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 6 FACES

ブランドコンサルティング会社@南青山の社長ブログ

頼もしきかな!理系女子

2011-04-25 21:12:18 | 学生

先週の土曜日(4/23)に、独立行政法人理化学研究所(埼玉県和光市)の一般公開に行ってきました。
当日は断続的な強い雨に見舞われましたが、予想以上の人出でちょっとびっくりしました。
(わたしは初めての訪問でしたが、毎年こんなにたくさんの人が訪れる人気スポットなら、
事業仕訳も楽々クリアでしょうね)

しかも、老若男女、ベビーカーを押した若い夫婦や小学生とおぼしき親子連れなど
「理化学研究」というやや硬派のイメージとの不一致感が逆に新鮮でもありました。

特に嬉しい発見だったのが、学校帰りの女子高校生が友達と連れ立って楽しそうに
見学していることでした。
もちろん、制服姿の男子高校生もたくさん来ていましたが、
元気いっぱいの女子高校生が新時代の理系女子として、
科学分野で活躍していこうとする姿がとっても眩しかったのです。
真剣な眼差しと物おじしない態度、そして明るさ!

理研(理化学研究所)の一般公開は年に1度、1日だけだそうですが、
広い敷地に専門領域の研究施設が配置されており、とても1日では見切れません。
わたしは見学先を脳科学センターのみに絞っていましたが、それでも約2.0時間を要しました。

内容的には、小学生でも体験できるようなものばかりでしたが、
ひとたび説明を求めると担当の研究員さんが、それはそれは丁寧に
(難しいことも易しく)解説してくださいました。
日常的に最先端の研究に携わっている研究者から直接話が聞けるのは何とも贅沢な話です。
多額の税金を投じて研究を推進している機関ですから、国民への説明責任があるのはもちろんですが、
特に若い世代に科学への興味・関心を醸成するうえで、とても意味のある活動だと思います。

それにしても、わたし自身ここまでの人生はバリバリの文系でした。
父が流体力学の専門家であったのに、わたしには理系のセンスはまったくなし…。
高校での物理や化学は苦痛でしかなく、できることなら一生関わりたくない、
と思っていたほどです。

しかし人生も後半となり、
これまで「食べず嫌い」でいたものをひとつひとつ試してみようと思うようになりました。
まず手始めに「理系」への接近をはじめてみたわけです。
もし、わたしが子どもの時にこのようなイベントに出会って触発されていたら、
今頃は違う職業に就いていたかもしれません。

強い雨のあとで初夏を思わせる陽が差し込んだこの日、頼もしき理系女子たちの笑顔が印象的でした。

学生に戻る秋の夜長

2010-11-03 20:38:46 | 学生
先週末に、WBS松田ゼミのOB会がありました。
早稲田大学の松田修一先生の研究室から巣立った新旧の修了生
が年に一度、10月末に先生を囲む会を開いています。

いつも大隈会館で行われるのですが
今年は趣向を変えて、
OBが役員を務める専門商社のオフィスのラウンジをお借り
して実現しました。
これが、大成功! さながらホームパーティのような居心地の良さ。

ちょっと肌寒い屋外のテラスには、きりたんぽ鍋がクツクツと煮え、
はふはふと頬張りながら、ワイン片手に
「お仕事、いかがですかあ」なんて お互いの近況報告。

アメリカ赴任から帰っていらした製薬会社の方や
新潟でホームセンターを経営する同期生、
中国出身で先端医療を研究するお医者さま…
などなど、時間を忘れて、
いろんな人たちと笑顔で話し込んでしまいました。

気がつけば、みんな笑顔で話しています。
誰もみな、ビジネス環境は厳しく、
それぞれの立場や職務で奮闘しているであろう日々…。

でも今夜は、笑顔でいいでしょう!

松田先生の厳しい指導のもと、
あの苦しい2年間を乗り切ったという共通の経験があるからこそ
知らず知らず、ほっと笑顔になってしまうのでしょう。

また、来年お会いしましょう! みなさん、どうぞお元気で!

フランスへ赴任する友へ

2010-10-31 16:27:59 | 学生
先日、WBSで同期だった若い友人が渡仏することになり、
壮行会がありました。

友人は洋酒メーカーで商品開発を担当していますが、
このたび念願かなって、フランスのコニャック村の関係会社で
修行を積むことになったそうです。

とにかく勉強熱心⇔ちょっといい加減
情熱的でポジティブ⇔他者への気配りと繊細な神経
はちゃめちゃな行動力⇔熟慮と戦略的思考

これほど二律背反した要素を併せ持ち、
いつも笑顔で軽々と(いや、軽々そうに)乗り切ってしまう、
なんとも痛快な日本男児です。

わたしよりも20近くも年下なのですが、
こんな人物にはなかなかお目にかかれません。

きっと、フランスから帰ってくるときには
さらに大きくなっていることでしょう。

壮行会は神宮前の「Restaurant I」で行われましたが
これは、彼のたっての希望だったそうです。

   http://www.restaurant-i.jp/

若くして渡仏し日本人最年少の28歳でミシュラン1つ☆
を獲得した松嶋啓介シェフの日本初のお店。
なるほど、今回の壮行会にこれほどふさわしいお店はないかもしれません。

「僕は日本を元気にしたい。みなさんもぜひ!」と頼もしい言葉を残し
旅立っていく友と、クリエイティブでおいしいお料理に、
たくさんのエネルギーをもらった秋の夜でした。


知らないことこそ、宝物

2010-09-19 21:33:24 | 学生
先月のことになってしまいますが、(社)日本家政学会被服心理学部会の先生からお招きをいただき、夏季セミナーで講演させていただきました。 
内容は「新ブランド開発のためのマーケティングリサーチ」です。 
学生諸君ならまだしも、専門家の諸先生方を前にお話させていただくなど めったにあることではないので、珍しく緊張しました…。

と、いいつつ、あれやこれやとお話するうちに、あっという間に予定の90分間が過ぎてしまいました。先生方、最後までお聞きいただき、ありがとうございました。

「被服」と「ファッション」、言葉としてみると 似ても似つかぬ感じですが、ファッションという移ろい易い「現象」を人間の「心理」と絡めて学究的なアプローチをされているのは、なんとも興味深いことです。 
講演用の原稿を書いていたら、いつしか「学生」の顔に切り替わっておりました。

またひとつ、『知らなかったもの』みーつけた!