〈龍族たち〉と〈シュカローラ鬼神たち〉と〈持華鬼神たち〉と〈常楽鬼神たち〉と〈四天王たち〉が優勢の時には、
〈阿修羅ども〉を〈阿修羅宮〉までも追い詰める。
しかしその反対に
〈龍族たち〉と〈シュカローラ鬼神たち〉と〈持華鬼神たち〉と〈常楽鬼神たち〉と〈四天王たち〉が劣勢となると、
彼らはそれぞれの〈宮〉へは還ることなく
〈帝釈天〉の住まう〈善法講堂〉へと駆けつけ
〈帝釈天〉および〈忉利天の神々 . . . 本文を読む
〈龍族たち〉と〈シュカローラ鬼神たち〉が優勢の時には、
〈阿修羅ども〉を〈阿修羅宮〉までも追い詰める。
しかしその反対に
〈龍族たち〉と〈シュカローラ鬼神たち〉が劣勢となると、
彼らはそれぞれの〈宮〉へは還ることなく
〈持華鬼神たち〉の境界へと駆けつけ
こう告げるのだった。
『〈阿修羅ども〉は
〈すべての神々〉に戦さをけしかけようとしております。
我らはそれを止めようと応戦しておりましたが
. . . 本文を読む
その時
海の中の〈龍族たち〉は無数巨億の兵を挙げた。
手に手に矛を持ち、弓矢を執り、刀剣を握る。
宝の鎧を身に重ね、猛々しくも厳かに武装を整える。
そうして
逆賊たる〈阿修羅ども〉に戦さを仕掛けるのだった。
〈龍兵たち〉が優勢の時には、
〈阿修羅ども〉を〈阿修羅宮〉までも追い詰める。
しかしその反対に
〈龍族たち〉が劣勢となると、
彼らは〈龍宮〉へは還ることなく
〈シュカローラ(スクルーラ . . . 本文を読む
この〈阿修羅たち〉の様子を察知して
〈ナンダ龍王(ナンダ・幸せ)〉と
〈バツナンダ龍王(バッダーナンダ・喜びに満ちた)〉は
須弥山を七重に取り囲んでとぐろを巻き、締め上げた。
山々もその間の谷も
大きく揺れ、軋んで悲鳴を上げる。
この軋みによって
“かすかな雲”がどこまでも広がり、
“うっすらとした細かな雨”を降らせる。
また
〈龍王たち〉はその尾で大海原を打ち付け
“海水の波頭”は大きく噴 . . . 本文を読む
また
〈阿修羅王〉は〈シャマリ(戦闘)阿修羅〉を念じた。
〈シャマリ阿修羅〉はすぐさまこの念に応える。
“今、我らが〈阿修羅王〉さまが、我々〈シャマリ阿修羅〉を念じられた!
我らすみやかに軍(いくさ)の支度を整え、馳せ参じよう!”
そしてすぐに左右の臣下の者たちに武器を用意させ
自らは〈宝でできた戦車〉に乗り込んだ。
無数の阿修羅たちをその前後につき従えて
かの〈阿修羅王〉の前へと馳せ参じた . . . 本文を読む