退会

フィットネスクラブの退会の手続きをしてきた。

１４年６ヶ月間、利用していた。

今思えば、とても長い間会員になっていたと思う。



運動は、まだまだ続けていたい。

幼稚園に入園する前から、

スポーツと接していた。

楽しさも、難しさもある。




現役を引退してから思うことは、

まだまだ努力が足りなかった。

でも、当時は、頑張っていた。

骨折していても、練習していた。

負けたくなかった。




手首が痛く、病院へ。

レントゲンを撮り、写真を見ると、

骨折部分の白い線がある。

医師に言った。

「骨折してても、してないと言ってください」と。

医師は、言ってくれた。

「骨折はしてない」と。




病院を後にして、そのまま部活へ。

痛い。痛すぎる。

どんな練習をしても、痛い。

ジッとしてても、痛い。

でも、負けたくなかった。



テーピングで、固定するが、全固定は出来ない。

通常の稼働域を確保するため。



痛みを和らげる方法は、

単に、思いっきり締め上げるだけ。



当然、手先の感覚が無くなる。

血色も変わる。

痺れを通り越すと、グローブをしている感じ。



そして、痛みになれるために、

その手首を叩く。押さえつける。

激痛が走るが、そのうち痛みも感じなくなる。

そして練習が始まる。



練習が終わると、氷水で冷やす。

冷たすぎて、痛い。

骨折で痛いのか、氷水で痛いのか分からない。



手首は当然のことながら、腫れ上がる。

湿布を貼って寝る。

翌日も、腫れている手首を、

テーピングで締め上げるところから始まる。



激痛との闘いは、３週間ぐらい続いただろうか。

その後は、普通に、痛い状態。

テーピングが必要で、痛い状態。

普通に痛いなんぞ、痛いうちに入らない。



関東大会優勝、インハイ３位、国体３位。

これでも、不満。

やっぱり、もっと運動の勉強が必要だった。



だから、今でも勉強している。

何の役にも立たないが勉強している。

何かを取り戻すために。