物欲 日記

買ってきた モノ への、泣き、小言、妄想、言い訳など。
アニメなどの感想もあります。SINCE 2004年05月16日

もらい泣き

2023年04月03日 08時40分12秒 | 音楽

もらい泣き
 
坂本龍一氏が亡くなったと昨日からニュースが告げている。そういえば、つい最近、高橋幸宏氏が亡くなったばかりだ。幸宏氏が連れて行ったのかと思ってしまう。で、その幸宏氏の追悼番組「サラヴァ、高橋幸宏〜感謝を込めて音楽を」が先週の金曜日(3 / 31)に FM 東京で放送されたので、今朝ラジコで聞いた。あっ、司会が坂本美雨さんだ。放送は録音だろうけど、このタイミングで・・。
 
私の数少ない自慢話の中の一つに「YMO の武道館コンサートに行った」がある。1980 年の年末。実は自分でチケットを買ったのではなく、会社の先輩(男性)の誘いで行くことができた。真実は?だが、恐らく誘う相手から断られて、タナボタで私に回ってきたのだと思う。それは置いといて、当時の私は YMO のファンだったことは事実。ただしティンパンアレイもミカバンドも通過していない。YMO からのファンというか。その中で、私は教授でも細野氏でもなく、幸宏氏に注目していた。初オリジナルアルバムである「サラヴァ!」(1978 年)の LP を購入し、何回も聞いていた。感想としては「えっ、ドラムだけでなく歌もうまい!」。ファッションセンスも独特でカッコイイし、あこがれのお兄さん的な。

 
話は戻り、矢野顕子氏のお腹にいたころから幸宏氏と関わっていた坂本美雨さんにとっては、長年闘病にあったとはいえ、大好きな幸宏おじさんの追悼番組を担当することにはいろんな思いがあったことは容易に想像できる。そして番組のエンディングで、感極まったのであろう、嗚咽をこらえる声と沈黙が何秒も続いた。一瞬何が起きたかわからなかったが、あっ、美雨さん泣いているんだ。そうわかったときに、私も泣けたね。早朝ウォーキング中で周りに誰もいないってのもあって、涙がボロボロこぼれるままに。
 
美雨氏の父である坂本龍一氏の死去が 3 月 28 日で、さすがに 31 日生放送ってことは無いと思うから事前録音の放送と思う。とは言え、幸宏氏との思い出だけでなく、闘病中の自身の父への思いも重なったのであろう。
 
放送事故とも思える、あるいはパーソナリティとしてはあるまじき姿だと思うけど、ありのままが放送されることによって番組の内容以上の、美雨氏の思いが伝わってきて、私は良かったと思う。編集せずにいる東京FM の判断に感謝。坂本美雨さんや高橋幸宏氏のファンでなくとも、一聴に値するのではないでしょうか。放送後 1 週間(2023年04月04日 08:32まで)までなので、お早めに。幸宏氏への思いを語る懐かしい人々の声も聴けるよ。最後のお兄さんのコメントに、仲が良い兄弟だったことが良くわかります。
 
https://radiko.jp/#!/ts/FMT/20230331230000
 
 
 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿