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三十路女子的物欲生活

自分のために購入したモノとその感想をつづるブログ。
買物はライフワークです。

あなただけの「似合う服」に出会うための骨格診断  山崎 真理子・著

2014-05-31 15:00:06 | 



あなただけの「似合う服」に出会うための骨格診断
山崎 真理子・著
1,512円(8%税込)




去年の9月ごろ、「骨格診断」なるものを知り、
ネットで情報収集をしたのだが
それを詳しく知るための本は出版されていなかった。


仕方がないので、実際に受けてみようと
もっとも安く診断してもらえる
銀座三越1Fデンマーク・ザ・ロイヤルカフェ内
Naomi・Place講座「骨格診断で変身を楽しむ」を受けたのだが、
この本はそこで講師をされていた山崎さんが書いた本。



当日、仕事を休んでまで
胸に期待を膨らませ、いそいそとおしゃれして出かけたのだが・・・
正直、その場の診断は
私はあまり納得できなかった。


講師の山崎さんは気さくで話しやすい方だったのだが
ズバズバと物を言うひとで
「あなたは難しいわね~」と散々言われた挙句、
かっちりめのジャケットを着せられては「あ~似合ってない」
フリフリのカットソーを当てられて「ダメね~」

最終的には、
私が「少し前までフリフリのラブリーな格好が好きでした」と言った
自己紹介の言葉に引きずられたのか
「なんか顔にはメンズっぽさがあるけど、重心は下だから“メンズ系ウェーブ”かしらね」
と診断された。

最後まで「肩幅はないほうよね?」と何度も聞かれ
そのたびに私は「いえ、普通にあります」と言ってもうなるばかりで、
セミナー後の食事を終える頃には
「うん、ウェーブだと思ったらそう見えてきた。あなた消極的な性格でしょ」
と勝手に性格まで決め付けられて
当日着ていた服装に「それはナチュラルの人が似合うもの。あなたが着るとだらしなく見える」
まで言われてしまった・・・


骨格診断について、少し調べて知識のある人ならわかるだろうが
骨格診断とは、からだの骨格・筋肉・脂肪のつき方から3タイプに分類して、
人の似合う「素材感・かたち」を導き出すもの。


すごく乱暴に説明すると、

■ストレート・・・筋肉のしっかりした質感がある、上重心のリッチな体型
■ウェーブ・・・脂肪のやわらかさが特徴の、下重心の女性らしい体型
■ナチュラル・・・からだのどこかに骨感を感じる、ワイルドな印象の体型

となるのだが、
ここからわかるように「ウェーブ」の人に「メンズ系」は相反するものであって
言われたほうは「どっちだよ!」と混乱してしまうのだ。


このセミナーでは8人が参加されていたので
ひとりの診断にかける時間はものの5分。
だから限界もあったんだろうけど、
私はいろいろダメだしされた挙句に
「あなたはフクザツだから改めて個人診断を受けて」と言われて
なんだかなぁ、といった感じだったのだ。


結局その後、彼女にもう一度じっくり診断してもらう気になれず
(このセミナーがランチ付き6,000円に対し、彼女の個人診断には3万円もかかる)
後日、別の人に診断しなおしてもらって
「ストレート」という結果を得た。
(このときは、あえて昔フリフリを着ていたことは言わなかった)



何が言いたかったかというと、
それくらい、骨格診断って難しいものなのです。

本を出すくらい熟練のアナリストであっても
事前のカウンセリングや個人的な感情で結果が変わってしまう。

そもそもたくさんいる人間をたったの3タイプに分類しようということ自体に
ムリがあるとも言えるし。


この山崎さんが書かれていた本にも、
「星座占いでしっくりこない人が手相占いでしっくりくることがあるように、
 骨格診断もビシッとハマる人もいれば、ハマらない人もいる」
と書かれていましたが、これはただの言い訳ではないかも。
この一文を読めただけでも、とりあえずこの本を買った意味はあったかな、と思った。



おそらく私は、この3タイプのどれかに
きっちり分類できない体格をしてるんだろう。

骨の太さや筋肉のつき方はストレートっぽい、
だけど重心は下でウエストの位置が低くそこはウェーブっぽい、
さらに言えば顔はエラが張っていて四角いめがねが似合う・・・
そういう目線で周りの人を見ていると、
きっちりこのタイプ!と判断できる人はむしろ少ない。うん。


それをわかった上で骨格診断を
“自分の似合う”を探すために活用するなら
全体をとりあえず読んで、自分のこの部分はこのタイプ、と判断し
パーツごとに魅力を生かす着こなしをすればいいので、
この本は役に立つといえるかも。

なぜなら、巷の骨格診断講座を受けても
とりあえずこの3つのどれかに必ず決められてしまい
自分の該当するタイプの詳しい説明しかもらえないから。

私も2回目の診断で「ストレート」と言われて納得したものの
その後、いろいろ着ていく中で
ウェーブの人にしか似合わないはずのものが似合っちゃったりしたので
1回目の「ウェーブ」診断もあながち間違いではなかったと思うに至ったし。



とりあえずこの本は、
「骨格診断って気になるけどどういうものか知りたい」
「骨格診断で自分のタイプは教えてもらったけど、実際の着こなしに落とし込めない」
っていう人向けかな~

本当に診断したいなら
必ず実際に見てもらわないとダメってこと!!
(そして納得できないならセカンドオピニオンを求めるのがおすすめ)





スタイルのある女は、脱・無難! 古泉洋子・著

2014-04-20 12:48:44 | 



「スタイルのある女は、脱・無難! 87 Fashion Tips」
講談社
古泉洋子・著
1,400円(税抜)



最近よく見るようになったおしゃれブログで
取り上げられていたこの本。

そのブロガーさんと、本の趣味がけっこう合うようなので
薦められているものを読むことも多いのだが、
この本もそのひとつ。



最初立ち読みしたときには、
著者のおすすめアイテムを並べているだけのように見えて
「これは私には必要ないな」と思って買わなかったんだけど、
しばらくたってからやっぱり気になり
また本屋に行って立ち読みして、
う~んやっぱり買おう!と思って買ったのです。


普段私は、スタイリスト本は
コーディネートや着こなし指南をしているものしか買わないと決めていて、
いくら大好きな大草直子さんや菊池京子さんの本でも
“偏愛アイテムご紹介本”は買ってないのです。

が!
この古泉さんの本は、
アイテム紹介を中心としながらも
ちゃんとテーマ立てて、そのテーマに沿ったものを紹介しており、
テーマの最初に見開きで紹介されている
そのテーマを立てた理由・考え方がかなり興味深かった。


その考え方をマネしてモノ選びをすれば、
人とは違う自分ならではのスタイルを作れそうな・・・
まさに「脱・無難!」なスタイルを築けそうに思ったのです。



そのテーマを元に、古泉さんが選んだモノは、
古泉さんに似合うモノ。

でも、そのテーマをマネして、私が選んだモノは、
間違いなく私に似合うモノ!



これからの買い物で、無駄買いをしないように、
じっくり読み込もう!と思った・・・のもつかの間。

まったく同じじゃないけど、
この本に触発されて
ベルトッツィのリネントートバッグや
MIZUKIのスターモチーフのダイヤネックレス、
スペルガのシルバースタッズスニーカーを
買ってしまったんだよね~アハハ!

ま、そっくりそのままマネしないで
自分により似合うモノを選んだという点で
多少は成長したと・・・思いたい。うん。。




パリジェンヌ流 モードなプチルール  米澤よう子 著

2014-03-24 14:02:47 | 



パリジェンヌ流 モードなプチルール
米澤よう子 著
1,260円(税込)





以前にも米澤よう子さんの本は2冊ほど買ったことがあるのだけど、
前回「着やせルール」的な本を買って
「(最初に買った本と大して言ってること変わらないから)もう次は買わなくていいな」
と思ったにもかかわらず
また買ってしまった。


なぜ買ってしまったかというと、
第1章にあった「横のラインをそろえる」というテクニックが
初めて見るものでとても新鮮だったから。

米澤さんの著書はこれまでにも数冊出ているが
けっこう内容がかぶっていることも多くて
「あぁ、前に見た見た」となりがちなんだけれど
この「横ラインをそろえる」っていうのはなかったかも・・・?と。



デコルテの開きをわきの下のラインにそろえたり、
まくり上げたシャツの袖をウエストのくびれにそろえたり、
持っているバッグの下辺をひざにそろえたり・・・

たしかにこうすることで、
全身にたくさん散らばったいくつもの要素が
全体的にすっきりまとまっているように見える。


また、全身を等分割にするのではなく、
広い面と狭い面に分けて、
無地は広い面積、柄物は狭い面積で取り入れる、とか。

首の開きを狭くしたときの
ネックレスとのバランス、
トップスとボトムスのバランスのとり方とか。


「こりゃ今さらでも使えそう!」と思って買って帰ったんだけど・・・


結果、第1章以外は取り立てて役に立つ内容はなく、
立ち読みだけでも良かったかなと。




目次を見た段階では、
「パリジェンヌのお買い物術」とか興味深かったんだけど
内容はただの絵本。
(パリジェンヌが買い物する様子が漫画になってるだけ)


本の紹介に
「不要なものを見極め、定番や小物使いでインナービューティも充実し、
劇的ランクアップの着こなし上手になる術を伝授」
とあったが、
どこにその要素があったんでしょうか??
これは看板に偽りありでしょ。


最近のファッション指南本はかなり進化していて
以前にこちらにも書いた、ファッションエディターの三尋木奈保さんの本などは
すぐにでもマネできる実用的かつ役に立つ内容が満載で、
他の人の本も基本的には
その人のファッションに対する考え方からテクニックを伝授するものが多いのだけど、
そういう本がたくさん出版されている中、
この「パリジェンヌ流 モードなプチルール」は
とっても中途半端だと言わざるを得ない。


米澤さんが初めてこのテの本を出した2008年ごろは
今みたいにスタイリスト本が乱立してもおらず
憧れ感のあるかわいいイラストで
ふわっとした内容の本であってももてはやされたのだろう。


いま、いろんなファッショニスタと呼ばれる人々が
ファッション指南本やお気に入りを集めた本などを出している中
そのブームに乗っかって「プチルール」という切り口で新刊を出したんだろうけど、
どうせ「ルール」と銘打つなら
もっとルールっぽく役に立つ内容を入れてほしかったなぁ。

(実際そうしようと思って企画されたけど
 出来上がってみたらルールが少なかったから
 タイトルに小さいフォントで“プチ”と入れることで
 なんとなく逃げてるのかも・・・と私は思ってしまった)



それに、これは私個人の好みの問題だが、
著者の米澤よう子さんがパリかぶれしすぎていて興ざめする。

パリにおしゃれな人が多いのもわかるし
憧れる気持ちもわかるけど、
日本に住んでいながら毎食フランス式の食事をしていることを
ブログにつづるのはどうかと思ってしまう。
(いやいや、日本人なら箸使おうよ!)

この人、本当はフランス人として生まれたかったんだろうな。
(そんなにフランスを貫きたいなら、移住しちゃえばいいのに)

なんだか必要以上にパリを持ち上げて、
自分が日本人であることを棚に置いているっていうか・・・
もっと日本人である自分を認めようよ!って思ってしまう。
(私はなんだかんだいって日本大好きなので)




純粋にパリが大好きでしょうがなくて
米澤さんのイラストが大好きでたまらない人には
ちょっと新しいタッチになった米澤さんのイラストを楽しめる新刊になってたのかもだけど、
特にファンでもなく
日々の実用的なファッションテクニックを求めている人には
物足りないのではないか?
と思ってしまいました。(米澤さん、ごめんなさい)





おしゃれ方程式 青木貴子・著

2014-02-23 12:32:44 | 


おしゃれ方程式  センスは「ある」ものではなく「磨く」もの
青木貴子・著
PHP研究所
1,260円(税込)




ここ1年以内に読んだファッション本のなかで、
かなり参考になったのがこれ。


とあるおしゃれブログの中で絶賛されていたので
本屋でチラッと立ち読みしたところ、
さわりの部分で引き込まれて
思わず買って熟読してしまいました。



“センスをもともと持っていなくても、磨けば大丈夫”
という姿勢は、同じくスタイリストの大草直子さんと同じなんだけど
なんだろう、書かれている目線が読み手に近くて
とても親しみを持って読み進められる。
(大草さんのは、いい意味で距離があるんだよね・・・)

例えばのコーディネートで使われている商品も
百貨店に入っているような現実的なブランドが多いのもいい。
(大草さんのは、やっぱ高いの買わないとダメなのかなと思わされることも・・・)


第2章「いまどきマストハヴアイテム」
第4章「黄金バランスとカラーの法則」あたりは
他のスタイリスト本でも語られてる内容とかぶるので
わたし的にはふつうかなぁと思ったんだけど、
“はじめに”のところの方程式や
第1章「着こなしの弱点がわかる10の問い」は
はっとさせられることも。


第3章「“脱・無難”なコーディネートのつくり方」
第7章「ファッション賢者のお買いもの術」
は、他のスタイリスト本で触れてるものも多いけど
より具体的で、わかりやすい。


そして特に心に残ったのが、
第8章「おしゃれなひとは生き方も素敵」のところ。

読むと、たしかにそうだよなぁと納得。
著者ご本人が、ファッションだけでなく
料理など多趣味だからこそ出てきたのかも。

表面だけ取り繕って、
「おしゃれ風」に見せることはできても、
中身から美しくならないと
本当におしゃれな人にはなれないんだよなぁ。


私も、自分らしい内面がにじみ出て
シンプルなのになんかこの人らしい、と思われるような
おしゃれな人になれるようにがんばろう!



物欲に翻弄されて、
次から次へと自転車操業的に買い物を続けるのは
まったく美しくないので、
私はそこから改善しないとな気が・・・(汗)



【送料無料】おしゃれ方程式 [ 青木貴子 ]

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価格:1,260円(税込、送料込)


似合う服が見つかる おしゃれ断食  葉山莉江・著

2014-02-16 14:41:59 | 



「似合う服が見つかる おしゃれ断食」
葉山莉江・著
KADOKAWA
1,260円(税込)



ここしばらくおしゃれ指南本を読み漁っている私。
スタイリスト本のうち、
興味ありそうなものはあらかた読み終わって
さて次は何を読むかな・・・と思っていたとき、
たまたま楽天ブックスの新刊で見つけました。



目次をざっと読んでいて、目に留まった言葉!

・洋服代が10分の1に激減
・月5万円買っても似合う服がない
・買い物をやめて理想のファッションを手に入れる
・服を買うからおしゃれになれない
・誰も教えてくれない服の買い方
・あなたが着まわしできない本当の理由
・本当に必要なものを見極めるコツ


なんか、今の私にとてもグサッとくる言葉ばかり!
さっそく買って、ワクワクしながら読み進めていった・・・
まではよかったのだが。

Chapter1を読み終わったところまではよかったんだけど、
Chapter2からは・・・う~ん、なんだかな??



著者の言いたいのは、
「自分のなりたい姿を明確にイメージして、
 それに合うものだけを手元に残せば
 今後は無駄なものは買わず、着まわしもできるようになる」
ということ。

それ自体には全面的に賛成だし、
そのとおり! と思うのだけど、
この本のChapter2でとてもページを割いて語られている
「なりたい姿イメージのつくり方」の部分が、
なんとも共感しがたく。。



というのも、
著者本人は独身(もちろん子どももいないの)だが、
本人のなりたいイメージ“目黒のセレブマダム”を思い込むことにより
初対面の人々に
「旦那さんは理解があっていいですね」
「お子さんは今日は預けてきたんですか?」
などと言われるようになってきたそう。

本人は、自分のセルフプロデュースがうまくいっている証拠だ、と
喜ばしいことのようにそれについて語っているのだが、
それってどうなんだろう・・・?


外からそう見えている、ってことは
そもそも既婚者に見えている著者に言い寄る男性なんていなくなりそうで
そうなっちゃったら本当になりたい「目黒マダム」には
一生なれないんじゃないかと。。

実を伴わない“仮想の自分”を演じていて
それで本当に満足なのか?
本当の意味で歩みたい人生を歩めるのか??


そしてこの人はどういう外見をしているのか気になって
著者本人のfacebookの写真を見て、またびっくり。

・・・老けてる!!

本人曰く、「私はとても写真写りが悪い」そうですが、
どう見ても50歳前後にしか見えない。。(実際は38歳)
写真写りがどうのというレベルでなく、
ヘアメイクが古い!(今どき弓なりのラインくっきり細眉)

たしかに、目黒辺りに住んでそうな
お金持ちのマダムには見えます。(子どもも2人くらいいそう)
でもねぇ。。



一応、根がまじめな私は
本の教えに従って、「夢リスト」なるものをつくろうと試みたのだが
何でもいいから(非現実的でもいいから)300個の夢を書き出せと言われても
100個を越える辺りから
「私のためにドラえもんがやってくる」
「一生かかっても使い切れないお金が転がり込んでくる」
とか、書いていて逆にむなしく(あほらしく)なってきたので
途中でやめてしまいました。



結論。
この本は(私にとっては)
目次がいちばんの盛り上がりだったってこと。


プロローグとChapter1は楽しく読めたけど、
Chapter2は共感できないし、
Chapter3は他のおしゃれ本でもさんざん書かれていることと同じだったため
新しい発見は特になかった。
(クローゼットの処分等については私は既に実践済み)


この手のおしゃれ本を一度も読んだことのない人や
本当に自分のおしゃれに自信がなくて
現時点で自分らしさの軸とか考えたこともない人なら
読む価値は大いにあると思います。

が!

ある程度いろんな人の本を読んでいて
自分なりの考え方が既に出来上がっている人には
あまりためにならないかも。。
立ち読みしてから、買うかどうか決めても遅くはない。



「おしゃれ断食」って響きはとってもいいのになぁ・・・
惜しい。