血の塊)ができ、硬いいぼ状になった状態をいいます。出血することは少なく、かゆみや痛みを伴い、圧痛のある結節(こぶ)を触れます。血栓形成によって激しい疼痛を伴うことがあります。外痔核のみの場合は、温浴、座薬や軟膏などの外用薬、内服薬などの保存療法で治療することが可能です。
外痔核
 内痔核を伴うかんとん痔核の場合は、直腸内に痔核が残るので手術が必要になることがあります。
その他、固い便などの通過により肛門が裂けたり切れたりして起こる「裂肛(切れ痔)」や、便に潜む細菌から感染し、膿のトンネルができてしまう「痔ろう」があります。
 痔の悪化の原因
 肥満、便秘、下痢、排便時間が長い、暴飲暴食、アルコールや香辛料のとりすぎ、ストレス、座りっぱなしの生活、立ちっぱなしの生活、体の冷えが痔を悪化させると言われています。
これらを回避できれば、痔の悪化は防げる可能性があります。
 痔の種類
 痔の治療は初期のうちは比較的簡単ですが、恥ずかしがったり、癌の発見を恐れたりして診察を受けるのが遅れがちです。
その結果、病状が進行して初めて受診する人が少なくありません。
痔は進行すればするほど治療や治癒に時間がかかったりすることがあります。
痔の症状があらわれた場合は、自己判断をしないで、できるだけ早めに医師に相談してください。
痔の治療方法は症状に応じて様々ですが、最良の治療方法を選択していきましょう。
 執筆者ご紹介
 外科 古賀先生
 
 専門領域
 一般外科 呼吸器外科
 医師からのメッセージ
  明るく元気にがんばります!
  何でもお気軽にどうぞ。
<ハチドリの独り言>
今日のテーマは痔ですが奇しくもハチドリは先日痔ろうを発症しました。
体験談を書こうと思っても、なんせ後を向いた状態で処置をされますので何も分かりません。 
症状としては、排便後に拭くとき血が出ちゃいました。 洗浄便座ではありますが乾燥式ではないので拭かないといけないんです。
また事務職なので長い間座っていると晩方には尻が痛くなるという症状が続きました。
でこのままではまずいと思い、受診しました。 
処置をされた時は少々痛かったです。
しばらくの間、抗生物質を飲んでボラ〇ノールを挿入していました。
現時点では一応治りました。 が、今度再発したら手術、の可能性が大、と言われました。  
再発しないことを祈っている今日この頃です。

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