分水神輿會

分水(この)町を愛する神輿馬鹿のつれづれ・・・

祝婚歌

2015年01月18日 17時44分19秒 | Weblog

ブログ最終日となりました。

昨日の新年会は役員の方々、大変お疲れさまでした。

新年会に出席して、おめでたい話しばかりでしたので最終日はこれを書かせていただいて次のアニーにバトンタッチしたいと思います。

結婚式の祝辞で聞いたことがある方もおられるかも知れませんがお許しを。

人生色々あるなかで、つまづくとよく思い出し何回か読み返します。

なかなか実行出来ませんが、いい詩ですので書かせてもらいます。

この詩には著作権が発生しません。

あしからず

それでは、ごきげんよう。

 

『 祝 婚 歌 』

しゅくこんか

吉野 弘 

 

 

二人が睦まじくいるためには

 

愚かでいるほうがいい

 

立派過ぎないほうがいい

 

立派過ぎることは

 

長持ちしないことだと

 

気づいているほうがいい

 

完璧をめざさないほうがいい

 

 

完璧なんて不自然なことだと

 

うそぶいているほうがいい

 

二人のうち どちらかが

 

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

 

互いに非難することがあっても

 

非難できる資格が自分にあったかどうか

 

あとで疑わしくなるほうがいい

 

正しいことを言うときは

 

少しひかえめにするほうがいい

 

正しいことを言うときは

 

相手を傷つけやすいものだと

 

気づいているほうがいい

 

立派でありたいとか

 

正しくありたいとかいう

 

無理な緊張には色目を使わず

 

ゆったりゆたかに

 

光を浴びているほうがいい

 

健康で風に吹かれながら

 

生きていることのなつかしさに

 

ふと胸が熱くなる

 

そんな日があってもいい

 

そしてなぜ 胸が熱くなるのか

 

黙っていてもふたりには

 

わかるのであってほしい

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする