ウォーキング用イヤホン考 実用編 改訂 2
屁理屈編では、ウォーキングに適したワイヤレスイヤホンの条件を列挙した。周囲の音を聞く、耳穴をふさがない(足の音を響かせない)、それなりの音質、リーズナブルな価格という点で、下記 3 製品はそれぞれの方式でベストバイ。
・イヤーカフ型:SOUNDPEATS PearlClip Pro
本製品の価格は 7,280 円(購入時)と、2千円前後を守備範囲とする私からは高額商品であったが、その重責を十分果たしイヤーカフ型の王者として君臨するに至った。最大の特徴は音質がまともなこと。イヤーカフ型で音質にこだわるのであれば、このをお勧めする。ただし、欠点もある。タッチ操作の操作性がイマイチ。というか、出来の悪いタッチ式のイヤホンと同等。それでも使う価値がある。
・耳掛け型:Anker V20i
購入価格は 5,990 円と、前機種(Enhau S13)から 1,000 円アップしているが、価格差以上の音質を提供してくれる。その音質は若干ハイが伸びていないので好き嫌いが分かれるかもしれない。しかし、それ以外では耳掛け型とは思えない豊かな低音をはじめ、価格以上の満足を得られる。操作性に関してもタッチ式でありながら、ちゃんと操作確認音が出る仕様であり、また誤操作も起きにくいので、1 回タッチでの音量アップダウンを割り当ててもイライラすることはない。音質の補正、タッチ操作の変更のために同社のアプリを使うことをお勧めする。ケースに関しては、イヤーカフ型ケースのように小型ではないが、厚みがないのでそれほど邪魔にならない。バッテリー残量表示が LED1個だけと貧弱。なお、同価格帯の SOUNDPEATS Breezy も気になると思うので、比較レポートを参照いただきたい。
・オンイヤー(ネックバンド)型:SX998 (ディスコン)
分類は弦アリ耳掛け型だが、実際の耳の穴との関係は普通のオンイヤーヘッドホンと同じ形状なので別ジャンルと考えた方が良いだろう。音質は、若干ハイがおとなしめだが、十分に良い。難しいことを言わなければ普段の音楽鑑賞でも十分使える。しかし残念ながら「頭切れ」があること、面倒な操作性、装着とマスクの紐との相性の悪さ、冬は良いけど夏は暑苦しいなど、ウォーキング用途では欠点が多い。あと、形状が故に外部音が若干遮断され気味。ずっと控えに甘んじているが、たまに使ってみると素直な音質にホッとする。なお、ラジオ機能は田舎では感度が悪くて使い物にならない。というか、 radiko で聞くので不要なのだが。
尚、同一形状の製品はいくつかあり、評価も分かれている。その中の一部は形状的に同一 OEM 品のバリエーションのように思える。リモートワークの普及もあろうが、いまだにこのタイプのニーズが継続しているのは興味深い。
★ウォーキング時の実際の使い方★
厳冬期は主に Anker V20i を使用。なぜかというとニット帽をかぶるため。耳が帽子でおおわれるとイヤーカフでは圧力で位置がずれてしまうが、耳掛け型だとイヤーカフほどの影響を受けない。ニット帽をかぶらない季節では、より軽快な PearlClip Pro を使用する。SX998は、バックアップとして待機。
イヤホン初心者の頃、「スポーツ用イヤホン」と宣伝されていた、そこそこの価格の製品を購入したが、形状がカナル型のため「足の音」が響き使いものにならなかった。メーカーに見解を問い合わせたが、私のような意見は聞いたことも無いとのこと。( ゚Д゚)ハァ? 恐らくこの体験がウォーキング用イヤホン行脚の始まりだったように思う。さて、どこまで歩いていくのだろうか・・。
改訂履歴 2:耳掛け型イヤホンの更新。
改訂履歴 1:イヤーカフ型イヤホンの更新。その他、内容の大幅改定。
参考:過去試したイヤホンたち(上記以外)各レビューはココから探してください。
・イヤーカフ型:FGSF503、M47、YYK-Q92
・耳掛け型:Victor HA-NP50T、Enhau S13、Breezy
・オンイヤー(ネックバンド)型:Marathon
・インナーイヤー型:baK5、JVC HA-A8T、LBT-TWS11WH、TWS-1226
・カナル型:JVC HA-A10T-B、TWS i12
・その他:SONY LinkBuds、okcsc X12 Pro
・骨伝導型:HP-BC100N
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