私にとってイタリアと言えば、ヴィスコンティとオペラ。日常から離れたちょっと憂鬱で絢爛豪華たるヨーロッパ文明の象徴。年中遊んで暮らしているような国民ってイメージなのです。だから、ロトに熱狂までは理解しやすいけど、それで自殺・破産とは・・日本で言えばパチンコ破産の感覚かなぁ。それにしても、このベネチア53、素数じゃないですか?魔の数字なのかも、ベネチアと言うのも魔性の好みそうな街(マイフェイバリットの街でもあります)、イタリアを混乱させるため選ばれた数字か?それか、国民総生産の半分近く(?だったか、かなりの部分)が闇経済に流れると言う国だから、そのお金を闇から引き上げるために仕組まれてたデキレース?とかなんとか、あれこれ考えるのは楽しいけど、こうして事件が起きて注目を集めれば集めるほど、大衆は熱狂するもの、これ以上悲劇が起きないことを祈ります。
<宝くじ>伊で破産者や一家心中など悲惨な事件相次ぐ
<宝くじ>伊で破産者や一家心中など悲惨な事件相次ぐ
ビスコンティって大体、滅び行くものを悲しいほどに美しく描くのですよね。彼自身貴族だったそうです。
TBにも『山猫』とありますが、これはまさにイタリアの国家統一という時代背景で没落する名門貴族をバート・ランカスターが演じます。アラン・ドロンがガリバルディの通じて時流に乗ろうと。。。
ドイツものでは、『地獄に堕ちた勇者ども』だったかな。これはヒトラーの時代で、ナチに付け入られる名門工業家の悲劇を描きます。
見たくなって来ましたよ。
先のコメントにつけましたBLOGのURLがDOMAIN周りに不調で利用できず、リンク切れとなってしまいました。正しく作動するURLは、http://blog.livedoor.jp/sakaiy22/
ですので、こちらへの差し替えをお願いできれば、ありがたく存じます。
大変恐縮です。
コメントありがとうございます。
山猫のニュープリント、見逃してしまいました。
あの修復作業はイタリアの国家的な事業だったそうですね。
またどこかでやってくれたら、今度は絶対見ないといけないと思ってます。
家族の肖像にも出ていた、バートランカスターですが、
ハリウッドでは西部劇などでのマッチョ役のイメージが強くて、
エレガントな貴族とは程遠く思えましたが、
ヴィスコンティ映画では、歴史に翻弄され、
滅びと老いを見つめる貴族そのもの。
それを見抜いたヴィスコンティの慧眼に感服します。
地獄に・・は、大好きなヘルムト・バーガー、一世一代のはまり役、何度も見ました。
URLのこと、わざわざありがとうございます、
承知いたしました。
そうそう、ヴィスコンティ家の前には、
ヴィスコンティ家だけのためのお花屋さんが
あったそうですね・・・