あかね空（内野聖陽・中谷美紀出演映画）

中学の頃から山本周五郎の小説を読んでいた渋好みの
子供なので（笑）、周五郎の後を継ぐ人情小説家といわれている
（んだそうですね～今まで知らなかった）山本一力氏原作の
映画化ということで見てきました。
以前、朝の連続ドラマで見て内野聖陽さんのファンでもありましたし。

内野さんは一人二役で好演してました。
中谷さんも結婚前は可憐で、結婚後は肝っ玉母さんと
いう感じもして良かったのだけど・・
なんでかな～。子供役の人たちもそうなんだけど
言葉が現代のままというかな～。
江戸時代の人という雰囲気がしなかったんですよね。
（内野さんは昔の京都弁なので別として）
その辺にちょっと違和感を抱いてしまいました。

原作は図書館で借りられそうなので、近々読もうと思っていますが
本を読むといろいろわかるところがあるんだろうけど
どうしても長い話を駆け足でたどってるような気がしまって・・

当時は今より国内を行き来するのも難儀なことで
関東と関西も格差があって。特に京都の人たちは
江戸の人間を野蛮だとか忌み嫌うところがあった
みたいですから、そんな時代に永吉（内野）のように
京都で豆腐作りの修行をして、江戸に店を出しに来る
なんて人は稀有な存在だったのだと思います。

腰があって大きいのが江戸前のお豆腐。
小さくてやわらかいのが京のお豆腐。
そんな違いもあったんですね。（江戸の豆腐、今で言うと
四丁ぐらいをまるのままドンと売ってたみたい・・）
それと冷奴を一丁まるごと、何もかけずに
食べてるシーンが映ってたんですけどね。
何もかけずに食べてたのかな～とちょっとそこは不思議でした。