今日もコトコト

小麦粉:バター:砂糖=3:2:1。

王道ミステリが1冊も無い。【小説】

2005年11月09日 00時11分09秒 | コトコトホビー
相変わらず本を読みふけってます。
感想を書こうかと思いつつ、あんまり深く考えないたちなのか文章が浮かびません。
何となく「面白かった」とか「微妙」とかは感じてますが。

ただ忘れていくだけなのも何なので列挙だけでもしていくかと思ったのですが、最近読んだ本のタイトルすら思い出せなくなってきてます。
(どんどん売っちゃってるし)
痴呆症にはまだ早いと思ってたんだがなぁ。

とりあえず最近1週間はこんなかんじだった(ハズ)。
※敬称略

むかし僕が死んだ家(東野圭吾)
 あらすじにある通り、本当に2人だけで話が進んでた。
 7割がた2人の会話シーンだけだった筈なのに、そうと感じない・飽きさせない手法は流石です。
 謎が解き明かされた時の驚きは薄かったけど。

黒い仏(殊能将之)
 後半、世界が一転したのは驚いた。SF系も大丈夫っちゃ大丈夫なんで受け入れられはしましたけど。
 賛否両論っていうのも納得ですね。
 ただ、わたしは前作(美濃牛)を読んでいないのでどちらとも言えません。

殺意の集う夜(西澤保彦)
 伏線の数が半端じゃないです。本当に最後の1文でオトシてます。
 なんとなく最後のオチが読めたのが残念でしたけど。たぶん似たようなオチの作品を他にも読んでたからだと思います。
 作者の他の作品に比べるとネタが濃い割りに内容が薄い気も。

老人たちの生活と推理(コリン・ホルト・ソーヤー 訳:中村有希)
 推理モノでは無いと思います。むしろ勘で犯人がわかりそう(笑)
 最後の真相の『現れ方』が意外でした。なんか成り行きでわかっちゃった、みたいな。
 ドキドキするような事もなかったですがそれなりに面白かったので、(シリーズ物の最初なので、)気が向いたら次も買うかも。


もっと読んでいると思うのですが、思い出せない……
ていうか結構書いてますね、感想。

UFO【ゲーム】

2005年10月11日 20時22分52秒 | コトコトホビー
プレイしたわけではなく思い出し記述です。
なのであんまり詳しく書けなかったり。

先週はずっと読書をしていたわけですが、そんな中の1冊がこちら。

 七回死んだ男(講談社)
  西澤保彦 著

あとがき中にて作者は「こんなのを書いてしまった」みたいな事を書かれていますが、面白かったです。
が、SFミステリとなっているけどコレ……推理してないですよね。
要所要所ではちゃんと推理(?)しているのですけど、主軸は同じ1日を9回繰り返して各場所で何が行われていたか、各個人が何をしていたか、を把握して解決へ導いてます。
(何故9回繰り返すのか興味を持たれた方は読んでみてください。面白いことは間違いないと思います)

これを読んで思い出したのが『UFO』ってゲームです。
その昔のゲームですけどね。なにしろPS(2じゃない)。
同じ1日を何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も……繰り返して目的を達成します。
時間の流れが遅くて動きが鈍いのでややダレテきますが、のんびりゲームが好きな人はそれなりに楽しめるんじゃないかと。
わたしはMoonの方が好きでしたけどね。
……って言って分かる人がどのくらいいるのだろうか。


ラブ。

ブランコのむこうで【小説】

2005年09月05日 20時49分37秒 | コトコトホビー
星新一、著。

星新一というと短編が思い浮かぶのですが、これは長編です。
でもそんなに長くはないですね。薄い……
1章1章が独立していると言ってもいいくらいなので、ある意味短編かも。
主人公が同じなだけで。

子どもが色んな夢の中を回るお話ですが、なんか中盤のインパクトが薄かった気がします。
こういう世界もあるんだよーっていうのを紹介して終わり、みたいな。
その中では「道」の夢が割りとお気に入りなのですが、主人公はそこまで興味を持たなかったみたいで。くすん。

終盤になると主人公に『忘れる事だけど、でも正しい事をしなければならない』的な気持ちが生まれている事は流石だな、と思いました。
教育図書になれるんじゃないですか?


星新一っていうと、ボッコちゃんを読んで純粋に怖いと思ったけど。

皇帝ペンギン【映画】

2005年08月21日 20時13分46秒 | コトコトホビー
見てきました。
ドキュメンタリーだなぁ……と。
普通の映画のように、起承転結があるようなストーリーではありません。尤もわたしはハリウッド映画とか好きでないんで別に良し。
ドキュメント好きやペンギン好きなら難なく見れるんではないかな。

感動しました。
自然の過酷さとか。
ペンギンの勇ましさとか。
命の誕生。それと同じだけの死。
交尾シーン艶かし過ぎ。
雛ペンギン可愛過ぎ。

気になったのは……
南極の皇帝ペンギンは雌の方が圧倒的に多いらしく、雄をめぐって争いが始まります。

叩きあい。どつきあい。
――雄は見ているしかない。


女の闘いには手を出すなって事ですかね。