【文京区労協】活動レポート

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第3回やすらぎコンサート

2007年04月04日 | 文化行事
 4月4日の夜、文京区民センターで第3回やすらぎコンサートを開きました。午後から夕方まで、どしゃ降りの雨の中、12名の方が参加して下さいました。
 この催しは、身近な方を亡くした悲しみや想い出をそれぞれに偲びながらも遺されたもの達が明日に向かって、また力強く生きるために開かれているものです。俗っぽく言うと文京区労協の「文化的法事」と言ってもいいかもしれません。
 3月27日、亡くなった植木等さんのお父上は寺の住職で昼にお経を唱え、夜に「インターナショナル」をくちずさみながら差別をなくす運動をされたそうです。


植木さんと同じ浄土真宗(親鸞上人)の仏具の一部を
家の仏壇からバッグに詰めて持ってきました

 先日、文京春闘学習会で「健康格差社会」をテーマに開いたとき生活保護を受けていた方の「福祉葬」というものを地域で相談活動をされてる方からお話を聞きました。それは死んでまでも差別されるという、たいへん悲しいお話しでした。
 区労協に関係ある方で、貧困のため、葬式が出せないようでしたら、このくらいの準備と読経ぐらいは大丈夫ですよ。遠慮なく連絡下さい。


今回は、初めに
お二人の方が親を亡くされたと言うこともあって
短いお経を上げさせていただきました
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…


お念仏のあとは
本日のメーンェベント柳真一郎さんのクラシックギター演奏

♪さくら変奏曲
♪アルハンブラ宮殿の想い出
♪千の風になって
♪鳥の歌
♪「プラテーロと私」よりLA・MUERTE(死)
♪森に夢見る


夢見ごこちから覚めた人も
みんなで感謝を込めて拍手喝采


地域の長老を代表して伊関さんの音頭で「献杯!」


読経も生演奏も終わり、会食タイム「これは美味い!」
今夜のお献立は
「本場長崎皿うどん」
「チラシ寿司」
「刻みたくあん入り特製生野菜サラダ」
「梅酢づけ」
「さきいか韓国風あえもの」
「イチゴ」「お菓子」
のフルコース


常連・青年劇場の湯本弘美さんに
「まぁ、一杯どうぞ」
とビールをすすめる柳真一郎さん


「それでは、このへんで一言」
と場を盛り上げる進行役の達人・昆副議長
(今回歌なし)


「前の日まで元気だったのに
1月9日区労協の旗開きの日
突然、亡くなりました」(享年89歳)
としみじみ語る山川さん


真剣な眼差しで父を語る松沢さん
「父は戦争体験の上に、生き残ったもののつとめとして
戦後、平和運動にかかわってきました」(享年88歳)


是非とも歌ってもらいたいと思った歌役者がいたんですが
都合がつかず私が柳真一郎さんのギター伴奏で
思いを込めて「千の風になって」を独唱


最後に、感謝を込めて
柳真一郎さんにお花のアレンジメントを進呈
こうして、真一郎さんと並んでみると
若いつもりでいた私も歳を感じますね
この催しが、今後も
どんどん発展していくといいですね


 人間というものは、いつも「死」と隣り合わせに生きていると言われています。だから、生きてる命を大切にしなければいけませんね。
 人は、生まれるときも、死ねときも、たった一人ですが、でも人の助けで生かさ れ、また死んでいくんですね。この夜も、人の情けと手助けで、この催しを無事 終えることができました。
 今日も生かされていることを喜び、明日の平和を願ってお開きとします。

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