おばば院生,その後

主婦から40代で大学院入学・博士取得。非常勤日本語教師を掛け持ちしてきた凡人母院生。縁あって大学の先生に。

本を読む

2013-04-29 11:46:29 | Weblog
立花隆『天皇と東大』を読む。

日本の現状をつくってきたもの・つくっているものの姿に暗くなる。

若い人たちの中にはいい人材も多くいるのだから、なんとかならんもんなのだろうか。日本だけでなく隣国も。



と、考えながらも、眠気には勝てない春の休日。




昨日のワークショップでの熱気に触れて、初心に戻って少しずつでも自分のできる研究もどきを始めようと現状を知るべく本当に久々にジャーナル検索。

おお。MLJもLLも最新号 or 準最新号がフリー公開!さっそく気になる論文をダウンロードした。


Young, R. F. & Astarita, A. C. (2013). Practice theory in language learning. Language Learning, 63(Supplement 1), 171-189.



が、眠気には勝てない春の休日。



そういえば、そのワークショップについて何も書いてない。

「何が日本語教育を規定しているか」―日々の実践の背後にあって日本語教育・教室を規定しているものについて、3人の発表者が自身の行った分厚い記述の中から抽出したものを分析・検討しています。自分に引き付けて考えることが必要なワークショップです。問題意識を持っていない人には響かないかもしれません。本当はそういう人たちにこそ響いてほしいのだけれども。春季大会のパネルのプレとして行われたもので、このプレを経た本番の発表が楽しみ。発表者の各人がまた魅力的。(あ、司会者も。)

思考の切れ、心の切れ

2013-04-28 11:18:59 | Weblog
県内で持たれたワークショップ「<日本語教室を作ってきたもの>を考える」に行ってきました。


若い人たちの頭の切れ、そして心の切れに感服。


未来ってやっぱり明るいぞ。


子どもの仕送りが終わったら、若い人たちに職を譲らにゃあいかんと思う(それまで許してっ)。


日本もどんどん世代交代していけば、活力のある社会になるんだよ。


ってなことを思いながら、私は私のできることをしていこうと思った一日でした。



日本語教育はやはり奥が深くて面白い。


彼らの活躍する来月の学会も楽しみ。


みなさん、ほんとにありがとうございました。

だいがくのせんせいのしごと

2013-04-22 13:54:06 | Weblog
大学教員と言っても、私のようなものはかなり例外的だと思う。
大学の先生といえば、何よりまず研究者としての研究が仕事ではあるまいか。
私にそれだけを求められるとそれもつらいけれど(その能力ないよ)、それにしても日々多忙である。
土曜も日曜もない。
基本的に土日は休みだし(これからオープンキャンパスの時期に入るとそれもないが)、育児が終わったから、土日にスポーツ少年団のお世話とか子ども会の会合とかないけれど、
その代りにずーっと授業とか残してしまった事務仕事とか困った同僚からのクレームとか学生からの相談とか、で、頭も心も休めない。
来週中間発表があるのでゼミ生の指導やそのためのこっちの勉強も気にかかってかなわない。

能力を超えた非常勤増やした私も悪いし
いろいろ疲れもあるだろうし、

これはいかん、ということで、今日は家にいます(研究日)。
家にいても、でも、仕事しています。メールも電話も入ってくるし。

先週末、ママ会のときに「仕事しんどいよーやだよー」と言ったら、「給料もらってるんだからがまんして働きなさい」とおねえさんママに励まされた。


はい。。。


非常勤は楽だったなと思ったりもする。
もちろん、非常勤は大変だ。それは十分身にしみてわかっている。
でも、教えること・教えることを学ぶこと考えること以外に雑用がなかった。ように思う。雑用をしていても、それは本来自分のしなければならない仕事ではないという意識が私にはあった。
今は雑用もしなければならない仕事。
学校にいるとほとんど黙って座っている時間がない。
本来の仕事時間を確保するためには学校から離れているしかない。

甘えと言われたらそうだけど、
心の健康のために
とりあえず今日は形だけでも休みです。
でもやらなければならないことはやらなければならないのでやっぱり家で仕事しています。

あーしんど


以上、ぐちでした。
発散発散!

初心に戻って

2013-04-17 03:01:41 | Weblog
母がなくなったこと
娘っこが一緒に住んでいないこと

おそらく自分はしっかり自覚できていないと思う。


が、日々は過ぎ、新年度は昨年に輪をかけて非常に多忙。非常勤増やしたし、仕事増えたし。
目の前のことをしているだけで一日がびっちり詰まって過ぎていく。



そんなわけでいろいろな現実を自覚しなくても生きています。そしてこれは非常に楽。



で、最近、自分がほんとにおばかになっていることに驚かされます。
昔勉強したことがしっかり忘れられている。
生きていくうえで忘れることはとても大切なことですが、
仕事していくうえではこれではいけません。
でも、忘れてしまったものは仕方ないので、
あらためて初心に戻って勉強することにしました。

そういうこころがけでMLなどで送られてくる情報を見ると、あれもこれも面白そうな研修ばかり。
そんなわけで、今月末からは、一人暮らしをいいことに、けっこう忙しく飛び回ることになりそうです。
ついでにちゃっかり観光もできるし。

4月27日の山口大での実践研究についてのワークショップ。若い人たちの主催なので、以前なら引いていたけど、今はそこが面白そうに思える。
5月末は学会。かつて研究テーマにしていたけど能力不足で成就できなかったことが、研究が進められている。勉強勉強。
その翌週は長崎の研究集会。面白そうな発表・研究者の人たちが山盛り。ついでに美味しいものも多いよねー。
それから、隣県の非常勤先の女子大に、なんと、Yみぞ先生が赴任!!何か面白いことしてくださりそうで、わく。



何だろう、この心構えの変化。
年を取ったのか、親と切り離されたことで楽になったのか。