おばば院生,その後

主婦から40代で大学院入学・博士取得。非常勤日本語教師を掛け持ちしてきた凡人母院生。縁あって大学の先生に。

連休はなぜに疲れる

2011-09-26 11:36:03 | Weblog
かといえば、それは単身赴任のだんなが戻ってくるからだ。
かすがいの息子たちは巣立ってしまったし。
だんなは、なにもしない。してもらうのを当然と思っているので、朝、昼、晩、ついでに合間のコーヒーとうっとうしい。

だからって、「倉庫の古新聞とか車に積んどいて」と軽労働を頼んでも、一寸倉庫を覗いて「無理」。

なんが無理なんだ。わけわからん。

と言いたいが、それを言っても不毛なので、もくもくと自分でする。


育った時代と家庭環境のせいということにしておこう。
あるいは、18の私の見る目がなかったということにしておこう。(18で付き合い始めてそのままなのだ。)
あるいは、運が悪かったということで。

とはいえ、ちゃんと稼いでくるし、お子たちはよい子たちだし、よしよし。



仕事場にいるほうが落ち着く。。。
なぜにこうも連休が多いのだ。ばか。

せめてさわやかな写真でも。
平常心。平常心。

通信教育

2011-09-10 09:53:58 | Weblog
私を雇用することにした大学側の当初の目的は、通信制大学院に国外の学生を呼び込むために日本語教育に関連した授業を作っては、という議論からだった。ついでにその教員にこれから増やしていく予定の学内留学生の日本語科目もやらせちゃえ、ということで。

そんなわけで、前期は日本語教育科目の整備を中心に仕事。
そして後期は、いよいよ当初の雇用目的に取り掛かることに。
担当コマ数もぐんと減らしていただいて、いざ、来週から収録です。


しかし、来週から収録だというのに、内容が決められません。。。
本はたくさん読みました。
たくさんたくさん買いました。今も連日アマゾンから届いています。

進まない要因の一つは、
私の能力が大学院生向けの授業に値しないこと。
「大学院レベル」の授業だと思うとパニックになる。

ただ、ここで矛盾なのだが、実際の予想される聴講生の多くは日本語教育の専門ではない。
体育科学専門だったり、医療福祉専門だったり。(これが売りのコースなので)
その方たちに、言語習得論をたとえ専門的に説いても、?だろう。
第一、日本語教育に関係ない人にとって、専門的だろうと基礎的概要だろうと、全く益がないだろう。

では、どうするか。

専門的な授業ができない私と、
専門的な授業は理解できず、かつ益がない聞き手。
しかし曲りなりも「大学院」の授業(いかに大学院がかつての大学院とは違って大衆化していても、一応)。

当初、日本語教育能力検定試験対策みたいな概要説明をするものだと簡単に考えていたので、ここにきてはたと、いえ、はた、どころでなくてうずくまってしまった。

何を優先させればいいのだろう。

「大学院」らしいレベルの内容?(聞き手にゃ分かんないよ)
聞き手に役に立つ内容?(大学院レベルが保てないよ)


昔、日本語教育の大学院生だったころ、ちょうどその頃某女子大で「日本語表現法」を担当することになり、院の表現法の先生に授業をどうしたらよいかご相談した時、雑談で「学部の授業と院の授業でどう変えていらっしゃるか」と聞いたことがある。先生の返答は「同じレベルのことをしています」。学部にしても、院にしても、受講生はどちらも修辞学が初めての人たちなのでレベルを変える必要がない」とのことだった。院といっても習得論が専攻の人にとって修辞学はビギナーだったりする。

あまりレベルにこだわらなくてもいいのかもしれない。そのほうが現実的であろう。

となると、次は内容。
日本語教育能力検定対策的な内容ではこれまた日本語教育に携わろうとも考えていない聞き手には合わないだろう。

たとえば、「ことば」。論文レポートを書くにせよ、それぞれの職場での仕事にせよ、「ことば」は関係する。それを問い直し、感性を鋭くしてもらう様な内容。

たとえば、「社会」。留学生、研修生、こども、地域、日系社会。日本語教育を通してそうした「社会」について考えるきっかけを提供する内容。

そして、「文化」。身近でいて気付かない「文化」へ、これまた感性を鋭くしてもらえるような内容。


ここにきて、また、はたと立ち止まる。うずくまる。

内容はこれでよいとして、「深さ」はどうするか。

そもそもこんなに広い内容についての「深い」話などできないぞ。

「広く浅く」か、「狭く深く」か。

これと先の聞き手の専門性を並べて考えると、結果として、「広く浅く」になるのではないか。


以上、書きながら考えさせていただきました。
結論でましたので、日本語教育を通して「ことば・文化・社会そして人」への感性を鋭くすることを目標に「広く浅く」説いていくことにします。

あ、火曜日の収録までに美容室に行かなくては!これ大事。(ある先生によると、回が進むにつれて映像の中の講師の髪が伸びていったりひげが伸びていく様子が見られるのが面白いのだそうだ。ひげはあり得ないが。まさか、白くなっていったりとか。やだ。)



交通安全

2011-09-07 12:37:43 | Weblog
息子たちがようやく生活地へ戻りました。
青春18切符を使って、途中台風に阻まれながら、うちを出てから3泊4日でした。


さらに息子その2は、アパートの鍵を宅急便荷物の中に入れてしまっていたため、T市到着夜も友人の部屋に泊めてもらったそうで、4泊5日ではあった。。。おお。。。


その、なんとも心もとない息子その2が生活地に帰ってさっそくしたことは・・・



原付購入。




交通安全。



いよいよ忙しくなってきました。5月に応募した科研に落ちてしまいましたが、かえってよかったと、見栄でなく思います。
仕事、処理しきれん・・・。


昨日、久しぶりに学校へ行き、夏休みを終えてこちらに帰ってきた留学生たちに会う。
自然に「お帰り」という言葉が出てくる。

居場所があるとはほんとうにいいことだ。

がんばろう。